- 公開日
- 2018/10/12
- 更新日
- 2021/06/09
ワンちゃんに豆乳をあげても良いの?
豆乳と聞くと健康的なイメージを持つ方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな健康的なイメージの豆乳ですが、ワンちゃんにも良い効果があるのでしょうか?そもそも与えて大丈夫なのでしょうか?
今回はワンちゃんに豆乳を与えても大丈夫なのか、与えた時どんな効果があるのかなどをご紹介します。
豆乳とは

豆乳の原材料は大豆です。
豆乳は豆腐を作る途中の工程で出来上がります。
水に浸した大豆を砕き、水を加えて煮詰め、絞ってこした汁が豆乳になります。
その豆乳ににがり(凝固剤)を加えると豆腐になります。
豆乳はワンちゃんにあげても大丈夫?
牛乳と見た目はそっくりなので、あげてはいけないかもと思っている飼い主さんもいらっしゃるようですが、牛乳をあげた時にワンちゃんがお腹を壊す原因である「乳糖」が豆乳には含まれていません。
ですので、豆乳をワンちゃんにあげても問題ありません。
大豆をそのままあげるよりも液体になっている分、豆乳の方が消化しやすいです。
また、ワンちゃんは脂質やタンパク質の匂いが好きな子が多いため、良質なたんぱく質が豊富に含まれる豆乳は食欲が落ちている時などにおすすめです。
少しドッグフードなどにかけてあげたり、手作り食で取り入れたりしてあげると嗜好性が高まり、食いつきが良くなることがあります。
ワンちゃんに豆乳をあげるときに気を付けること
ワンちゃんに豆乳をあげるときに気を付けて欲しいことは3つあります。
1.与えすぎ
どの食べ物でもそうですが、与え過ぎは身体によくありません。
過食により下痢や嘔吐をしてしまうことがあるので与える量には十分注意しましょう。
また、豆乳はカリウムが豊富に含まれているため過剰摂取してしまうと頻尿になったり腎臓に負担がかかったりしてしまいますので、与えすぎないようにしましょう。
2.カロリー
豆乳は人から見ると低カロリーなイメージがありますが、45.9kcal/100mlとワンちゃんから見ると意外とカロリーがある食べ物です。与えすぎてワンちゃんを太らせてしまわないように注意しましょう。
3.大豆アレルギー
アレルギーには、人と同じように個体差があります。
大豆アレルギーの発症は少ないと言われていますが、アレルギー症状が出てしまうワンちゃんもいます。
ワンちゃんが豆乳を食べた後に目の周りが赤くなったり、痒がったりした場合は、動物病院へ連れていきましょう。
無調整豆乳と調整豆乳の違い
ワンちゃんに与えられるのは無調整豆乳のみです。
では、なぜ無調整豆乳だけなのか、無調整豆乳と調整豆乳の違いを見ていきましょう。
無調整豆乳
無調整豆乳は、大豆固形分8%以上のもので、原材料が大豆と水のみと味付けなどを行っていない豆乳になります。
大豆特有の香りやえぐみなども含め、大豆本来の味をそのまま味わうことができます。
調整豆乳
調整豆乳は大豆固形分6%以上のもので、無調整豆乳にお砂糖や塩などを加えて味付けした豆乳になります。
人からすると無調整豆乳よりも飲みやすくなっています。
このように調整豆乳はお砂糖と塩が入っているため、ワンちゃんに与えることができません。
ワンちゃんに豆乳を与えるときは、必ず無調整豆乳を選ぶようにしましょう。
豆乳の栄養素と期待できる効果
豆乳はデンプンが少なく、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
その他にも、ミネラルやレシチン、サポニンなども含まれています。
では、期待できる効果を見ていきましょう。
老化防止
豆乳に含まれるレシチンは、細胞膜の働きを正常に保つ働きがあるので、老化防止の効果が期待できます。
動脈硬化予防
豆乳に含まれるレシチンは、血管にこびりつくコレステロールをはがしたす働きがあるので動脈硬化予防の効果が期待できます。
がん予防
豆乳に含まれるサポニンは、脂質の酸化を防ぐ働きがあるので、がん予防の効果が期待できます。
豆乳とおすすめの食べ合わせ
豆乳とまいたけとイソフラボン
豆乳のサポニンやイソフラボンとまいたけのβ-グルカン、ごぼうのオリゴ糖は、がん予防の効果が期待できます。
豆乳とカツオとかぼちゃ
豆乳のレシチンとカツオのEPA・DHA、かぼちゃのビタミンEは、老化防止や脳の健康を保つ効果が期待できます。
豆乳とゴマとさつまいも
豆乳のサポニンやレシチンとゴマのセサミノール、さつまいものポリフェノールは、動脈硬化予防の効果が期待できます。
豆乳を使ったレシピ
材料は3つだけ!白菜と人参の豆乳煮

【材料(5kgのワンちゃんの分量)】
- 豆乳・・・50cc
- 人参・・・10g
- 白菜・・・30g
レシピの詳細はこちらから
サーモンと小松菜の豆乳パスタ

【材料(5kgのワンちゃんの分量)】
- パスタ(無塩)・・・40g
- サーモン(無塩)・・・50g
- 小松菜・・・20g
- 豆乳・・・100g
※パスタとサーモンは必ず無塩のものを使用してください。パスタが用意できない場合は、パスタなしで「サーモンと小松菜の豆乳スープ」として作ることもできます。その場合は、パスタを茹でる工程を省いて調理してください。
レシピの詳細はこちらから
まとめ
豆乳には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
ワンちゃんが豆乳を食べることで、老化防止や動脈硬化の予防、がん予防などの効果が期待できます。
与えすぎには注意して、ドッグフードのトッピングや手作り食など上手にワンちゃんの食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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