ペットとの同行避難!準備しておくべきこと

避難を伴う災害が起きてしまった時、私たち飼い主は自分の身を守るだけでなく、ペットの安全も確保してあげなくてはいけません。
では、実際に避難をする時にはどうしたらいいのか、何を持っていけばいいのかなど考えたことがありますか?
今回は、ペットとの同行避難について詳しく紹介していきますので、いつ災害が起きても慌てないように、是非事前に確認をしておくようにしてください。

ペットと一緒に「同行避難」するために準備しておくこと

ペットと一緒に同行避難をするには、事前準備が重要になります。

準備するもの

同行避難の際に必ず準備しておくべきものが下記になります。

  • サイズの合ったケージやキャリーケース
  • 普段食べ慣れている餌やおやつ
  • 服用している薬
  • 犬用の飲料水
  • 犬用の皿
  • 排泄物を入れるビニール袋
  • ケージを目隠しする為の大きめの布やタオル
  • 鑑札
  • ワクチンと狂犬病の接種証明書

次に必ずではないですが、なるべく準備しておくのがよいものです。

  • ティッシュペーパーやウェットティッシュ
  • トイレシーツ
  • ウェットフード(缶詰やパウチで日持ちのするもの)
  • 救急セット(包帯・ガーゼ・消毒液など)
  • 予備のリードやハーネス

災害時には、ペット用の救援物資への対応は残念ながら遅れがちになることが多いです。犬の為の避難グッズは、基本的には救援物資には頼らずに飼い主さん自身で賄えるように準備をしておくのがおすすめです。

準備すること

災害はいつ何時やってくるのかは誰にも分かりません。その為、事前にやっておけることは済ませておくようにしてください。

  • 犬の首輪に迷子札を付けておく
  • ケージやキャリーケースに入ることに慣れさせておく
  • 見知らぬ人が大勢居る場所でも興奮しないように、家族以外の人ともなるべく接触を持たせておく
  • 「お座り・待て」などの基本的なしつけはしておく
  • 災害発生時に、誰がペット用のグッズを持つのか、誰がペットを連れ出すのか家族間で話し合っておく

避難場所や避難ルートの確認

ペットとの同行避難の場合には、避難場所についても確認しておく必要があります。
最近ではペットの同行避難が可能な避難場所は増えてきていますが、それぞれの避難場所において同行避難についてのルールが決められています。
ご自分の避難する予定の避難所が、ペットの同行避難についてどのようなルールを設けているのかは、必ず自分で確認をしておくようにしてください。

もしも近隣の避難所がペットの同行避難が出来ないのであれば、対応している避難所はどこなのか、現実的にペットを連れて避難は可能なのかを考えておく必要があります。
また、地域外の避難所へ行く場合には、そこまで行くルートの確認をしておくと同時に、地域外からでも避難可能なのかを必ず事前に確認しておくようにしてください。

同行避難の方法

同行避難をする時には、基本的にはそれぞれの避難所のルールに従うようにします。
避難所まで犬が自分で歩くことが可能な状況であれば、歩かせても構いませんが避難所近辺になりましたらケージやキャリーケースの中に入れるようにしてください。
これは普段と様子が明らかに違う環境に加え、多くの人や他の犬が同時に一箇所に集まりますので、普段大人しい犬でも興奮して暴れたりやたらに吠えてしまったりする可能性があるからです。
1匹が興奮し出してしまうと、他の犬も共鳴してしまうことがありますので、思わぬ迷惑をかけることがないようにしてください。

ペット受け入れ可の避難所や仮設住宅での生活

ペット受け入れ可能な避難所や仮設住宅には、それぞれにルールが決められていますので、それを守ることは飼い主として当然のことです。
そして、ルールで決められていないとしても、最低限のマナーは守るようにしてください。

ペットのマナーをしっかり守りましょう

飼い主からみるとペットは大切な家族でも、それ以外の人から見ればペットはあくまでもペットにしか過ぎません。
特に避難しているような状況では、不安や恐怖で気持ちに余裕のない方も多く、ちょっとしたマナーの欠如が大きな揉め事に発展しかねません。

  • 絶対に離し飼いにしない
  • 排泄は決められた場所で行い、排泄物は必ず飼い主自身で速やかに片付ける
  • 無駄吠えをしてしまう時には、その場から連れ出して落ち着かせる

ここに挙げたのは最低限のマナーになります。
頭では分かっていながら、「うちの子は大人しいから大丈夫」「うちの子は誰とでもすぐ仲良くなれるから平気」という考えから、避難所内でペットを自由にさせてしまう人がいまだに居るという話しも耳にします。
普段どんなに大人しくて友好的な犬でも、災害時のストレスの中ではいつもと同じとは限りません。
自分の犬は特別という考えは捨ててルールに従い、犬を連れて居ない人に不快な思いをさせないように最低限のマナーは守るように心掛けてください。

ペットと人の健康管理をしっかりしましょう

避難所では、ルールやマナーを守りつつ、犬の健康にも気を配る必要があります。
普段とは全く違う生活環境で、犬にも様々な症状が出てきます。

  • 食欲がなくなる
  • 睡眠がゆっくりとれない
  • 排泄がうまく出来ない

避難生活でストレスが溜まってしまうのは犬も同じです。慣れない環境でゆっくり眠ることが出来ずに、飼い主さんに対して気が立ったような仕草を見せることもあるかもしれません。
飼い主さんが不安な気持ちのまま犬に接していれば、犬にもその不安は伝わってしまいますので、犬だけではなく飼い主さん自身も心身ともに健康管理に気を配り、犬を安心させてあげるようにしてください。

過去の災害でのペットとの避難の実態

避難生活を強いられる災害はここ数年内でも各地で起きています。
阪神淡路大震災や新潟中越地震の際には、ペット同行避難のガイドラインが制定されていませんでしたので、ペット連れとそうでない人の避難スペースを自主的に分けて対応している自治体もあったようです。
残念ながらペットの同行避難への理解がなされなかった地域では、車の中でペットと共に生活を送る人が大変多くいて、なかにはエコノミー症候群を発症し命を落としてしまった方もいました。

現在でもペットの同行避難については、各自治体レベルでの制定となっていますので、各地域において対応に差があるのが実情です。
災害時のペットへの対応は行政へ任せきりにするのではなく、それぞれが自分で出来ることは何かを考え準備しておくことが大切なようです。

まとめ

災害時のペットとの同行避難について紹介してきました。
ペットは大切な家族ではあるのですが、災害時にはなかなか家族として同列での扱いを受けることは難しい面があります。
そのような状況でも、飼い主さんの対応や事前の準備によって犬のストレスを軽減してあげることは可能ですので、いつ災害がきても慌てないように準備をしておくようにしてください。