「虹の橋」は人と動物をつなぐメッセージ〜いつかまた逢える〜

雑学

「虹の橋」という詩を聞いたことはありますか?犬や猫などのペットと暮らす飼い主さんにとって、大切な家族を失うことはとても辛く悲しいことです。
でも虹の橋で待っている愛犬のためにも落ち込まないで「また逢えるその日まで元気でいてね」という人と動物をつなぐメッセージ虹の橋についてお話しします。

虹の橋とは?

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「虹の橋」という詩をご存知ですか?犬や猫などのペットと暮らす飼い主さんは、どこかで一度は聞いたことがあるかもしれません。

「虹の橋」は、海外で作られた作者不詳の詩として、インターネット上で全世界に広がっています。詩が作られた正確な時期もまた不明とされています。中には文章を変えて派生しているものもありますが、どの詩も「人間と動物達を繋ぐメッセージ」であることは共通しています。今回は日本で拡散された3つの虹の橋にまつわる詩をご紹介します。

①「虹の橋」Rainbows Bridge Poem

最初にご紹介するのは、世界中で多くの感動を与えている「虹の橋」です。大切な家族であるワンちゃんを亡くしたことのある人は、この詩を読むと、涙が止まらなくなってしまうかもしれませんが、それだけ、ワンちゃんを愛していた、可愛がっていた、毎日を共に過ごしたというしるしともいえるでしょう。

愛犬を失ったペットロスの悲しみや心の癒しのために「虹の橋」が紹介されることが多いですが、虹の橋のたもとで愛犬が待っていることや悲しいだけじゃなくまた必ず逢える。こう前向きに感じることのできるきっかけになるかもしれません。

この詩を読むと、目の前に愛犬の笑顔や元気な姿、楽しかった思い出が浮かんでくるかもしれません。

いつか橋のたもとの草原で、再会できることを願って。

「Rainbows Bridge Poem(虹の橋)」

Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.
When an animal dies that has been especially close to someone here,
that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends
so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine,
and our friends are warm and comfortable.

天国にたどり着く少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
動物達が、特別な誰かと共に過ごしていたこの世を去ると、
この「虹の橋」に向かうのです。
そこは、緑の草原と丘が広がっていて、動物達は仲間と一緒に
走ったり、遊んだりすることができる場所です。
たくさんの食べ物やお水、輝く太陽のもと、
動物達は暖かく快適に過ごしています。

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor.
Those who were hurt or maimed are made whole and strong again,
just as we remember them in our dreams of days and times gone by.
The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.

病気や老いた動物達は、この場所で健康と生きる力を取り戻します。
傷ついたり、辛く悲しい思いをした動物達も、
夢の中やかつてのあの頃のように、再び丈夫なからだを取り戻すのです。
動物達は、幸せで満ち溢れているけれど、一つ足りないものがあるとすれば
残してきた特別な誰かが、側にいない寂しさを感じています。

They all run and play together,
but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent. His eager body quivers.
Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.
You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face, your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.

ある日、動物達が、一緒に走って遊んでいると
1匹が、急に立ち止まり、遠くを見つめます。
彼は目をキラキラと輝かせ、全身を小刻みに震えさせています。
すると、突然、仲間の輪から走り去り、草原と丘を思い切り走って行きます。
特別な存在のあなたを見つけ、再び出会い、抱き合い、
共にまた逢えたことを喜び合うのです。
そして、二度と離れることはありません。

あなたの顔には喜びのキスが降り注ぎ、
あなたは、愛するペットの頭や全身抱きしめて
瞳をのぞき込んで、そして見つめ合うでしょう。
あなたの人生から1日たりとも決して忘れることのなかった、この瞳と。

Then you cross Rainbow Bridge together….

それから、あなた達は、虹の橋一緒に渡るのです。

出展:Rainbows Bridge Poem

②「虹の橋で」

2つ目にご紹介する詩は、虹の橋にたどり着いた、互いに愛されたことのない動物と人間の、虹の橋で起こるエピソードが書かれたものとなります。
辛く苦しい思いをしてこの世を去った動物や人間達は、虹の橋でいつの日か、かけがえの存在と巡り会い、一緒に虹の橋を渡ることができる。苦しみや痛み、悲しみはもうありません。

人間も動物も誰からも必要とされないことは絶対にありません。

愛されなかった動物、虐待をされて悲しい思いのままこの世の生涯を終えた動物達の事を想って読んでいただける事を願います。

「At The Rainbow(虹の橋で)」

There is a bridge connecting Heaven and Earth.
It is called the Rainbow Bridge because of its many colors.
Just this side of the Rainbow Bridge, there is a land of meadows, hills and valleys with lush green grass.
When a beloved pet dies, the pet goes to this place.
There is always food and water and warm spring weather.
Those old and frail animals are young again.
Those who have been maimed are made whole again.
They play all day with each other.

天国とこの世をつなぐ橋があります。
その橋は、たくさんの色が使われていて「虹の橋」と呼ばれています。

その橋の手前には、草原が広がっていて、
緑に覆われた丘や谷であふれています。
人間に愛されていたペットは、
この世での永遠の眠りについた後、この場所にやって来ます。
ここには、いつも食べ物や水があって、暖かい春の季節のような場所です。
年齢を重ねた弱った動物達も、傷ついた動物達も夢のように、
懐かしいあの頃のように、元気を取り戻し
みんなと一緒に遊んで過ごします。

Some of them here by the Bridge are different.
These pets were beaten, starved, tortured, and unloved.
They watch wistfully as their friends leave one by one,
to cross the bridge with their special person.
For them there is no one, no special one.
Their time on earth did not give them one.

橋の近くに、みんなと違う子がいます。
疲れ、飢え、苦しみ、愛されることのなかった動物達です。
他の動物達が、1匹、また一匹と特別な誰かと一緒に虹の橋を渡って行く様子を、

うらやましそうに、ただ見ているのです。
そう。彼らには、特別な誰かはいないのです。
この世での生涯を終えるまで特別な人に出会うことはなかったのです。

But one day, as they run and play,
they notice someone standing by the road to the bridge.
This person wistfully watches the reunions of friends,
for during life, this person had no pet.
This person was beaten, starved, tortured, and unloved.

でも、ある日、いつものように遊んでいると
虹の橋に続く道に、動物でない誰かが立っていることに気がつきます。
その人は、疲れ、飢えて苦しみ、愛されることのなかった人でした。

Standing there alone, one of the unloved pets approaches,
curious as to why this one is alone.
And as the unloved pet and the unloved person get nearer to each other,
a miracle occurs for these are the ones who were meant to be together,
the special person and the beloved pet
who never had the chance to meet while on Earth.

その人が、たった一人で立っていると、
今まで愛されたことのない動物が、
なんで独りぼっちなのかと近くに寄っていきました。
不思議なことに、今まで愛されたことのない人間と動物が、お互いに近づき、
一緒になるべき星のもとに出会い、一つの奇跡が起こります。
地球上のこの世で出会うことがなかった特別な誰かと、愛されるペットとして

Finally, now, at the edge of the Rainbow Bridge,
their souls meet, the pain and the sorrow disappears,
and two friends are together.

そして今、ようやく虹の橋で彼らの魂が出会い、
痛みや悲しむことのない、唯一無二の存在となるのです。

They cross the Rainbow Bridge together, never again to be separated.
彼らは一緒に虹の橋を渡り、もう二度と離れることはありません。

参考:At The Rainbow Bridge

③日本人が書いたといわれる3部「雨降り地区」

虹の橋は、世界中の犬や猫、ペットを愛する人達の心に響く詩です。そんな中、日本では「虹の橋」は3部あると考えている人もいます。

今回ご紹介する3つ目の「雨降り地区」は、芝山弓子さんという方が作られたものだとされています。インターネットを通じて、愛犬家の中で話題になった詩であるため、全てが正しい情報であるかどうかは、定かではありません。

しかし、世界中のペットを愛する人々の気持ちが繋がっているとしたら「悲しむだけが別れではなく、ペット達は虹の橋で待っている」こんなメッセージが、動物から、そしてこの作者から伝わってくる詩ですのでご紹介します。

「rainy area 雨降り地区」

こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている「虹の橋」の入り口に
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残してきてしまった誰かさん、
特別な誰かさんの流す涙なのです。

大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らすことができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも、、、。

でも、1年経っても2年経っても、
ずっと「雨降り地区」から、出て行かない子達もいるのです。

地上に残してきてしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
同じ悲しみに凍えているのです。

死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かちあい、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。

地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想いこそが、
「虹の橋」を創り上げているのです。

ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにするために、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。

その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

思い出してください。

動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。

それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。

信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから、、、。

(作者:芝山弓子さん)

参考:雨降り地区(芝山弓子)

虹の橋の動画をご紹介

「虹の橋」については、YouTubeにも数多くの動画がアップされています。

虹の橋の物語 by いのりオーケストラ(Rainbow Bridge)

最後に

「虹の橋」はワンちゃんやネコちゃんを亡くして、心を痛めた飼い主さんやペットロスで今現在悲しみの中にある方、愛犬を愛していた方に読んでいただきたい詩です。

ワンちゃんやネコちゃんとのお別れは、わずかな時間であって、今まで一緒に暮らしていた全ての動物達と必ずまた逢える時がやってきます。その時まで、動物達は虹の橋のたもとで幸せに待っていて、また再会して一緒に虹の橋を渡ったら、もう二度と離れることはなく、ずっと一緒にいることができるのです。

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ドッグパッド編集部

ワンちゃんとの楽しい生活に役立つ独自の情報を取材し、配信するエディター集団です。皆さまが普段「あるといいな」と感じていること「こんな工夫は楽しいよ」と知らせたいこと、疑問、質問、困りごとなど、どしどしお寄せください。

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