公開日
2018/09/27
更新日
2018/10/04

人間とどう違う?…知っておきたいワンちゃんの「冠婚葬祭」事情【婚編】

人の一生に大きく関わる「冠婚葬祭」。私たちが必ず通る道ですね。そして空前のペット―ブームと言われる現在、家族と同じようにワンちゃんの冠婚葬祭を考える方も多いようです。そこで人間とワンちゃんの冠婚葬祭事情についてまとめてみました。今回は「婚」にフォーカスします。

そもそも「冠婚葬祭」とは何でしょうか?

この言葉は、人間が生まれてから死ぬまで、および死んだ後に家族や親族の間で行われる行事全般のことを指しています。「冠」は成人式、「婚」は結婚式、「葬」はお葬式、「祭」は法事を示しています。私たち人間にとってはどれも生活に深くに関わってくるものですが、そもそも年の取り方が人間とは違うワンちゃんには、「冠」の部分は必要なさそうです。ワンちゃんで20歳なら、成人より長寿のお祝いですね!

ワンちゃんと一緒に結婚をお祝いしたい時には

近年は、大切なワンちゃんと一緒に結婚をお祝いしたいという要望に応えて、ワンちゃん連れの結婚式や披露宴も増えているようです。(結婚式場探しサイト「マイナビウエディング」に掲載されている式場の中では、犬を連れて行くことができるのは12.1%)また披露宴だけではなく、前撮りの写真にワンちゃんも一緒に収まる例も多いとか。実際、式に出席したり写真撮影に臨んだりするワンちゃん用のかわいい礼服もたくさん売っていますよね。
挙式や披露宴にワンちゃんを同伴させたいと思ったら、まずはOKしてくれる式場を選ぶことです。列席している方の中にはワンちゃんの苦手な方もいらっしゃるかもしれませんし、衛生上の問題もありますので、式場によってはワンちゃんの入場不可能な場合もあります。OKの式場でも、ワンちゃんに最低限のしつけが施されていることが条件になるでしょう。また、長い時間がかかりますので、参列者のどなたかにワンちゃんのお世話を頼んでおいたり、ペットシッターを依頼したりしておく必要があります。マナーを守った上で、大切なワンちゃんと一緒に晴れの門出を迎えましょうね!
人間の結婚式で、ワンちゃんを使った演出を行うこともあります。一緒での写真撮影が多いようですが、挙式の時にバージンロードを一緒に歩いたり、バスケットなどに入った結婚指輪をくわえて新郎新婦のもとへ運ぶ「リングドッグ」の役をこなしたりするワンちゃんも。これはもちろん事前の訓練が必要になるものの、一生の思い出となるのは間違いないでしょうね。

ワンちゃん自身の「結婚」って?

ワンちゃんにとっての「婚」は、概ね「交配」を意味します。メスのワンちゃんは、大体1歳を過ぎたころから妊娠の可能な体になり、その後は年に二回発情期を迎えることになりますので、交配を考えるなら1歳を過ぎてからということになります。

ワンちゃんの交配について

ワンちゃんが成長してくると、「血のつながった子犬も家族に迎えたい」と思う方もいらっしゃるでしょう。その時はどうすればいいでしょうか?

交配相手を探す

交配には、知人同士や雑誌などで見つけた相手と行う場合とペットショップ、ブリーダー、獣医師などに依頼するという方法があります。ブリーダーさんの団体が立ち上げた、交配犬紹介サイトなどもあるようです。ご自分の状況に合わせて相手を選ぶとよいでしょう。

契約書を交わす

個人にしろブリーダーを介したにしろ、交配にはさまざまなトラブルの発生が考えられます。人間でも、妊娠出産の課程では予期せぬことがたくさん起こりますよね。交配には必ず相手があることですから、幸せな気持ちで子犬を迎えるためにも必ず事前に取り決めを交わしましょう。ここでは、行政書士さんが推奨する「交配契約書」の作成ポイントについてご紹介します。

1.ワクチン接種の有無

基本的に交配前にはワクチン接種を済ませておくのが原則です。交配時や出産時の感染を防ぐためです。

2.衛生状況のチェック

交配を行う場所が清潔かどうか、相手について詳しく知るためにも、必ずチェックしておきましょう。

3.交配料と支払方法

交配後の清算については、「子返し」と「交配料」の2種類の方法があります。「子返し」というのは、生まれた子犬のうち何頭かをオス側に渡すという方法ですが、交配前の取り決めと実際に生まれた子犬の頭数や雄雌などが食い違うことが多々あり、トラブルの原因になりがちです。のちにもめないためにも、「交配料」による清算をおすすめします。交配料については、オスによってさまざまなランクがあります。やはりショーのチャンピオン犬などは高いようですが、一般的には1~10万円ほどが相場、平均的には3万円ぐらいと考えておけば良いでしょう。

4.けがの治療費

交配時にどちらかのワンちゃんがけがを負うことも考えられます。どういう状況でどちらが治療費を負担するかなど、決めておいた方が無難です。

5.預かり日数延長の際の費用について

交配には、当初予定していたより長い日数を要することもあります。延長分の食事などの費用について、どちらが負担するか打ち合わせておくべきでしょう。

6.妊娠しなかった時、相性が悪かった時の対応

交配しても妊娠に至らなかったり、そもそも相性が悪くて交配できない場合も考えて、その場合の交配料や費用をどうするのか、次回の交配の時に料金を割り引きするのかなど決めておきます。

7.交配の立ち会い、撮影について

交配を行う場合には立会人が必要になります。また、ビデオやカメラで状況を記録しておくことも大切ですので、誰が行うのかはっきりさせておきます。

8.交配の期間と回数

そのままですが、交配の期間と回数を事前に決めておいたほうがいいでしょう。

9.食事について

特定の餌しか与えていないなどの事情があることもありますので、食事に関する取り決めをきちんとしておいた方が良いでしょう。

10.緊急連絡先

もしもの脱走、体調不良に備えて複数の連絡先を交換しましょう。

11.権利関係をはっきりさせておく

複数の子犬が産まれた場合の所有権、どちらが子犬の選択権を持つか。かなりの多頭だったり奇形の子犬が産まれたりした時にどうするかなど、考えられる限りの条件についての権利関係は、交配前にはっきりしておいた方が良いです。トラブルになるのは、予期せぬ悪い出来事にまつわるものが多いので…。

12.飼い主登録、ワクチンの接種はどちらが行うか

犬の場合は人間と異なり、複数頭生まれてきます。
事前にどちらが引き取るのかを決めておくことでトラブルを防げます。

まとめ

いかがでしょうか?ワンちゃんの「婚」には、いろんな準備が必要ですね。とはいえ、かわいい子犬の誕生はうれしいことですし、ましてや家族の一員として暮らしてきたワンちゃんがお腹を痛めた結果であれば、喜びもひとしおでしょう!親子ワンちゃんを加え、一層にぎやかに過ごせると良いですね。