公開日
2019/10/24
更新日
2019/10/28

【vol.10】ワンちゃんと楽しむ ディスクドッグコラム

ディスクドッグとは、人が投げたフライングディスクをワンちゃんが追いかけ、空中でキャッチすることにより得られるポイントを競うドッグスポーツです。
今回は、心地よい秋へ季節が移りゆくときに気をつけたい事に触れてみます。
また、ディスクドッグの楽しみ方で、少し見方を変えてワンちゃんの血縁関係による盛り上がりを見せるグループなどにも触れてみたいと思います。

秋に考慮したいこと

ディスクドッグはどんな季節でも楽しめるドッグスポーツです。

やっと秋めいて、気持ちの良い季節になってきましたが、涼しくなるからこそ、気をつけたい事も出てきます。そのような清々しい季節でも、気候の変化に伴う愛犬のコンディションには細心の注意を払いましょう。

◎ストレッチを充分に行なう

10月も半ばになり、すっかり気温も落ち着いてきました。日中にはまだ25℃を上回る夏日もチラホラありますが、すっかり落ち着いてきた感があります。

ただし、残暑を引きずった時期から急に涼しくなるこの季節、ワンちゃんの体が対応しきれない光景を良く目にするのも、またこの季節です。

サマーシーズンから充分に体を作ってきたチームはそうでもありませんが、ワンちゃんの体をディスクドッグに戻す調整が遅れているチームは、特に注意が必要だと思います。

また、人も朝の冷え込みを侮ってウォーミングアップを怠ると、思わぬ体のトラブルを招きかねないので注意が必要です。

基本は、人も犬も十分なストレッチを行なうこと。ストレッチは急激に腱や筋肉を伸ばすことは避け、ゆっくりと伸ばすように心掛けます。せっかくストレッチするのに急に伸ばす行為で傷つけたりしてしまったら、元も子もありません。ゆっくりと鼻から深く息を吸って、口からゆっくりと時間をかけて息を吐き尽くす、いわゆる腹式呼吸をしながら行なうことをお奨めします。

血縁もモチベーションのひとつ

大会を巡って各地を転戦するときの楽しみのひとつ、と言うかモチベーションとなることの一つにワンちゃんの血縁関係があったりします。親子、兄弟姉妹、その他諸々…

血縁の近しいワンちゃん達の活躍に刺激されて、自分たちも頑張ろう!と思う方々も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな事例を拾いながら、大会の楽しみ方の一つとして紹介してみたいと思います。

我が家の歴代ワンコたち(全てボーダーコリー)

私のディスクドッグ歴は1996年からなので、丸々23年目に突入しています。これまで7頭の愛犬たちと出会い、そのうち4頭を見送りましたので、それぞれの血縁を数えると相当数の兄弟姉妹・親戚がディスクドッグ界に存在しています。

左からBRAVO!、JOKER、BUNGY!、BINGO!

BINGO! (♀ 2000.11-2016.12)

歴代の中でも、いちばん丈夫で長持ち?だったタフで強かった子です。もともとは、始めに飼っていたJACKEYのお嫁さんとして迎えたのですが、それどころではなく、ディスク命の根っからのアスリートドッグでした。コート外でも規格外の暴れん坊で、数々の逸話があるのですが、ここでは伏せておきましょう。

兄弟は全て男の子で、ディスクドッグ競技ではレイスター・ソゼ君が居ました。パ-トナーは現在もJFAで日本一を争うほどの活躍を続ける三本君。彼には先住犬としてカイザー・ソゼ君が居たのですが、この子も実はBINGO!のお兄ちゃん、同じ組合せの前腹(同じ組合せの両親で、先に生まれた子)でした。

彼ら2頭の活躍は、当時の私には少なからず高いモチベーションとなっていたのは間違い有りません。お陰で、自分たちもディスクドッグの頂点を争うまでにチームに育つことが出来たのです。

BRAVO!(♂ 2001.9-2018.2)

JACKEYの息子で6頭兄弟の次男坊。母親は、ディスクドッグの先輩犬のSEALAちゃん。飼い主の金納さんとは、それ以来のご親戚の仲です。未だに各地の大会でご一緒して盛り上がっています。

兄弟は全員がディスクドッグとして大会に参加していました。通称“J隊”という団体名を作り、大会会場に幟を立てて楽しんだものです。DORADA、ゆき、LATTE、MIU、ALOHA♪、みんな可愛くて大会でも毎年誕生会と称して集合しながら大いに楽しめた兄弟達でした。

晩年は、ベテランズクラスに皆で参加したりと、兄弟がみんな長生きだったため、とても長く大勢で楽しめました。この同胎の子達が巡り合わせてくれた仲間は本当に素晴らしい仲間になりました。

また、従姉妹にはJFA、NDAの2大団体をかつて席巻したプッチクリ軍団が居て、生涯競い合う関係でとても高いモチベーションになりました。

JOKER(♂ 2007.7-2019.9)

J隊の三女ゆきの息子、JOKERの孫にあたります。同胎は4頭、アーチ、もも、TERRA。この子達もJ隊の第2世代として未だに大会で楽しんでいます。

先日も12歳のお誕生会をしようと計画していたのですが、JOKERは残念ながら直前に天に召されてしまいました。それでも、JOKERの分まで楽しもうとTERRAとこまりちゃんに誘ってもらい、私もペア大会に参加させてもらいました。

胸が熱くなるラウンドを楽しませていただきました。暖かい仲間の気持ちに感謝でした。

BUNGY!(♀ 2006.4- 現在13歳)

古くからのディスクドッグ仲間の大谷君から譲り受けた子です。彼の愛称“ちっぷっぷ”一族の血を引く子で、母親のいであの兄弟ハックルがJOKERの父親なので、JOKERの従姉妹でもあります。

同胎のデール、シャオも大会に参加していましたが、所属団体が別だったので、会える回数は少なかったかな。それでも、元気に活躍する便りにはほっこりとした気持ちになったし、年に1回キャンプで集合したりして楽しんだものです。

JETER(♂ 2013.11- 現在5歳)

この子も古くからのディスクドッグ仲間の笠原君から面白事情があって譲り受けた子です。同胎で大会で活躍するのは、その面白事情の主役の鳥海君(何と、私と高校の同級生)のみずなとが親元に残したエレナが居ます。特にみずなとは、毎大会のようにご一緒して、決勝に残る残らないでしのぎを削るほど競い合って楽しんでいます。

お陰様で今では、我が家のエースとして活躍してくれています。父親は沼津のブリーダー“ROYALFIELD”さんのベン君で秀逸な血統として、こども達がディスクドッグやアジリティー界で活躍しています。

KID(♂ 2014.5- 現在5歳)

我が家の癒やし担当で、前述の“ROYALFIELD”から譲り受けました。ロイヤルの菅沼さんとは、私がJACKEYとディスクドッグを始めたばかりの頃からマルタン君と日本ランキングを競い合っていたご縁があり、未だに私のことをJACKEYと呼ぶ数少ない方の一人です。KIDの同胎には関西圏のドン“西の魂”こと関川さんのところのOracionが居ます。

雄・雌の違いはあるものの、とても似た性格と行動で、お互いの笑い話のネタには常に登場する癒やし系。それでも、たまに決勝に行くほどのポテンシャル或いは運は持っているので、大会を和やかに盛り上げています。

盛り上がっている兄弟犬グループ

レムリア一族(ボーダーコリー)

いま、会場で一番盛り上がりを見せる血縁関係でしょうか。父犬レムリアは言わずと知れたジャパンカップチャンピオン多田朱利君の愛犬。その血を引くこども達が大会公式戦(上位クラス)を席巻し始めています。

現在は伊東由樹さんと空海、高倉知也君と陽那が兄弟をリードしている感じ。既に最上位クラスのスーパークラスでも決勝に進出するほどの活躍を見せています。

RONRON一族(ボーダーコリー)

大会を盛り上げてくれている岡本家と松村家のこども達ですので、それはもう集まったときは賑やかです。兄弟を牽引するのはRigelが飛び抜けた感じがありますね。パートナーは昨シーズンのレディースクラス年間ランキング1位、今季からスーパークラスに殴り込みをかけている髙橋里奈ちゃん、今年のレディースでは小向瑠依ちゃん。

投げ手もわんちゃんも若さが炸裂した感じで、参加する大会では常に盛り上がるゲームを見せて、同胎子達にも少なからず良い刺激になっているようです。

ホイコーロー(ウェルシュコーギー・ペンブローク)

ドギーズクラスで席巻するのがこの兄弟達かな。大ベテラン芹澤さんのホイップのこども達。残念なことにポイントリーダーだった芹澤家のスウィートが今年の夏に急逝してしまいましたが、カスタードが頑張っています。

その他、加島家のむつ、川部家の杏仁、南家のタルラとドギーズ界を牽引している一大勢力となっています。

ウィペット軍団

今現在、NDAでウィペットの活躍があるのは、深谷、谷端の2大血縁でしょうか。近年はやや深谷軍団の活躍が目立っていますが、歴史を顧みると谷端軍団の活躍も目を見張るものがあります。

その活躍有ってか、最近はウィペットでの参戦も増えてきているので、血縁での盛り上がりも勿論ですが、ボーダーコリー以外の活躍ということでの注目度は高いと言ってもいいでしょう。

最後に

今回は、ディスクドッグの本格シーズン到来での注意点に触れ、怪我なく楽しんでいただく事を促しました。また、これまでと少々見方を変えた楽しみ方にも触れてみました。ディスクドッグを続けいると、その楽しみ方もどんどんと広がりをみせてくれるものですね。

今年は晩夏の暑さのせいで台風の襲来がまだまだ心配ですが、細心の注意を払いながら、愛犬と元気にフィールドを駆け回っていただき、ラグビーワールドカップまでとは行かないまでも、列島に感動を与えていただきたいと願うばかりです。