- 公開日
- 2017/03/28
- 更新日
- 2020/10/14
犬も花粉症になるの?!
春は一年の中で最も花粉が多く、花粉症の方にとっては辛い季節。実はその辛い花粉症は、人間だけでなくワンちゃんも発症するのです。そこで今回は、犬の花粉症についてご紹介。
犬の花粉症のサイン
今や、花粉症は日本人の4人に1人が発症していると言われています。
人間の花粉症の場合、代表的な症状として「くしゃみ・鼻づまり・鼻水・目のかゆみ」の4つがあげられます。
しかし、犬の花粉症の場合は「皮膚炎」が主流。
脇の下・お腹・口周り・目の周り・耳などの、皮膚が薄い部分にかゆみや炎症を起こします。そして、そのかゆみから掻きむしったり、激しく舐めたり、壁や床に体を擦り付けるなどの行動が増えるのです。
1995年に初めて犬の花粉症が確認され、注目され始めたのはまだまだ最近のこと。
そのため、ワンちゃんの花粉症に気がつかない飼い主さんも多いのだとか。
ただの皮膚炎だと思っていたら、アレルギー検査で花粉症だと分かることもあるそうです。
「あれ?様子がおかしいな」と感じたら、かかりつけの動物病院でアレルギー検査をしてもらいましょう。
花粉症になる原因
人間の場合、7〜8割がスギやヒノキが原因で花粉症になると言われていますが、ワンちゃんの場合はどの植物の花粉が原因となるのでしょうか?
人間と同様、スギやヒノキも原因となりますが、ワンちゃんの花粉症は主にイネ科植物である「ブタクサ」などが原因となっている場合が多いそうです。
そのため、ワンちゃんに花粉症の症状が見られるのが、ブタクサなどの花粉が多く飛散する5〜8月だと言われています。
花粉症の対処法
では、一体どのように対策をすればいいのでしょうか?
対処方法を見ていきましょう(^^)
空気清浄機を設置する
ワンちゃんへはもちろん、花粉症の飼い主さんにもオススメです。
散歩の時に服を着せる
服を着せてあげると、皮膚に花粉が付着するのを防げます。
家に帰ったら、外で服をはたいてしっかり花粉を落としましょう。
お散歩後のブラッシング
ブラッシングで、被毛に付着した花粉を落としてあげましょう。
濡れタオルなどで、顔や体を拭いてあげるのもいいでしょう。
果物や野菜に注意する
花粉症のワンちゃんは、果物や野菜に対してもアレルギー反応を起こしやすい傾向にあります。食事内容にも気をつけてあげましょうね。
花粉症になりやすい犬種
シーズーやウェスティーなどのテリア系、また柴犬など、比較的皮膚がデリケートとされる犬種が花粉症になりやすいそうです。
花粉の季節が近くなれば、よく観察してあげましょう。
かゆみはとても不快で辛いものですよね。
私の家では、私とココアくん以外の全員が花粉症で辛そうです…!
うちのワンちゃんも花粉症かも…?と思ったら、花粉対策を万全にしつ、獣医さんに診てもらいましょう。
また、これからワンちゃんを家族に迎えようとしている方も、犬の花粉症について理解しておくといいですね。