公開日
2018/09/22

リーダーとなる飼い主さんを決めよう!

犬は生活をしていくうえで、自分のリーダーとなる人を決める性質があります。犬同士の群れで生活をしていた頃には犬の中からリーダーを選んでいましたが、人と暮らしている現在では飼い主さんがリーダー的存在となります。
そこで今回は、犬にとってリーダーとはどのような存在なのかを紹介していきます。

ワンちゃんが主従関係を作る理由(もともと群れで生活していた動物)

犬は現在のように人と共に生活をするようになる前は、犬だけで群れを作って生活をしていました。
群れを一つにまとめていくには自然とリーダー的存在が必要となりますので、群れのなかには必ずリーダー的な立場の犬が存在していたと言われています。
但し、このリーダーは群れのメンバーを支配下におくというものではなく、常に群れの先頭に立ち外敵が襲ってこないか気を配りメンバーを守る立場にありました。

頼もしいリーダーが居ることで、メンバーは安心して暮らすことが出来ましたので、リーダーはメンバーから信頼をされ尊敬される立場にあり、そのリーダーにメンバーは自然と従うようになりました。
それが犬の中での主従関係になります。
現在でも犬の本能のなかにはその考えが残っていますので、信頼がおけて尊敬出来る相手に従う性質を持っています。

家庭犬でのリーダーは飼い主さん

家庭犬として生活している犬にとって、リーダーは飼い主さんになります。言い方を変えると、飼い主さんが尊敬されるリーダーにならないと、犬と生活していくうえで次のような不具合が出てきてしまいます。

  • 飼い主さんの言う事を聞かず、しつけのトレーニングが思うようにすすまない
  • 自分の立場が理解出来ず(誰に従うべきなのか、自分がリーダーであるのか)情緒が不安定になってしまう
  • 自分をリーダーだと勘違いし、家族を守ろうと常に意識を集中しているので気が休まらず神経質になる

犬との間に主従関係は必要ないという意見もあります。確かに完全服従させるような意味での主従関係は必要ないかもしれませんが、犬と共に生活をしていくなかで、命を守っていくには従ってもらわなければならない場面もたくさんあります。
犬は賢い動物ですので、誰の言うことでも簡単に聞く訳ではありません。きちんと必要なしつけをして従わせていくには、飼い主さんがしっかりと犬と信頼関係を築いて、尊敬されるリーダーになる必要があるのです。

主従関係を正しく確立する方法とは

愛犬との主従関係を確立する基本は、「生活は犬のペースではなく飼い主さんのペースで行う」ことです。
つまり、散歩に出掛ける時間・食事やおやつを与える時間・遊びを開始するタイミング、これら全てにおいて主導権を飼い主さんが握る必要があります。
いくら可愛いからといって、犬の要求に応えて対応していると正しい主従関係を築くことは出来ません。散歩に出掛ける時間に手が離せないようであれば、犬にどれだけ要求されても待たせておくべきです。
その代わり、おとなしく待っていることが出来た時には、「よく待てたね」ときちんと褒めてあげることが大切です。
飼い主さんが常に毅然とした態度で行動をしていれば、犬はワガママをいっても無駄だと学習しますので、飼い主さんの生活ペースにきちんと付いてくるようになります。

主従関係を確立するうえでの注意点(暴力や怒鳴るなどの行為は絶対NG!)

主従関係を確立するうえで、注意をして欲しい点があります。

力で抑え付けるのはNG

先にも紹介してきたように、犬との主従関係は服従とは違いますので、力で無理矢理抑え付けて言うことを聞かせたり、大きな声で怒鳴って恐れさせたりするのではなく、信頼関係を築くことが一番肝心です。

毅然とした態度で接する

力で抑え付けたり大声で怒鳴ったりする必要はありませんが、全く叱ることをしてはいけないということではありません。
悪いことをしたり、して欲しくない行動をしたりする時には、犬の目を見て毅然とした態度で叱ります。
甘やかす時にはたっぷり甘えさせてあげて、しつけの時には厳しく接するなど、ケジメとメリハリが大切です。

コミュニケーションをしっかりと取る

信頼関係を築くには、日々のコミュニケーションを取るのが大切です。
一緒に遊ぶ時間が取れない時でも、話しかけてあげたりブラッシングをしたりするなど、日々犬と接する時間をきちんと取るようにしてください。

上下関係が正しく確立されているかチェックする方法

主従関係に繋がる犬との上下関係が確立されているのかどうかは、次の4つをチェックしてみてください。

  • 名前を呼んだらすぐにくるか
  • 犬の身体のどこでも嫌がらずに触らせるか(特に足の先や顔周り)
  • 飼い主さんの出す指示に従えるか
  • 問題行動をしないか(破壊行動・咬む行為など)

チェックの方法は他にもありますが、この4つがクリア出来ていれば正しく上下関係は確立されていると判断して問題ないと思われます。
ここで注意して欲しい点は、問題行動についてです。他の3つは常に問題なくクリア出来ているのに、時々問題行動を起こす犬がいます。その時には、上下関係が確立されているか否かよりも、何故その問題行動を起こしてしまうのか、犬の気持ちになって考えそれを解決していく方が先になります。

犬を飼う前にリーダーとなる飼い主さんを家族の中から1人決めましょう!

犬が家族の中から誰をリーダーと認識するのかは、犬が決めることなのでこちらから指定することは残念ながら出来ません。
ただ、犬は人の行動をよく見ていますので、家族の中では誰が最も上の立場に居るのかを理解する本能を持っています。その人を一番のリーダーと決めたら、その次はこの人、などと犬なりに順番を付けると言われています。
ここで大事なのは、犬に対する接し方やしつけ方法が家族間で統一されていないと、犬が混乱してしまうということです。これらは犬を飼う前に家族間できちんと話し合いをしておき、飼い始めた後に犬への対応について家族間で意見が割れて決めかねた時には、誰が主導権を取るのかなども決めておくと、犬がリーダーを見極める時にもそれを察知して迷わなくなります。

まとめ

犬にとってリーダーとはどのような存在なのか、犬との主従関係とはどのようなものなのかを紹介してきました。
犬は自分を守ってくれるリーダーを決めると、その人の言う事に従い、その人に守られていると感じながら心穏やかに生活をしていくことが出来ますので、犬との信頼関係を構築して尊敬されるリーダーになるようにしてください。