公開日
2018/07/12

ワンちゃんがさまざまな場面で大活躍!犬のお仕事一覧

人間のためにお仕事をしているワンちゃんをご存知ですか?ワンちゃんの中には人を助け、人の仕事を手伝い、活躍している犬がたくさんいます。幅広く考えたら家庭犬(ペット)も飼い主さんや家族を癒してくれる存在として人のために活躍しているといえるでしょう。今回は、人間のために活躍している「犬のお仕事」についてご紹介していきます。

ワンちゃんはとても働き者

ワンちゃんはとても働き者です。人間の指示に従い、さまざまな作業やお仕事を行います。人間と犬との関わりの歴史は非常に古く、犬の能力を生かして、古代より番犬、猟犬、闘犬、軍用犬としてヒトの支えとなってきました。日本では人のためにお仕事をする犬のことを「使役犬」と呼びますが、犬が行う作業の種類は幅広く「働く犬」「ワーキングドッグ」「職業犬」「お仕事犬」「作業犬」が同じ意味を持つ言葉として使われています。犬の特性を生かしてお仕事をするワンちゃんは、さまざまな場面で活躍しています。

頭の良さを活かした犬のお仕事

ワンちゃんの頭の良さを活かして作業を行うお仕事に「補助犬(身体障害者補助犬)」があり、海外ではアシスタンスドッグ、サービスドッグなどと呼ばれています。日本で補助犬は、日本の法律である身体障害者補助犬法で定められた「盲導犬」「聴導犬」「介助犬」のことをいいます。補助犬のお仕事は、特別な訓練を受けた犬達が、身体障害者(視覚障害者、聴覚障がい者、肢体不自由者)の自立支援と社会参加のために身体の不自由な人のサポートを行うことです。

盲導犬

盲導犬は目の見えない人、見えにくい人といった視覚障害のある人が、街の中を安全に歩くことができるようにサポートするお仕事を行うワンちゃんです。

どんなお仕事?

盲導犬のお仕事は盲導犬を使用している人(ユーザー)が歩いている際に、角や段差、障害物を教えることです。

盲導犬になるためには

盲導犬の繁殖犬から誕生した子犬は、パピーウォーキングと呼ばれるボランティア宅で約1年間、人と暮らしさまざまな経験を学んでから、適性のある犬が各団体の訓練施設にて盲導犬になるための訓練を受けます。訓練を受けさらに適性があると判断された犬は、盲導犬を希望する視覚障害者と共同訓練を行い、試験に合格することで盲導犬となります。

聴導犬

聴導犬は耳の聞こえない人(聴覚障害のある人)が、日常の生活の中で必要な音を知らせて、その音源まで誘導を行い、生活をサポートするお仕事を行うワンちゃんです。

どんなお仕事?

聴導犬のお仕事は、聴導犬ユーザーの耳の代わりとなって、訓練された音が聞こえたらユーザのもとに駆けつけ、からだにタッチして音を知らせ、音の音源まで誘導することです。

聴導犬になるためには

聴導犬は、動物愛護センターや保護団体などから引き取られる犬が多く、小型犬から大型犬までさまざまな犬種が活躍しています。場合によっては家庭犬(ペット)として既に聴覚に障害のある人と暮らしている犬が、訓練を受けて聴導犬になるケースもあります。各団体で聞こえない人の生活やニーズ(電話、チャイム、目覚まし、クラクションなど)に合わせた訓練を行い、認定試験に合格することで聴導犬となります。

介助犬

介助犬は手や足に障害がある人の、日常の生活動作をサポートするお仕事を行うワンちゃんです。

どんなお仕事?

介助犬のお仕事は、介助犬使用者の手や足の代わりとなって、落ちたものを拾う、指示した物を持ってくる、ドアの開閉、車椅子の牽引、緊急連絡手段の確保、着替えの補助、立ち上がりや歩行の介助などの他にも、使用者のニーズに合わせた幅広いサポート行うことです。

介助犬になるためには

介助犬の繁殖犬から誕生した子犬は、パピーホーム、パピーウォーカーと呼ばれるボランティア宅で1歳まで人間と暮らしてさまざまな経験を積み、訓練施設に入所します。入所後、適性のある犬が訓練を受け、介助犬としてさらに適性があると判断された犬は、介助犬を希望する手や足に障害がある人との合同訓練を行い、認定試験を受けて審査を通過すると介助犬となります。

嗅覚を活かした犬のお仕事

犬は人間の数千倍嗅覚が優れている動物です。この特性を活かして、人間のために活躍しているワンちゃんをご紹介します。

警察犬

警察犬は犬の能力を用いて、警察の仕事をサポートするワンちゃんです。

どんなお仕事?

警察犬のお仕事は、犬の優れた能力である「嗅覚」を使って警察の仕事をサポートすることです。さまざまな犯罪捜査、捜索活動で犯人逮捕、行方不明者の救助のために活躍しています。不審者への威嚇、麻薬探知も行うことがあります。

警察犬になるためには

警察犬になるためには、警察が保有する「直轄警察犬」と、試験に合格して非常勤で認められた「嘱託警察犬」がいます。直轄警察犬は民間から購入された犬を警察が訓練し、基本的な服従訓練から、臭気選別試験、警戒訓練といった検定に合格した犬が警察犬として活動します。嘱託警察犬は、一般の家庭犬として暮らす犬が嘱託警察犬審査会(足跡追求、臭気選別、捜索、服従、警戒)に合格することで、要請があった際に非常勤の警察犬として活動します。

麻薬探知犬

麻薬探知犬は、麻薬や違法薬物を発見する目的で特別な訓練を受けたワンちゃんです。

どんなお仕事?

麻薬探知犬のお仕事は、麻薬や違法な薬物の密輸入を防ぐために、空港や港の税関、国際郵便局などで違法薬物の探知を行うことです。

麻薬探知犬になるためには

麻薬探知犬は税関が所有する犬で、約4ヶ月の厳しい訓練を受けて、探知活動や捜査を行います。違法薬物の可能性のある荷物や対象物を探し、吠えたり、引っ掻いて教えるアグレッシブドッグ(アクティブドッグ)や、空港で旅行者や、旅行者の手荷物から薬物のにおいを探知し、その場に座ってハンドラーに教えるパッシブドッグがいます。

災害救助犬

災害救助犬は、災害現場(地震、台風、土砂崩れなど)での行方不明者を捜索するために特別に訓練されたワンちゃんです。

どんなお仕事?

災害救助犬のお仕事は、地震や台風、土砂崩れ、家屋の倒壊といったさまざまな災害現場での出動要請があった際に、行方不明となっている人を、犬の優れた能力を使って捜索活動を行うことです。

災害救助犬になるためには

災害救助犬になるには、各育成団体にて服従、捜索訓練を行い、認定試験に合格することで災害救助犬となります。犬種や犬の大きさは関係ありません。体力のある大型犬だけでなく、狭い瓦礫の間を捜索する際では、小型犬が活躍することもあります。

その他犬のお仕事

その他にも犬のお仕事はたくさんあります。

牧羊犬

牧羊犬(牧畜犬)のお仕事は、牧場内の家畜動物の見張りや、誘導です。

セラピードッグ

セラピードッグのお仕事は、人間の心を癒すための動物介在活動を行うことです。人が触ってもおとなしくしているように訓練を受けているワンちゃんです。

猟犬

猟犬のお仕事は、ハンターに獲物を見つけて知らせる、獲物を捕まえる、回収することです。猟犬は、地域によっては害獣被害の対策として、ハンターとともに有害な鳥獣動物駆除のサポート犬としても活躍しているワンちゃんです。

まとめ

犬が活躍しているお仕事はこの他にもまだたくさんあります。ワンちゃん達は、犬の能力や特性を活かして私達人間のサポートをしてくれているのです。古くから人は犬に支えられて暮らしてきました。特別な訓練を受けた犬のお仕事についてご紹介しましたが、実はあなたの愛犬も、日頃、犬の持っている能力で何かを察し、飼い主さんに伝えようとアクションを起こしているかもしれません。