公開日
2017/06/05
更新日
2018/07/17

【室町ケミカル株式会社】コロちゃんとの出会いと別れから生まれた犬のおやつサプリ「うちの子いちばんシリーズ」

ワンちゃんには信頼できる安全なものをあげたいですね。では、一体どのような会社が、どのようなこだわりを持って製造しているのでしょうか。そんな疑問に応えるため、皆さんに代わってメーカーに突撃取材します。

今回はペット用健康食品「うちの子いちばんシリーズ(発売元/天洋社薬品株式会社)」を製造する、室町ケミカル株式会社の村山ひとみ取締役にお話を伺いました。

「うちの子いちばんシリーズ」について教えてください

「うちの子いちばんシリーズ」とは、ワンちゃん用の栄養補助食品です。便利なスティックタイプのゼリーで、ドッグフードへのちょい足しや、おやつとしてなど、いつでもどこでも手軽にあげられます。

また、安心してワンちゃんに与えられるよう、安全性の高い国内工場で製造しています。硬いものが食べられなくなったワンちゃんでも、無理なくおいしく食べてもらえます。

ペット用健康食品 うちの子いちばんシリーズ

ラインナップは、マンナンスリム計画、グルコサミン骨自慢計画(チキン味/牛肉風味)、ルテイン愛眼計画、DHA脳活計画、シャンピニオンデオドラント計画、お口クリーン計画、菌活計画、グルコサミン骨自慢など、多数を揃えています。

ペット用サプリメントを開発するきっかけは?

ワンちゃん用の栄養補助食品を開発することになったのは、18歳で命が尽きたコロちゃんとの出会いと別れがあったからです。

息子がまだ小さい頃に飼っていた文鳥が亡くなり、それがきっかけで行ったペットショップで、トイプードルの可愛い雄の子犬と出会いました。抱かせてもらうと、とたんにその可愛らしさの虜になり、「コロ」と名付けて家族の一員に迎えたのです。

しかし、7歳のときに椎間板ヘルニアを患い「最悪の場合、胸まで麻痺が回り、死ぬことも覚悟してください」と獣医さんから告げられ、眼の前が真っ暗になりました。

幸い命は助かりましたが、下半身に麻痺が残り、コロちゃんは後ろ足を引きずって歩くようになったのです。歩きたくても、走りたくても、飛び上がりたくても、抱っこされたくても、自由にできなくなったコロちゃん。「病気を悪化させたくない」そう思うようになり、体重制限や成人病予防に効果のあるおやつゼリーや、太らせないためのマンナン入りゼリーを作って与え、他の病気にならないように心がけたのです。

コロちゃんの死後、彼が生きた証に何か残したい、なんとかワンちゃんの健康寿命を延ばす方法はないかと考え、サプリメントの開発に取組むことを決めました。

コロちゃん

コロちゃんはどんな子だったのですか?

元気な頃は、とにかくわんぱくでした。
私が帰ってくると、ベランダのプランターで土遊びをして、よく顔を真っ黒にして現れたものです。ティッシュを箱から全部出したり、いたずらはしょっちゅうでした。外から帰ってくると、家に取り残された腹いせにマーキングしているので、おしっこの海に足を突っ込むこともしばしば。

でも、私を見つめ、期待に膨らむ眼を見たら、例え熱があっても世話は休めません。公園に行くと、コロちゃんを見つけた野良猫が何匹も走って来て、寄り添って一緒に散歩したりもしました。コロちゃんは猫からも誰からも好かれた子でしたね。

 

コロちゃんとは、どんなふうに暮らしていたのですか?

半年ほどリハビリをしているうちに、コロちゃんの足に神経が通っているような気がしました。

それまで尻尾も振れなかったコロちゃんが、ある日、お座りをした状態で尻尾を振ったのです。「コロちゃん、尻尾触れるじゃない!」と感動して涙を流しました。

それから、毎日散歩をするうちに、遂に後ろ足を吊った状態ながらもヨロヨロ歩けるようになりました。コロちゃんの様子を見ていた近所の方から「あなたの愛情のお陰ね」と、最高のご褒美の言葉をいただいたのです。

でも、走ったり飛び跳ねることはできません。抱っこしようとすると痛そうにするので、それも叶いません。寝ているときに足が動いていることもあり「きっとコロちゃんは夢の中で走っているんだね」と思ったりもしました。

散歩の時は手でコロちゃんの腰を支えるので、私も腰が痛くなり、主人がリードを改良して、後ろ足を吊るバンドを作ってくれました。それを使って歩かせていると、後ろ足が少し地面について擦れるので、足の皮膚が破れて血が滲むようになったのですが、段々と皮膚が強くなって、そのうち血も出なくなったのです。足の皮膚が靴の代わりになったんですね。

手作りの後ろ足の補助リード

 

病気になったコロちゃんの面倒はどのようにみていたのですか?

歳をとるにつれて次第に白内障が進み、耳が遠くなってきました。

そして、寂しいのか、私がいない時は吠えるようになりました。外出中はずっと吠えているため、帰宅するとよく泣きつかれていることがあり、病院でもらった安定剤を少し飲ませ、寝ている2時間ほどの間に出かけることにしたのです。

この頃にはあまり歩かなくなり、認知症があるのか円歩行をするようになりました。ある時、公園で夜寝る前の散歩をしていると、あるホームレスの男性が寄って来て、「この子はね、お母さんのために頑張っているんだよ」と言って下さった言葉は今でも忘れられません。

 

コロちゃんとの一番の想い出は?

18歳の誕生日を迎えた頃には、方向転換もできなくなっていたコロちゃんが、夜中に急に私の顔にドーンと顔をくっつけてきました。どのようにして動いたのかはわかりませんが、そのまま顔を寄せ合って眠ったのです。

それから何日か後に、立っていた私の足元に寄ってきてうつ伏せでじっとしていましたので、コロちゃんの写真を撮りました。私は足を動かすのが悪いような気がしましたが、しばらくしてからソーッと足を除けました。

それは亡くなる5日前のことで、後から思えば私へのお別れの挨拶だったのです。

今後の開発計画を教えてください

「うちの子いちばんシリーズ」とは別のラインナップ、「スリムワンダフル」を準備しています。より食べやすく、短期間で効果の出るものです。これで普及品とプレミアム品の二つのラインナップが揃うことになります。

当社はもともと人間のための高品質のサプリメントを手掛けているので、今後は、ワンちゃんと一緒に食べられる「仲良しサプリ」のようなものを開発していきたいですね。

室町ケミカル株式会社 航空写真