公開日
2018/05/01
更新日
2018/05/17

犬と保健所と愛護センター

わが家のポーちゃんが亡くなったとき、保健所に電話を入れました。毎年の狂犬病の予防接種のことが頭にあったからです。その保健所と動物愛護センターとはどうちがうのでしょうか。調べてみました。

保健所ってどんな所?

「保健所=動物の殺処分をする所」と思っている人がいますが、それは昔のイメージです。2018年現在の保健所の仕事に「保護(引き取り)動物の殺処分」はありません。それを担っているのは動物愛護センターです。往々にして「保健所は怖い所」、「愛護センターは楽園」と思われがちですが、殺処分施設があるのは動物愛護センターです。

保健所とは各市町村にあり、主に収容犬の情報や里親募集はしますが、それ以上のこと(犬のケアや訓練、譲渡会など)はしません。
保護されている動物たちは、一定期間保護すると、各都道府県にある動物愛護センターに移されます。保健所は犬を引き取りや捕獲はしますが、そこでは処分はできません。各県の動物管理センターに輸送されてからとなります。保健所でも収容期間を延ばして譲渡をする所は増えています。
人間の予防を主な目的としている保健所なので、動物愛護センターのように犬ばかりの業務に携わっている時間がありません。保健所の業務はゆりかごから墓場までと多種多彩なのです。

動物愛護センターってどんな所?

動物愛護センターとは、各都道府県にある動物保護施設です。こちらでは、保健所から移送されてきた動物たちを一定期間保護したのち、期間を過ぎた動物たちを処分する施設でもあります。飼い主不明の動物を7日間は収容します。負傷していたらその7日の間に治療を受けさせ、その後は希望者を対象に、講習会を実施したうえで譲渡したりもします。

今の現状

全国の保健所、動物愛護センターの現状として、1日でも早く元の飼い主に戻せるように、新しい飼い主が見つかるようにと、期間延長をしている施設が増えてきています。施設にも人、場所の限界があり、やむなく動物愛護センターへ移送し、殺処分するのが現状です。
また保健所では大ない小なり収容設備はあっても処分施設は持っていないので、通常は県単位にある動物愛護センターに収容します。
大きい市などは独自で動物愛護センターを持っていて、収容施設や処分施設も整っています。保健所も動物愛護センターもどちらも管轄は「厚生労働省」です。