公開日
2018/08/23

海外で人気の犬種TOP10【オーストラリア】

最近は猫ブームに押されているとはいえ、日本での犬の飼育数は決して低いものではありません。
大切な家族の一員として大切に飼育されている犬が多くいますが、日本以外の国ではどうなのでしょうか?
日本での人気の犬種はトイプードルなどの小型犬で、ここ数年変化はありません。では、海外ではどのような犬種が人気なのでしょう。
そこで今回は、海外のなかでもオーストラリアの犬の飼育状況や、人気の犬種などを紹介していきたいと思います。

オーストラリアでは小型犬と大型犬どっちの飼育頭数が多い?

オーストラリアでの犬の飼育頭数は、小型犬よりも中型犬や大型犬を飼育する傾向が強く、日本と正反対のパターンとなっています。

オーストラリアは自然が多く動物大国で、国民の野生動物の保護の意識や動物愛護の理解も浸透しています。オーストラリアはペットと暮らしている人の割合は世界で一番高く、さらに広大な農場で羊などの家畜動物を誘導する牧羊犬や作業犬との歴史も深く、犬を愛する国民が多いとされています。

統計では、オーストラリア国内では480万頭の犬が飼育されているともいわれており、人間5人に対して犬1頭が飼育されている計算となります。これは実に40%以上の世帯が犬と一緒に暮らしていることになるのです。

オーストラリア人が好む犬の傾向

日本ではペットといえば犬や猫が一般的ですが、動物大国のオーストラリアでは、馬などの大型動物も犬や猫と同様のペットとして、動物を家族として共に生活をしている家庭が多いです。犬に関していえば、オーストラリア人は、大型犬やアクティブな犬種を好んで暮らしている傾向があるといえます。

オーストラリアではミックス犬も高い人気があります。近年日本でも人気が高まりつつある、オーストラリアン・ラブラドゥードゥルもプードルとラブラドールを交配した犬種もミックス犬として作出された犬種です。

また、動物愛護にも関心の強いオーストラリアの人達は、犬種に関わらない保護犬と暮らす人々が多いです。純血種の犬だけでなく、保護された犬種に関わらないミックス犬をアニマルシェルターや動物愛護団体から引き取って家族に迎え入れる家庭の多いオーストラリアは、動物に優しい国であるといえます。

屋内飼いと屋外飼いどっちが多い?

オーストラリアでは人間と共に生活する屋内飼いの犬が多いです。州によっては、犬をオフリーシュエリア(リードを離してもよいエリア)以外ではリードで繋いでおかなければならない決まりもあります。また、日本のように短いリードで繋がれたまま飼育され、犬の自由の効かない屋外飼いは虐待だと考える人も多く、室内犬が多い傾向があります。

オーストラリアで人気の犬種TOP10

ここからはオーストラリアで人気の犬種トップ10をご紹介します。(今回ミックス犬は除きます)

1位:ラブラドール・レトリバー

水遊びが大好きでアクティブなラブラドール・レトリバーは、オーストラリアの環境にマッチしている犬種です。とても頭がよく作業意欲も高いので、狩猟犬や作業犬としても活躍しています。

2位:スタッフォードシャー・ブル・テリア

スタッフォードシャー・ブル・テリアは、かつて牛や熊と闘わせる犬として長年人間の娯楽に利用されていたピットブルの犬種です。本来性格はとても友好的で、現在は多くの人に愛されており、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドでも多く飼育されている人気の犬種です。スタッフォードシャー・ブル・テリアはスタッフィーという愛称で呼ばれています。

3位:フレンチ・ブルドッグ

日本で人気の高いフレンチ・ブルドッグはオーストラリアでも愛されている犬種です。

飼い主が大好きでパワフルなフレンチ・ブルドッグですが、熱中症になりやすく長い距離の散歩は推奨されていません。オーストラリアで人気の高い他の犬種よりもお散歩の時間が短いので、アパート暮らしの人に特に人気が高いです。その愛されるキャラクターから、オーストラリアではフレンチ・ブルドッグをテーマにしたフレンチブルドッグカフェもあるそうです。

4位:ジャーマン・シェパード

ジャーマン・シェパードは頭の良い犬種として挙げられる犬種で、オーストラリアでも上位が定番の人気犬種です。さまざま作業犬としてオーストラリアだけでなく世界中で活躍しています。

5位:ボーダー・コリー

牧羊犬のボーダー・コリーはオーストラリアにぴったりの犬種です。エネルギッシュなボーダー・コリーは非常に高い運動量を必要とします。世界で最も賢い犬ともいわれる犬種のボーダー・コリーは牧羊犬の中でもオーストラリアで特に人気の高い犬種です。

6位:ゴールデン・レトリバー

ゴールデン・レトリバーはラブラドール・レトリバーと同じく水が好きで狩猟犬としての能力が高い犬種です。オーストラリアでは、がっちりとした骨格で色の濃いアメリカ系のゴールデン・レトリバーよりも、どちらかというと毛色がゴールドまたはクリームのイギリス系のゴールデン・レトリバーの人気が高いようです。

7位:キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(通称キャバリア)はイギリスだけでなくオーストラリアでも人気の高い犬種です。貴族の愛玩犬として愛されてきたキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルですが、からだの小さな犬種の中では高い人気があります。

8位:アメリカン・スタッフォードシャー・テリア

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアは、今回の記事で2位として紹介したスタッフォードシャー・ブル・テリアと非常に名前が似ている犬種です。19世紀、イギリスからアメリカに輸入されたスタッフォードシャー・ブル・テリアが、品種改良されてやや大きな犬種として作り出されたのがアメリカン・スタッフォードシャー・テリアです。オーストラリアではスタッフォードシャー・ブル・テリアと共に人気の犬種です。

9位:ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは、学者のようなヒゲが特徴の犬種で、やや頑固な性格として知られています。小型犬種の中ではオーストラリアでの人気が高いです。

10位:ロットワイラー

大きなからだと強い顎を持つロットワイラーは、かつてはイノシシ猟で活躍した犬種です。ロッティーという愛称で知られています。警戒心が強く家族を守ろうとするロットワイラーですが、しっかりとしつけをされている場合は、理由なく攻撃することはありません。動物が好きで犬のしつけの意識が高い人の多いオーストラリアならではの人気犬種ともいえます。

まとめ

今回はオーストラリアの人気犬種をご紹介しましたが、動物大国であるオーストラリアだからこそ、ワイルドに飼育できる大型犬が人気犬種としてランキングしている傾向がみられました。

オーストラリアは自然や動物を愛し、さまざまな動物たちと共生する社会を作っている国です。多くの人が犬と暮らす社会では、州によっては限られた時間帯に公園に犬をノーリードにしても良いという場所やウンチを拾うための袋が街中に置いてあるところもあります。

国が違えば人気犬種も異なり、日本とは正反対のランキングですが、犬に優しい国、オーストラリアの良いところを学ぶべき部分をたくさん見つけることができそうです。