ペットと飼い主の幸せのためにこだわりの正しいペット食を届けたい【株式会社国泰ジャパン×ドッグパッド取材】

食事

ペットに与える食事やおやつは、どんな製品を選んでいますか?ドッグパッドでは、ペットと飼い主の幸せな日々のために、ペット食について本気で考えた製品作りを行っている、株式会社国泰ジャパン アブレス事業部様に取材を行いました。

株式会社国泰ジャパンはこだわりの「ペット食」を製造・販売している会社

国泰ジャパンは、ペットの食事(ごはんレシピ、おやつ、サプリメント)やペットグッズ、アパレルを展開している会社さんで、ables(アブレス)という公式通販サイトも運営されています。

https://www.ables.jp/

今回、国泰ジャパンアブレス事業部の山田さんにお話を伺いました。

本当によい商品を作るためにアブレスを立ち上げた

ペットと飼い主の幸せのためにこだわりの正しいペット食を届けたい【株式会社国泰ジャパン×ドッグパッド取材】犬のおやつ アブレス こだわりおやつ

――アブレス事業部を立ち上げた理由を教えてください。

山田さん:「アブレスとは、ギリシア語で『まだ射られていない矢』という意味で、ペットの健康を第一に考え、今までにない製品を世に出し、ペットと家族の気持ちを結ぶ豊かな暮らしを支えたいことから名付けられています。

私は、今まで15年ほどペットフードメーカーで商品開発の仕事に携わっていましたが、そこで日々感じていたことがあります。それは、本当にペットの健康を考えた商品が少ないということです。 全てのメーカーがそういうことではないですが、メーカーは売れる商品の開発が優先事項で、ペットの健康という事はあまり優先されていないこともあります。しかし、パッケージにはよい事が書いてあり、いかにも良さそうなイメージで販売しています。」

本当によい商品を作るのは自分たちしかない

山田さん:「例えば、乳酸菌やシニア犬のためにグルコサミン、コンドロイチン配合とうたっていても、配合しているのはごく少量でペットの健康に影響が出る量を入れていない製品もあります。

なぜ十分な量を入れないかというと、販売価格優先で商品開発を行っているため、コスト的な理由から成分を少量しか入れることができないからです。でも、実際には少量でも配合されているので、~入り、~配合としていかにも体に良さそうに販売されている商品を見かけます。

他にも、獣医師監修、獣医師おすすめの商品といっても、監修獣医師の名前や何を監修しているのかがわかる商品が少ないですね。そもそも栄養学専門の獣医師は少なく、監修獣医師は何が専門の獣医師かがほとんどわからないケースが多いです。 それを、飼い主さんは自分のペットの健康のためにと思い購入しているのです。

そこで、ペットとその飼い主さんのために本当にいい商品を作るのは自分たちしかないと思い、前職を退社し、有志とこの使命感にも似た気持ちで2019年にアブレス事業部をスタートしました。

弊社が作る製品は、価格優先ではなくペットの健康優先で商品開発しています。しかし、価格が高くなってもいいというわけではなく、あくまでもペットの健康のために継続して与えてもらえるものでなればなりません。

また、Dr madeシリーズは栄養学の専門の岩切獣医師と共同開発し、犬でエビデンスがある機能性素材を実際に効果が出るとされている量を配合しています。」

ペットと飼い主の幸せな日々のために〜ペットの健康を第一に考えたものづくりを〜

ペットと飼い主の幸せのためにこだわりの正しいペット食を届けたい【株式会社国泰ジャパン×ドッグパッド取材】犬のおやつ 北海道

――ables(アブレス)はどんなこだわりのあるショップなのでしょうか?

山田さん:「ables(アブレス)では、商品開発の基本は自分たちのペットに与えたいと思う食べ物で、原料から製造工程にこだわり、ペットの健康を第一に考えたものづくりを行い、また、配合している有効成分の量をパッケージに明記しています。

日々の暮らしの中で、私たちによろこびや癒し、学びなど、多くのものを与えてくれる存在の小さな家族=ペットたちである彼らが、いつまでも元気にいてくれることを願ったときに、最も大切なのは、その子に合った適切な〝食事〟ではないかと思います。

現代では、ペット食もさまざまな種類のものが市場に溢れています。選択肢が多いこと自体は、悪いことではありません。しかし、逆に相応しいものを選びにくくなっているのも事実ではないでしょうか。

『では、彼らのために、どんな食を提供してあげればよいのだろうか。』

そこで、私たちは、あらためて正しいペット食というものを考えましたが、残念なことに、栄養補助食やおやつのジャンルにおいては特に、現代の市場には、その理想に叶うものが少ないことに気づきました。

『それなら、ペットも飼い主もよろこぶペット食は、私たちが作るしかない。』

今までの常識に決してとらわれることなく、新しい目で向き合いながら革新的なペット食の開発やペットの食についての提案を行っています。」

安全・安心、そして、笑顔のために〜ペット食の品質と盲導犬の支援活動で人々を笑顔にする〜

――アブレスさんが力を入れている取り組みなどはありますか?

山田さん:「ペットのための食べ物は、安全で、飼い主さんが安心して使えるものでなければなりません。そのために『品質』は、私たちがお客様にお約束する一番大切な価値と考えており、原材料も製造工程も常に厳しい目で、安全最優先で最高の品質を追求しています。

また、アブレスは、食物アレルギーのワンちゃんにも、食事をおいしく楽しんでもらえるように、原材料を工夫しています。その他にも(社)盲導犬総合支援センターと共に商品を企画、販売し、盲導犬育成を応援しています。」

お買い物で盲導犬育成を応援!

「盲導犬チャリティーグッズ」の売上の一部は、(社)盲導犬総合支援センターを通じて、補助犬育成及び障害がい者の社会参加の支援活動に役立てられます。

https://www.ables.jp/SHOP/309911/list.html

獣医師と開発を進めた本格志向の健康サプリフード「Dr.madeシリーズ」

ペットと飼い主の幸せのためにこだわりの正しいペット食を届けたい【株式会社国泰ジャパン×ドッグパッド取材】Dr.made ドクターメイド 獣医師監修おやつ 犬のおやつ 乳酸菌

――アブレスさんのショップには、ワンちゃん用のお肉からおやつ、サプリメントまでさまざまな商品が販売されていますが、特におすすめの商品はありますか?

山田さん:「Dr.made シリーズが特におすすめの人気商品です。この商品は、『予防医学』の観点から、ペットの食べるものを見直して、獣医師と一緒に開発したシリーズの健康サプリフードです。食物アレルギーにも注意を払い、なるべくリスクの少ない原材料を使っています。

獣医師が病院でさまざまなペットを治療する中で『こういうフードやサプリがあったらいいな』と考えていたものを今回、製品化することができました。

食べることがペットの健康や治療につながるように、有効成分は臨床データに基づいてきちんと効果が出る量を贅沢に配合しています。」

https://www.ables.jp/SHOP/297757/list.html

Dr.madeは用途に合わせて選べる2つのシリーズがある

《乳酸菌&ビフィズス菌シリーズ》

乳酸菌&ビフィズス菌シリーズは、犬のアトピー性皮膚炎の症状緩和に有用とされている乳酸菌K-71株を使用しています。効果があるとされている量の乳酸菌K-71株を1袋にそのまま配合しました。

その他にも、乳酸菌EC-12株を2,500億個、ビフィズス菌BR-108株を30億個配合しています。

《難消化性デキストリンシリーズ》

難消化性デキストリンシリーズは、人でも有名な特定保健用食品に配合されている難消化性デキストリンを1袋当たり8,000mg配合しています。

獣医学術誌「CAP」に掲載された報告に基づき、減量効果の見込めるとされる量の難消化性デキストリンを配合しました。

ペットの食事やおやつの原料として鹿肉に注目した理由

ペットと飼い主の幸せのためにこだわりの正しいペット食を届けたい【株式会社国泰ジャパン×ドッグパッド取材】えぞ雪もみじ 犬のおやつ

――”えぞ雪もみじ”というエゾシカの生肉や、鹿肉のジャーキーを取り扱われていますが、そもそも、鹿肉は犬に与えるとどんなメリットがあるのでしょうか?

山田さん:「アブレスでは、製品の原料として『鹿肉』を使っています。なぜ、鹿肉に注目をしたのかというと、そこには、ペットのことを考えた上での理由と環境や社会のことを考えた上での理由があります。単に『低脂肪高タンパクな食材だから』という理由だけではない『鹿肉』へのこだわりがあるのです。」

鹿肉をおすすめするのは、アレルギーリスクが少ないため

山田さん:「愛犬の食事を選ぶ際に、気になることの上位にあがるのが『食物アレルギー』ではないでしょうか? 食物アレルギーは、ある食物に対して、本来身体を守るはずの免疫機構がそこに含まれるタンパク質を敵と誤認識することで生じるものです。

アレルギーは、これまでに食べたことのある食物で起こることがほとんどであるため、多くのドックフードの原材料として使用されている牛肉や鶏肉のアレルギーは、決して珍しくありません。

その点、鹿肉は牛肉や鶏肉ほど普及していなかったため、ペットにとっては『今まで食べたことのないタンパク質』であるか、もしくは『普段、食べる機会がなかった珍しいタンパク質』であることが多いでしょう。このようなタンパク質は『新奇タンパク質』と呼ばれ、摂取することがほとんどなかったことでアレルギーを発症するリスクが低いと考えられており、注目されています。

だからこそ、牛肉や鶏肉のアレルギーに悩んでいる子にもおすすめしたいのがこの鹿肉なのです。」

低脂肪、高タンパク、豊富な栄養素

山田さん:「鹿肉は、低脂肪高タンパクな食材として馬肉と同様に注目を集めている食材です。また、α-リノレン酸(必須脂肪酸)は、鶏ささみの16倍、EPA(不飽和脂肪酸)は、鶏ささみの7倍と栄養素も鉄分も豊富とされています。」

鹿肉を使うことは、サスティナブルな社会への第一歩

山田さん:「アブレスでは、生肉の状態で販売する『えぞ雪もみじ』、おやつや栄養補助食品として展開している『Dr.made』『HOKKAIDO NATURAL SELECTION』にも、北海道のエゾシカ肉を使用しています。

馬肉ではなく鹿肉に着目して商品開発に起用した理由は、肉としての栄養面の他に、もう一つの大きな理由があります。

それは、野生で増えすぎて害獣とされてしまっている鹿を資源として大切にいただくことが、生態系のバランスを保つことにつながると考えるからです。

北海道という土地を基準に考えると、天敵がいない状態で人と共存できる鹿の頭数は、約20万頭と言われています。しかしながら、2016年の調査段階では、北海道に生息する野生の鹿は、推定で約45万頭でした。野生の鹿が増えてしまっている理由には、エゾオオカミの絶滅をはじめとする天敵の減少や、高齢化に伴うハンターの減少が挙げられます。

鹿の増加による被害は膨大で、農産、農林被害は年間約42億円ともいわれています。その内訳は、畑に蒔いた種や家畜の餌が荒らされて生産物に被害が及んでいるということや、樹皮をかじられることによって山の木々が枯れてしまい、森が育たないということなどです。

山が育たないと、川水も栄養素が乏しくなり、川水が流れ出るオホーツク海の水質にも影響を及ぼすとも考えられています。また、鹿自身も居住区や餌の確保が過酷な状況となって、人里へ降りてくることで、交通事故も年々増加の一途を辿っているという側面もあります。エゾシカの増加は、かなり深刻な現代の社会問題なのです。

鹿肉は、ジビエとしてレストランでおいしく料理されることも多くなり、人の食生活にも根付いてきました。これをペットフードにも取り入れることで、エゾシカの命をありがたく無駄なくいただき、サスティナブルな社会へほんの少しでも近づきたいと思っています。そして、愛犬がおいしく適切な栄養を摂り、健康な毎日を送るために、私たちは鹿肉を使った安心安全なペットフードを開発してまいります。」

ドッグパッドユーザーへのメッセージ

――最後に、ドッグパッドユーザーにメッセージをお願いします。

山田さん:「私たちは、ペットの健康を第一に考え、今までにない製品を世に出し、ペットと家族の気持ちを結ぶ豊かな暮らしを支えたいと思っています。

ペットのために本当によい物を、飼い主さんの意見を取り入れながら開発していきます。ぜひ、ドッグパッドメディアを読んでくださっている皆さんのご意見もお聞かせください。」

――ありがとうございました!

株式会社 国泰ジャパン会社概要

所在地   〒150-0031 東京都渋谷区渋谷桜丘町21-4渋谷桜丘町ビル5F

公式オンラインストア:https://www.ables.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/ables_pet/

Twitter:https://twitter.com/ables_pet

Facebook:https://www.facebook.com/ables.pet/

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ドッグパッド編集部

ドッグパッド編集部

ワンちゃんとの楽しい生活に役立つ独自の情報を取材し、配信するエディター集団です。皆さまが普段「あるといいな」と感じていること「こんな工夫は楽しいよ」と知らせたいこと、疑問、質問、困りごとなど、どしどしお寄せください。

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