たくさんあることわざ。実は「犬」が使われていることわざは「猫」よりも多いといわれているんです!
日本だけでなく海外でも多く犬にまつわることわざが使われています。いくつかピックアップし、まとめてみました。意味を覚えて実際に使ってみてはいかがでしょうか?
犬のことわざ~日本編~
日本人と犬とのつながりは、はるか昔縄文時代から。最初は猟犬として飼われていましたが、明治時代にはペットとして飼われるようになりました。
現在はペットからはじまり警察犬、盲導犬、セラピー犬など幅広く私たちと関わっています。だからこそ多くのことわざが残されているのでしょう(^^)
犬も歩けば棒に当たる
出しゃばると逆に災いにあうこともあるということ。
色々と行動をしていれば、思いがけない幸運に出会うこともあるということ。
犬のことわざの代表格ですね!
犬猿(けんえん)の仲
きわめて仲の悪い関係ということ。
犬馬の労(ろう)
他人のために一生懸命になって全力を尽くすことのたとえ。
犬が西向きゃ尾は東
当たり前のことをいう時のたとえ。
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ
犬は短い期間でも世話をすればずっとその恩を忘れない。
人間ならなおさら恩義を忘れるな、ということ。
飼い犬に手を噛まれる
日頃から、可愛がり面倒を見てきた者から裏切られたり、ひどい仕打ちを受けることのたとえ。
負け犬の遠吠え(とおぼえ)
臆病な人が陰では強がった態度をとったり、悪口をいうこと。
犬のことわざ~海外編~
海外でも犬との関わりは深いようで、ことわざ以外にも様々なたとえに使われています。
昔はよくない存在として扱われていましたが、今では犬を忠誠的な性格でたとえた言葉が多いようです。
Don’t wake a sleeping dog.
直訳『寝ている犬を起こすな』
面倒になりそうなことはそっとしておく、という意味。
日本のことわざで言うと「藪(やぶ)から出た蛇」があります。
Love me, love my dog.
直訳『私を愛しているなら、私の犬も愛して』
実際には「私を愛しているなら、あれもこれも許してよね」というニュアンスで、恋人に気持ちを確認するときに使われるそうです。
You cannot teach an old dog new tricks.
直訳『老犬に新しい芸を教えることはできない』
若いうちに色々学んでおけ、ということ。
Dogs remember faces Cats places.
直訳『犬は人になつき、猫は家になつく』
このように、犬と猫を対照的に表したことわざもあります。
Every dog is a lion at home.
直訳『どんな犬でも家ではライオンになる』
日本で言う、内弁慶のこと。
ライオンで例えているのが面白いですね。
おまけ
ことわざではないのですが、海外には「パングラム」というアルファベット28文字すべてを使った言葉(一文)があるらしく、主にタイピングの練習で例文として使われているそう。ちょうど「dog」が含まれた文を見つけたのでご紹介します(^^)
The quick brown fox jumps over the lazy dog.
直訳『すばやい茶色のキツネがのろまな犬を飛び越える』
いかがだったでしょうか?気に入ったことわざはありましたか?
ちなみに、私の好きな犬にまつわる言葉は、スヌーピーの名言「もし望めば犬だって飛べるんだ…!」です(^^)
今回ご紹介した以外にもまだまだたくさんあります。いろいろと調べてみると面白いかもしれませんね。