公開日
2020/08/02

愛犬が体をかゆがっている…!ノミ・ダニを正しく知って予防しよう

愛犬が体をかゆがったり皮膚炎を起こしていたら、その原因はノミやダニの可能性もあります。
ノミやダニは、吸血をする外部寄生虫で、病気を媒介するので愛犬のためだけでなく、飼い主さんや一緒に暮らす家族のためにもしっかり予防を行うことが大切です。

ノミは、犬の体で吸血と産卵を繰り返す

ノミは、体長約1〜3㎜程度ですが、犬や猫、人の体温、呼気である二酸化炭素、近づいてくる振動をキャッチして高くジャンプをすることで、犬などの動物や人の体に飛びつき寄生します。

日本では、主にネコノミとイヌノミの2種類がいますが、イヌノミは熱帯地方に生息しているため、犬の体にはほとんどの場合、ネコノミが寄生します。

吸血をするのは成虫だけで、幼虫は吸血せず、ノミの糞や犬のフケなどを食べます。犬の毛をかき分けて、細かい血の塊のようなものが見られたら、それは寄生している成虫のノミの糞の可能性が高いです。

ノミは、1〜2ヶ月で卵から幼虫、サナギ、成虫とライフサイクルを繰り返すので、犬の体に寄生している場合は、見つけ次第駆除が必要です。

ノミは病気も媒介する

瓜実条虫(サナダムシ)の幼虫が寄生しているノミを毛繕いなどで犬が食べてしまうと、瓜実条虫症を引き起こすことがあります。この感染症は、人獣共通感染症で、人にも感染するリスクがあるため注意が必要です。

ノミが犬に寄生していたら、爪で潰したりしないこと

ノミが寄生していると、吸血する際の唾液や排泄物によって強いかゆみを伴うアレルギー性皮膚炎を起こすことがあります。この場合、一気に皮膚病が広がるので早い対処が必要です。

目の細かいコームで毛を梳かしている際にノミを見つけても、おそらく毛の中を動き回るか、ピョンピョン飛び跳ねてしまうでしょう。

このとき、逃げる前に捕まえようとして、爪などでプチっと潰すと、メスのノミが抱えている卵を撒き散らしてしまうので絶対にやってはいけません。

マダニは犬だけでなく人にも感染症を媒介する恐れがある

マダニは、吸血前で体長3〜8㎜程度の大きさですが、大量に吸血され続けると、貧血になることもあります。

また、マダニは、バベシア症やライム病、日本紅斑熱などの病気を人に媒介するといわれていて、中でもマダニに咬まれることで発症する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、地域によって日本でも死亡例が報告されています。

ダニは夏にしかいないと思われがちですが、春から秋にかけて草むらなどどこにでも多く発生するため、年間を通した予防が必要です。

ダニが犬に寄生していたら、無理に引っ張って取らないこと

愛犬の体に吸血中のダニがついていたら、動物病院で処置してもらうか、駆除薬を処方してもらうことが最も安全な駆除方法です。

吸血中のダニを無理に取ると、ダニの頭部が体内に残り感染症や皮膚の化膿を起こす原因となります。

ノミ・ダニ予防薬で病気から愛犬を守ろう

ノミ・ダニの予防薬は、犬の肩の部分に垂らすスポットタイプや、お薬タイプ、フィラリア薬と駆虫薬が一緒になったオールインタイプなど種類があるので、かかりつけの獣医師と相談して種類を決めるとよいでしょう。

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成虫が駆除できても、見えない卵や幼虫が体に潜んでいる可能性もあります。しっかりノミ・ダニ対策を行うことが病気の予防につながります。