公開日
2018/06/25

あふれる情報の真実とは?「⾷の安心・安全」について考えてみる

愛犬の体づくりは食生活から。だからこそ私達は「安全な食品」や「食の健康情報」に高い関心を持っています。そして社会では、「〜に含まれる成分◯◯は体にいい」など、食に関する様々な情報が飛び交っています。どれが正しくてどれが嘘なのか、自分で見極め正しく読み解く必要があります。
そこで、今回は皆様に知ってもらいたい、「食の安心・安全」な知識をお届けします。

犬は自分でご飯を選べません

自分の友人や恋人、子供達へ手作りの料理や手作りのおやつをあげる機会って多いですよね。
おかずを買う場合でも、栄養価や添加物にも気を付けて購入していますよね。
でも、ワンちゃんは話す事ができず、嫌いな物は「食べない」との意思表示しかできません。

そして人間と同じように、ワンちゃんにも適した食材や栄養素が必要なはずです。
ワンちゃんは「家族」。最近はそう思い一緒に生活している方が大多数だと思います。私もその一人です。

しかしワンちゃんのごはんも毎食手作りできれば良いですが、やはり負担は大きいです。
そこで、飼い主が与える「ドッグフード」や「おやつ」に対して、本当に少しずつでも良いので勉強し、家族に幸せな時間・空間を与えてくれるワンちゃんを、病気にかからず健康で長生きできるようにしてあげたいですね。

ネットが普及した今、人間同様に犬の食に関する情報はたくさん溢れています。
しかし、それが正しい情報なのかはわかりません。
そこで、皆様に知ってもらいたい、「食の安心・安全」な知識をお届けいたします。

商品の裏面から読み取ろう

「原産国:日本」の落とし穴

ドッグフードやおやつに「原産国:日本」とか記載されていますよね。

この意味は、ドッグフードやおやつが最終加工工程がどこの国で加工されたかを示します。原材料がすべて国産とは分かりません。
なぜならば、ほぼ出来上がった輸入原材を大袋で輸入し、最終工程の「焼成工程」「レトルト殺菌」「乾燥工程」「他の素材と組み合わせ1つの製品」にするなど加工(実質的な変化)を及ぼした製品は「原産国:日本」と表記されるからです。原産国=日本=安全とは言い切れません。

原材料表示の真実

実際に売られている商品のドッグフードを見てみましょう。
もちろん原産国は日本。その横の「原材料」の欄を見てみましょう。

何と原材料名の後に(〇〇県産)などと書かれています。
すべて国産原料(それもすべての生産者〈メーカー〉が明らかになっている!)
これこそが安全・安心・顔の見える関係ではないでしょうか。

一般的なドッグフードの原材料欄に例えば「フィッシュミール」「ビーフパウダー」「チーズパウダー」などと記載されていますが、原材料に使われている添加物についての表示は任意になっており、ほぼ記載されている事はありません。これでは安全・安心とはちょっと思えませんね。

補足ですが、2009年に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)という法律が施行された事により、ペットフードのパッケージに記載されなければいけない項目や、危険な添加物や汚染物質の含有量が規制されるようになり、違反した場合には罰金が科されることになりました。
添加物についても製造時に使用したものは全て表示が義務化されるようになりましたし、ペットフード安全法ができてから原材料や添加物について大分透明性が増してきています。
しかし人間(用)の「食品衛生法」には遠く及ばないのが現状です。

不要な添加物が入っている?

私が思う不要な添加物は「甘味料」「着色料」「増粘安定剤」「発色剤」「保存料」等です。

ワンちゃんの食いつきが増したり、見た目がきれいに製造できる為に使われています。
人間用にも保存料・発色剤無添加と堂々と安全性を謳う食品を多く見受けますよね。
また、ビタミンやミネラルにつきましては、原料の穀物原料等にも微量に含まれますが、別途きちんと含んでいるペットフードを与えた方が安心できて良いかと考えています。

食べさせたいと思う「ごはん」

私は仕事柄、食肉処理場に足を運びます。
朝から処理が始まり、お昼過ぎには大きなトラックがやってきて、人間用には用を足さない牛や豚の部位を引き取っていきます。
そのような残渣は高圧熱処理され、油分やミールなどに製造され、家畜やペットフードの原料、畑などの肥料として再利用されるのです。
確かに処理する前は「食品」ですが、その食品の安全性は確保されていないように思います。その扱いは到底、人間が食べるような処理・保存方法ではありません。

私はこれらが決して悪いとは思っていません。牛や豚、鶏を処理するにあたり、必ず発生し処理(有効利用)しなければいけないからです。
逆に環境汚染などを考えると有難いシステムなのかもしれません。
しかし、私は原材料に至るまで素性を公開し製品として販売しているような「安心・安全なドッグフード」を食べさせたいと思います。そう、人間も美味しく食べられる原材料を使用したものです。
皆さん、一括表示を見る癖、理解できる知識を持ちましょう。

ただ単に横文字(カタカナ・アルファベット表記)だから添加物だ、と考えるのではなく、「その添加物が何の為に使われているのか?」と疑問に思うことが大切です。
売り場で聞いても良いですし、メーカーに問い合わせるのも賛成です。
ワンちゃんの健康維持の為であれば良いですが、製品の過剰な品質維持の為や付加価値の為であればNGだと思います。

最後に

人間用の原材料でこだわって作ったペットフードは高くて買えない!と良く聞きます。
小型犬であればドックフードの約2kg/月が平均で消費されますが、その費用は「お父さんが外で飲んでくる飲み代1回分より安い!」って、私の家族にはよく言われます(笑)
それでワンちゃんが健康でいてくれれば安いものです。