公開日
2018/09/05

遊びながら愛犬のしつけをしてみよう♪

ワンちゃんのしつけは、飼い主さんと一緒に遊びながら学習させると、より愛犬とのコミュニケーションが深まるのでおすすめです。人間と一緒に暮らすルールを日常の生活の中で遊びながら自然に覚えさせていくと、犬も楽しみながら学習することができるでしょう。今回は、ワンちゃんと遊びながら行うしつけについてご紹介します。

しつけは遊びの中でできるものもある

ワンちゃんのしつけは情報がたくさんあり、飼い主さんが色々と考えすぎると「犬をしつける」ということだけで頭でっかちになり、どうすれば良いのかわからなくなってしまいます。訓練士が使うような高度な技術を使ったしつけの方法も必要ですが、そもそも問題行動を起こす傾向にあるワンちゃんは、家族に構ってもらっていない、運動がきちんとできていない、お留守番が多いというコミュニケーション不足からくるケースが多いです。

ワンちゃんのことを第一に考えると、飼い主さんが気負わず、「しつけ」の本来の意味である「人間と一緒に暮らすルール」を、日常の生活の中で一緒に遊び、コミュニケーションを取りながら自然に覚えさせていくことを継続する方が、無理に犬に圧力をかけて訓練を行うよりも、ワンちゃんも楽しみながら学習することができるでしょう。

遊びながらのしつけで注意すること

ワンちゃんは人間と遊ぶことが大好きです。しかし、遊びながらしつけを行う際には、注意しなければならないことがあります。必ず飼い主さんが主導で、ワンちゃんと遊ばせることを忘れないようにしてください。

怪我

ワンちゃんと一緒に遊ぶのは、大人の飼い主さんだけではないでしょう。小さな子供とも安全に遊べるような犬になるには、遊び方をしつける必要があります。子供が走ったら追いかけて飛びかかる、おもちゃを持っている人に飛びついておもちゃを取ろうとする、人間の洋服を噛んだまま首を振るうなどの行動は、子犬のうちは「可愛い」で済むかもしれませんが、後に問題行動の原因になる可能性があります。

思わぬ怪我や事故を防ぐため人も、犬が混乱しないようにやって良いことといけないことの線引きをきちんと行い、ワンちゃんの好き勝手にさせないようにしつけることが大切です。

甘噛みされたら一度やめる

甘噛みは子犬との遊びでよくみられます。犬の甘噛みは、本来、子犬が巣立つ前に母犬や親戚犬、兄弟犬達との
じゃれ合いから、どれくらいの強さで噛んだらいけないのかを学ぶものです。母犬は強く噛まれた場合に、子犬がびっくりして飛び上がるほど大きな声を出して脅かし「噛んだら痛い!」ということを教えます。

もしワンちゃんとの遊びの中で、だんだんテンションが上がって興奮してきて、甘噛みをされたら一度遊びをやめて無視をします。(おもちゃを使っている場合は、おもちゃも取り上げて無視をします。)この時、ワンちゃんが歯を強めに当てた時に高いトーンの声で「痛い!」と大きな声を出して無視をするのも効果的です。

犬が落ち着いたらまた一緒に遊び、甘噛みをしたら同じことを繰り返し、甘噛みをすると楽しい遊びができなくなる、構ってもらえなくなるということを学習させましょう。

テンションをコントロールする

ワンちゃんが人間と一緒に遊んでいる時に、テンションが上がってより興奮度が高まっていることはありませんか?例えば、指示を全く聞かずに室内を急に狂ったように走り出す、勝手に遊びをやめて他の犬と遊びはじめる、もっと遊んでと要求して吠え続ける、毛が逆立って唸り引っ張りが本気になってくるという行動です。

テンションが急に上がることが日常になると、玄関を開けた時やお散歩中の急な飛び出し、他の犬とのケンカやトラブルに巻き込まれるだけでなく、どんどんテンションが上がって、落ち着くことができなくなってしまう可能性もあります。今後の飼い主さんとワンちゃんの関係性にもかかわってくるので、テンションが上がってきたなと思ったら、激しい遊びばかりでなく、違う遊びに変えてワンちゃんを集中させるか、少しクールダウンさせて様子をみてから遊んであげるようにしましょう。日常的にからだのマッサージを取り入れる、お散歩をいつもと違うコースに変えてみるなど、遊び以外の方法でコミュニケーションを多く取ることも、大切なことです。

遊びながらしつけをしてみよう♪

おもちゃを使って飼い主さんと一緒に行う遊びは、犬が楽しいと感じる遊びです。遊んでもらえることが嬉しい!もっと遊んで!とワクワクさせるような遊びが、飼い主さんとワンちゃんとの絆を深めます。おもちゃを使った遊びのポイントは、犬が疲れたと感じたり、もう飽きた、つまらないと感じる前にやめることです。えっ?もう終わっちゃうの?と感じる程度が、次につながります。

持ってこい

「持ってこい」は、ボールやおもちゃを投げて遊ぶ際に大切になってきます。ワンちゃんが持ってこいを理解しないと、投げたボールの近くまで行って見つけて終わりの遊びになってしまいます。きちんとボールを見つけて投げた人のところに持ってくるようにしつけましょう。

最初から広いドッグランなどの刺激が強い場所で成功することは難しいので、静かな室内で飼い主さんとワンちゃんが一対一の時にチャレンジしてみましょう。まず、室内でおもちゃやボールを近くに転がし、おもちゃを追いかけ、見つけたら「いいこ!」と声をかけます。おもちゃをくわえたら「持ってこい」や「持ってきて」と声をかけて手招きなどしてみましょう。上手に持ってきたらいっぱい褒めてあげることが大切です。

放せ

「持ってこい」が出来ずに、おもちゃを持って逃げ回る、伏せして自分で噛んで遊ぶ、近づいて取ろうとすると唸り声をあげて守ろうとするといった行動は、飼い主さんを悩ませる行動です。おもちゃを投げて持ってきて、飼い主さんに渡すことで遊びが成立して、また投げてもらえるということを学習しないと、投げるだけで遊びが終わり、飼い主さんが遠くまで何度もおもちゃを取りに行くことになり、ワンちゃん主導の遊びになってしまいます。

持って逃げ回る、おもちゃを抱える行動は、独占欲が強くなったり、物の破壊や誤飲などの問題行動の原因にもなります。最も簡単な方法は、ポケットにおやつを入れておき、おもちゃを持ってきたら「放せ」や「放して」と声をかけながらおやつを与えて、たくさん褒めてあげることを繰り返す方法です。無理に取ろうとすると、ワンちゃんも絶対に離さないぞと頑固になって唸るので、その前にタイミングよくおやつを出すところがポイントです。

「放せ」が上手にできるようになると「持ってこい」との組み合わせで、距離を伸ばしたボール遊びができるようになります。

引っ張りっこ

飼い主を悩ませる「放せ」を覚えないと出来ない遊びが、おもちゃを使った引っ張りっこ遊びです。引っ張りっこは、犬の本能を刺激する遊びです。唸る、おもちゃを抱える、絶対に渡さないぞと威嚇するという状況にもなりかねないので、必ず「放せ」をマスターしてから行いましょう。

引っ張りっこは飼い主さんが主導で遊ばせますが、ワンちゃんのテンションが上がりやすい遊びです。ポイントはテンションが上がる前に「放せ」をさせて、「おすわり」で座らせて集中させるというような流れも必要になってきます。テンションのコントロールを飼い主さんがしっかり行うことで、犬にとっても楽しい遊びとなります。

もし飛びついたり、歯をカチカチ鳴らしておもちゃを取ろうとしたり、毛を逆立てて唸り声をあげている場合は、静かに遊びをやめて無視をしましょう。

まとめ

今回はワンちゃんと遊びながら日常で行うしつけについてご紹介しました。しつけの方法はおやつを使った方法やタイミングよく褒める方法などたくさんあります。どの方法が良いかは愛犬の性格にもよるので、飼い主さんが判断できないようであれば、ドッグトレーナーに相談してみると日常でできる色んなアイデアを教えてもらえるでしょう。