公開日
2018/08/19

海外で人気の犬種TOP10【ヨーロッパ】

最近は猫ブームに押されているとはいえ、日本での犬の飼育数は決して低いものではありません。
大切な家族の一員として大切に飼育されている犬が多くいますが、日本以外の国ではどうなのでしょうか?
日本での人気の犬種はトイプードルなどの小型犬で、ここ数年変化はありません。では、海外ではどのような犬種が人気なのでしょう。
そこで今回は、海外のなかでもヨーロッパでの犬の飼育状況や、人気の犬種などを紹介していきたいと思います。

ヨーロッパでは小型犬と大型犬どっちの飼育頭数が多い?

ヨーロッパ諸国のなかでも、イギリスやフランスは動物愛護に特に力を入れている国として世界的に認められています。
犬だけではなく猫やその他の小動物までを含めると、多くのペットが大切に飼育されています。
犬の飼育頭数は、イギリスとフランス共にそれぞれ約900万頭と言われていて、小型犬と大型犬の飼育数を比率で表すと、約8割が大型犬だと言われています。

後で紹介するイギリスの人気犬種ランキングには、大型犬に混じって小型犬が上位にランクインされています。これは有名アーティストやスポーツ選手が小型犬を飼育していることがSNSなどで広まると、自分も同じ犬種を飼育したいという人が、必ずといっていい程一定数現れるからのようです。

ヨーロッパの人が好む犬の傾向

ヨーロッパでは、犬を自分のパートナーとして捉えている意識が大変強く、小さな小型犬よりも存在感のある大型犬を好む傾向が強いです。
多くの自然があり、広い敷地で飼育出来る環境が整っていることも、大型犬が好まれる要因の一つなのかもしれません。
また、フランスの場合で言うと、犬を家族として迎え入れる時には日本のようなペットショップがありませんので、ブリーダーや里親制度を利用するしか方法がありません。

元々が大型犬を好んで飼育している人が多い為、ブリーダーも大型犬を繁殖しているところが多く、里親を探している犬も大型犬がどうしても多くなる傾向があります。
その為、犬は大型犬という考えが自然と出来てしまっているのかもしれません。

屋内飼いと屋外飼いどっちが多い?

ヨーロッパでは、犬は自分の大切なパートナーとして扱いますので、飼育環境もほぼ屋内と言ってもいいでしょう。
屋外での飼育は盗難の心配があるだけでなく、自分だけが屋内で過ごしパートナーを屋外に残しておくという考えは存在しないようです。

また、フランスでは賃貸住宅を契約する際、犬を含めた動物の飼育を禁止する事が出来ないと決められています。これは一軒家に限らず、集合住宅を借りる場合でも同様です。
但し、近隣の住人に何か迷惑を掛けるような飼育方法をしていた場合には、裁判所から飼育禁止の判断がくだされる事があります。

裁判と聞いて驚かれるかもしれませんが、例えば犬が公共の物や個人の物を壊してしまった時や、室内で吠え続ける騒音問題などが起こった場合に、ヨーロッパでは当事者間では話し合わずに裁判を起こされてしまう事が珍しくありません。
但し、ペット先進国と言われるだけあって犬へのしつけは大変厳しく、家族以外の人を見て不要に吠えたり、勝手に飼い主さんから離れて他の人に近寄っていったりするような犬はほとんどいません。

世間的にはそれが当たり前となっているので、些細なことでもトラブルを起こしてしまう犬の方が珍しいとされています。だからこそ、犬のしつけをきちんと出来ていない飼い主とは直接話はせずに、裁判所を通して交渉するというのが起ってしまうようです。

 

ヨーロッパで人気の犬種TOP10

ヨーロッパで人気の犬種を紹介していきますが、イギリスとフランスでは人気犬種に若干違いがあります。
その為、この両国について別々に紹介をしていきたいと思います。

イギリスの人気犬種TOP10

1位:ラブラドール・レトリーバー(日本では20位)
2位:フレンチ・ブルドッグ(日本では11位)
3位:コッカー・スパニエル
4位:パグ(日本では16位)
5位:イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
6位:ブルドッグ
7位:ゴールデン・レトリーバー(日本では13位)
8位:ジャーマン・シェパード
9位:ミニチュア・ダックスフンド(日本では5位)
10位:ミニチュア・シュナウザー(日本では7位)

これは、イギリスにある愛犬家団体の「Kennnel Club」が、登録数を元に算出した順位になります。
長年に渡り人気犬種の上位は大型犬が独占していたのですが、有名アーティストがフレンチ・ブルドッグを飼い始めたのをきっかけに、翌年には2位にランクインしました。
3位に入っているコッカー・スパニエルに関しては、ウイリアム王子が飼育している事が知れ渡った途端に飼育頭数が跳ね上がったようです。
それでも1位を守り切っているラブラドール・レトリーバーは、かなりの人気犬種である事が分かります。

フランスの人気犬種TOP10

1位:ジャーマン・シェパード
2位:ゴールデン・レトリーバー(日本では13位)
3位:ベルジアン・シェパード
4位:キャバリア
5位:オーストリアン・シェパード
6位:ラブラドール・レトリーバー(日本では20位)
7位:アメリカン・スタッフォードテリア
8位:フレンチ・ブルドッグ(日本では11位)
9位:ヨークシャー・テリア
10位:イングリッシュ・セター

「犬大国フランス」という呼び名があるほど、フランスでは誰もが犬には大変寛容です、但し、イギリスと同様にその前提として厳しいしつけを行うという考え方があります。
人気犬種を見ても分かるように、シェパード系が5位以内に3種類もランクインしています。日本ではシェパードと聞くと、家庭でペットとして飼育するというよりも、警察犬として活躍しているイメージが強いです。
その賢さと意思の強さから、子犬の頃からの厳しいしつけにきちんとついてくるシェパードは、フランスでは家庭犬として一般的な犬種とされています。
また、一見怖そうな外見に反して飼い主さんには甘えた姿を見せてくれるギャップが人気の秘密のようです。

まとめ

ヨーロッパで好まれる犬の傾向や、飼育状況について紹介してきました。
人気犬種のTOP10については、イギリスとフランスで別々に紹介しましたが、本文でも触れたようにやはり大型犬が人気のようでした。

最近では小型犬の飼育頭数も若干増えてきてはいるようですが、割合で言うとまだまだ少ないです。
犬を思い切り走らせてあげられるような環境が整っていれば、やはり大型犬を好むのかもしれませんね。