公開日
2019/09/30

【vol.9】ワンちゃんと楽しむ ディスクドッグコラム

ディスクドッグとは、人が投げたフライングディスクをワンちゃんが追いかけ、空中でキャッチすることにより得られるポイントを競うドッグスポーツです。
今回は、夏から秋へと季節が移りゆくときに気をつけたい事や楽しみ方に触れてみましょう。
また、ディスクドッグの上級者はどんな楽しみ方をしているのかもお話ししたいと思います。

ディスクドッグの季節がやってきた!(秋編)

ディスクドッグはどんな季節でも楽しめるドッグスポーツです。

前回まで、暑さ対策を中心としたお話をさせていただきました。季節は移って秋到来、ディスクドッグがますます元気になり、我々も各地で美味しい特産品に出会えるなど、楽しみも増えてくる最高の季節です。とは言え、秋にもいくつか気をつけたいことがありますので、そんな話をポツポツさせていただこうと思います。

夏から秋への気候の変化に対処しましょう

ここでは、夏場から初秋にかけて、気候の変化に伴う愛犬のコンディションに注意を払いましょう。

朝晩と日中の気温差に注意

真夏から比べれば、朝晩の気温もすっかり落ち着き、心地よい風を感じる機会が増えてきました。朝の散歩をしていても、明らかに心地よい季節の到来を感じますよね。

ただし、まだまだ日中の気温は夏日の基準を超える日も多く、激しい運動を伴うディスクドッグを楽しむには、気をつけなくてはなりません。ディスクを全力疾走で追いかけ、高くジャンプしてキャッチする愛犬たちの負担は思いの外、大きいものです。訓練されてきた愛犬たちでさえ、突然の運動量増加には負担を感じているものなのです。

私達投げ手の気持ち良さだけで急激に愛犬に多数のエントリーを科すのはあまりお奨めではありません。気候も徐々に運動に適した状態に移行していきますので、愛犬の体調変化に気を配りながらエントリー数等も調整していくと良いでしょう。

意外なのが、盛夏よりも気温が落ち着いてくるこの時期の方が蚊などの虫さされが多くなることが挙げられます。我々が暑すぎると感じているときは、彼らの活動も実は鈍いので、気持ち良く感じるこれからの時期が要注意なのです。

虫刺されにも注意

一日中、アウトドアで楽しむディスクドッグをはじめとするドックスポーツにはつきものの虫刺され。時には愛犬への感染症の原因となることも有るので、蚊取り線香を焚くなど、虫除け対策も行なうことをお奨めします。

大会会場によっては、蚊だけで無く、ブヨやアブなど厄介な虫が出ることもあります。私は、この夏からブヨに効くという虫除けの線香を試してみましたが、普通の蚊取り線香よりも煙が多く出るように感じましたので、製品によって特徴があるようですね。駐車時に換気のためにゲートを少し空けた状態で使用する場合も有ると思いますが、使う環境も考えてチョイスした方がベターなのでしょうね。

美味しいものがいっぱい

大会を巡って各地を転戦するときの楽しみに、その季節、その土地ならではの美味しい食べ物との遭遇があります。私は特にグルメではありませんし、食へのこだわりがあるわけでもないのですが、それでもやはり食欲が増してくる季節。せっかくなので、現地で旬の特産品などを食べてみたいものです。

季節の果物

夏から秋にかけては果物が美味しいですよね。

私は梨が好物なのですが、そろそろ旬は過ぎようとしているかな。果物には品種も色々あるので、各地で旬の果物を探してみるのも楽しいですよね。

毎年、大会を開催している“サラダパークぬまた”という会場があるのですが、ここは果実園が隣接しているので、競技の合間にちょっと果物を試食しに…なんて楽しみ方も出来る会場で、私は大好きです。今シーズンも10月に開催予定があるので、是非行ってみてください。このシーズンは群馬のおいしいリンゴがたくさん有りますよ。

現地情報

今は、流通がしっかりしているので、全国どこの食べ物でも大概は手に入れることができます。それでも、現地ならではの旬の食材は、やはり現地情報が役立つことが多いようです。海鮮ものなど、特に鮮度がおいしさに直結するものなどは、現地で聞くのも良い方法です。地元で評判のお店など、ネットでの情報収集もできますし、大会へ出かける前から訪ねるお店に狙いを付けている参加者も多いと聞きます。どうせ遠くまで遠征するなら、その旅を丸ごと楽しまなくちゃ損ですからね。

上級者クラスで楽しむには

もう、このクラスになると、年間通してランキングを追いかけ、日本一決定戦のジャパンカップを狙うチームが殆どですし、大会参加数も多く、全国各地を飛び回る方々も多いので、私がしゃしゃり出る幕もありませんね。でも、どんな楽しみ方をしているのか、ざっとですが、挙げてみたいと思います。

競技は真剣勝負

基礎をしっかりと身につけ、愛犬とのコンビネーションも出来ているチームが殆どです。だからといって、気後れすることはありません。ディスクドッグをスポーツとして捉え、競技に真剣に取り組む姿勢があれば、誰でも辿り着く場所ですから。

ここでは、愛犬とのプレーにある程度のスタイルが出来ていることが特徴的でしょうか。大会を転戦していると、顔を合わせる機会も多くなるので、大概のチームの特徴は分かってきます。各チームの皆さんも、自分たちのスタイルにこだわり、ベストプレーをすることに集中して参加します。競技レベルも高くなるので、上位にいくのは困難ですが、それだけに競技としての面白さも増してきます。他チームのことよりも先ず自分たちがベストプレーをすることで、初めて競えるレベルに到達すると考えるのが妥当でしょう。それだけに、競技そのものに向き合う姿勢は皆さん真剣です。特に自分と愛犬のコンディション作りには長けている方が多いので、会場でベテラン勢を観察?してみるのも参考になることが見つかると思います。

観戦も楽しむ

このクラスの方々は、ディスクドッグ競技に対する目も肥えています。参加クラスに限らず、他チームのプレーを観戦するのも大好きです。それを自分なりに分析したり、アドバイスをしたりしてくれる方も少なくないようです。

ディスクドッグ競技そのものや、大会会場に慣れ始めた方なら、思い切って有名どころのチームに話しかけて、アドバイスをもらっちゃうのも大会参加が益々楽しくなる一つの手かも知れませんよ。

ベテラン勢通しでは、それこそ応援もしますし、野次?も飛ばすし、そこはお互いに気心知れた仲、大いに大会を楽しむ光景を目にします。

交流も盛ん

ディスクドッグを愛して止まない人たちがこのクラス。愛犬と競技をすることは勿論、同じスポーツを楽しむ仲間との交流も大好きな方が多いです。競技の合間はもちろんのこと、遠征先では、競技後に食事を共にしたり、勝者に乾杯!という口実の宴会に興じたりと、仲間とディスクドッグネタの話しで盛り上がっているのを良く目にします。(というより私も参加しているのですが…)

リラックスしてディスクドッグをはじめとする共通の話題で楽しみながら大会参加することで、余分な緊張も解け、日頃練習してきた成果を出し切ることが出来ているのかも知れませんね。

不思議な縁

少々プライベートな話題をひとつ失礼したいと思います。

先日、私の愛犬JOKER(ボーダーコリー・♂・12歳61日)が虹の橋を渡りました。彼が亡くなった週末のNDA朝霧高原大会で私と愛犬JETERとのペアで久しぶりにスーパークラス優勝を飾ることが出来ました。

私はこれで4頭目の愛犬を天国に見送ったのですが、愛犬が亡くなった後の大会で好成績を収めることが出来る不思議な縁を感じます。それは、偶然なのかも知れませんが、“オレの分まで、お前達が頑張ってくれよ”とでも愛犬通しでバトンタッチでもしているのではないかと私は感じています。

JOKERは、私が初めて自分で飼った犬(JACKEY)の孫で、生まれた時はその生まれ変わりだ!と思うほどそっくりの顔立ちで、それはそれは嬉しかったです。

JACKEYは勇猛果敢で当時のディスクドッグとしては優秀で日本代表にまでなった子でしたが、スピードがなかったため、孫のJOKERには“走れるJACKEYを作る”という使命を私は科したのです。

そして、走力重視で育て上げた結果、1歳過ぎには初優勝でき、その後は当時の日本チャンピオンの望月フライとも競えるポイントを挙げられるほどに成長を遂げたのでした。

しかし、雄の成長過程に有りがちなこととして、体が育つ過程にメンタルとのバランスの崩れがでて、徐々にキャッチ率が落ちていきました。キャッチ出来ないことが増えると、本犬も悩みだし、更にタイミングがおかしな事になってしまいました。

それでも、私はJOKERとのゲームが大好きだったのは、全く悪びれずに全力で楽しげに走る姿が有ったからです。失敗した後も“ダメでした~~”と笑って全力で戻ってくるのです。

その姿に“下手くそ~~!!”と罵声を浴びせながらロングスローを投げる、それをまたJOKERが全力疾走で追いかける、そのスタイルが私の性に合っていた気がします。

彼のキャリアハイは、1Rハイスコア:40P 1R+2Rハイスコア:78P トータルハイスコア:98P 

それとBINGO!の初代チャンピオン! そんな戦績を残してくれました。

少し臆病だけど虚勢を張って、甘えたいのに強がりで、家庭の中では一番の暴れん坊の問題児でした。「ありがとう、JOKER。お前は最高に面白い奴だった。」

最後に

今回は、これからディスクドッグの本格シーズンを迎えるにあたり、注意することや楽しみ方などに触れてみました。

また、愛犬との別れに不思議な縁があることにも触れさせていただきましたが、これもディスクドッグを続けてきたからこそのエピソード。 皆さんそれぞれに愛犬との深い絆を持っていらっしゃると思いますが、彼らとの限られた時間を思いっきり楽しんで素敵な想い出をたくさん作りたいものですね。