公開日
2020/05/08
更新日
2020/10/14

愛犬が『年を取ったなあ』と感じる7つの瞬間

愛犬と一緒に暮らし始めて16年が過ぎようとしています。愛犬はいつしか歳をとり「歳をとったなぁ」と感じることが増えました。シニアな愛犬との生活で、気づいたこと、感じたことなどのお話です。

足の衰え

愛犬の老化を感じたのは、足の衰えからでした。よろよろと歩く愛犬。後ろ足がうまく動かせていません。

足の衰えに気が付いてから1年ほどたつと、ひとりで立ち上がれなくなりました。

最近は、お座りの状態で後ろ足を引きずりながら歩こうとします。

「こんな格好で、後ろ足を引きずりながら歩いたら危ないな」と思うのですが、目を離すと「お座り歩き」をして水を飲みに行ったり、移動したりしています。

立ち上がるお手伝いをすれば、普通に歩き出します。なので、できるだけ手伝いをして、危ない「お座り歩き」をさせないようにしています。

目が見えにくくなる

食事をあげるタイミングで目が見えにくいのかな?と気がつきました。

食欲があるときの愛犬はイノシシのごとく食べ物に突進してきます。

「ご飯だよ」とフードボウルを置こうとすると「お座り歩き」をしながら突進する愛犬。「まった、まった危ないよ」とからだを起こすと、フードボウルを通り過ぎてその先へ行ってしまいます。今度は「いやいや、ご飯はそこじゃないよ」と定位置に愛犬を戻します。

目が見えにくく、食事のにおいで場所を把握しているのだと思いました。

食べたいけれども、どこにあるのかわかりにくいと、焦る気持ちが愛犬をこのようにさせているのだと思います。

よく眠るようになる

「あれ?静かだな」と思い愛犬を探すと、いつもいる定位置でぐっすりと眠る愛犬を発見。さっきまで、おなかが空いたアピールをしていたのに、あきらめたのか熟睡中です。

愛犬がシニア期を迎えてから、眠る時間がとても長くなりました。

ただ、眠れることは愛犬の体調が悪くない証拠です。

体調が悪いときは、眠くても横になれずに座ったままうとうとしていたこともありました。愛犬が横になって気持ちよさそうに眠っている姿は、癒しとともに私を安心させてくれます。

ときどき噛む

視覚や聴覚の衰えが関係していると思うのですが、ときどき噛むようになりました。

強く噛むのではなくパクッと口を開けて、歯を手に当てる程度の噛み方です。痛みがある場所に触れてしまったことなどが原因で、驚いて噛むのだと思います。

本当はその程度の噛み方でも、犬が人間の手に歯を当てることはよくないとされています。ですがシニア犬にとって、それを強く禁止し、叱ったり罰を与えたりすることは酷だと思います。

噛まれそうなシチュエーションなら、行動のコントロールがしにくいシニア犬の行動を変るよりも、私が気をつけて噛まれないようにすればいいと思っています。

甘えん坊になる

私が長時間パソコンで作業をしていると、背後に感じる愛犬の視線。振り返ってみると嬉しそうに愛犬がこちらを見ています。

シニア期を迎えた愛犬はとても甘えん坊になりました。若いころは我慢をしていたことも、老化とともに我慢の制御スイッチが弱くなり、甘えてくれているのかなと思っています。

膝の上に愛犬をのせると、鼻先を腕にぐいぐい押し付けて甘える愛犬。夜中に何度も起こされても、排泄を失敗してもこんなに可愛い甘えん坊の愛犬を見ると、苦労や疲れは忘れてしまいます。

表情が優しくなる

クリーム&ホワイトの毛色でもともと顔の毛色が白い愛犬は、シニア犬特有の「顔が白くなる」ことはあまり感じにくいのですが、それでも白くなったかな?思うようになりました。

もうひとつ感じることは表情がとても優しくなったことです。若いころの凛々しさが穏やかさに変わり、擬音を使うなら「ぽわん」とした柔らかい表情になりました。そんな優しい表情の愛犬は、見ているだけで心が癒されます。

穏やかな時間が流れる

最近、思考の衰えも感じるようになりました。部屋の真ん中で立ち止まり、何か見つめる愛犬。少し時間がたつと、またゆっくりと動き始めます。

認知症といってしまえばそれまでですが、愛犬がシニア犬になり、今まで見えていなかった穏やかな世界が見えるようになったのだと、私は考えています。

老化で思考が鈍くなり、若いころと同じ生活ができず、悲しく感じることもあると思います。ですが、この穏やかな時間はシニア犬と生活をして、はじめてわかる特別なひとときだと思っています。

最後に

「歳をとったなあ」と感じることは、悪いことばかりではありません。むしろ私に頼ってくれる愛犬を今まで以上に愛おしく感じています。

愛犬には返しきれないほど、たくさんの幸せをもらってきました。

「すきなだけあまえていいし、すきなだけ私を困らせていいんだよ」

穏やかに流れる時間をいつまでも愛犬とともに過ごしていきたい、そう願っています。