犬の耳の形は、立ち耳やたれ耳などいくつか種類があります。世界各国には、非公認犬種も含めて700以上の犬種がいるといわれていますが、犬種がいれば当然、骨格、毛の長さなど見た目にも差が出てきます。そこで注目したのが「犬の耳」。犬の耳には色々な形がありますが、それぞれ名前があります♪今回は、9種類の犬の耳の形についてお話しします。
9種類の犬耳の形をピックアップ
立ち耳
ピン!と立った特徴の「立ち耳」は、英語でプリックイヤー(Prick Ear)と呼び、文字通りピンと直立している耳。
犬種の例)柴犬、ポメラニアン、ジャーマンシェパード、シベリアンハスキー

ろうそく耳
立ち耳で、ろうそくの炎のような形をした耳のことを「ろうそく耳」、キャンドルフレームイヤー(Candle Flame Ear)といいます。
犬種の例)ミニチュアピンシャー、トイ・マンチェスター・テリア

こうもり耳
こうもりの翼の形に似ている耳のことを「こうもり耳」といい、英語ではバットイヤー(Bat ear)と呼ばれます。
犬種の例)チワワ、ウェルシュ・コーギー

半立ち耳
立ち耳の中でも、先端だけが少し前に折れ曲がった形をした耳のことを「半立耳」、コックドイヤー(Cocked Ear)と呼ばれます。
犬種の例)コリー、シェットランドシープドッグ

ボタン耳
犬の耳の先端が前の方に向かってV字型に折れている耳のことを「ボタン耳」、ボタンイヤー(Button Ear)と呼ばれます。
犬種の例)ジャックラッセルテリア、フォックステリア

ローズイヤー
垂れさがった部分が後ろ向きに倒れている耳のことを「ローズイヤー」(Rose ear)と呼ばれます。
犬種の例)パグ、ブルドッグ、ウィペット

たれ耳
頭の横に垂れさがった形の耳のことを「ドロップイヤー」(Drop ear)といいます。中でも付け根から垂れ下がっている大きなたれ耳は「ペンダント耳」ペンダントイヤー(Pendant ear)と呼ばれ、ダックスフンドや、バセット・ハウンドにみられます。
犬種の例)トイプードル、ビーグル、ラブラドール・レトリバー

バタフライイヤー
チョウチョのような形をした耳の形のことをバタフライイヤー(Butterfly Ear)といいます。
犬種の例)パピヨン

フォールデッドイヤー
たれているものの、根元付近は若干立っていて、やや外側に広がった状態の耳のことをフォールデッドイヤー(Folded Ear)といいます。
犬種の例)キャバリア・キング・チャールズスパニエル

たれ耳を持つ犬と聴力の関係
ここまで犬の耳の形を一部ご紹介してきましたが、ここで、犬耳の、ちょこっと豆知識をお話します。♪
たれ耳で有名な犬種、ブラッドハウンドやバセットハウンドなどは、余計な音をシャットアウトし嗅覚を鋭敏化するために人為的に垂れ耳として品種改良されてきた犬種です。しかし実際は、ダックスフントを用いて行った実験によると耳が垂れていようがオープンになっていようが、聴力に大きな差が認められなかったといいます。
※参考資料「犬と猫の行動学」・インターズー
実際のところはたれ耳のワンちゃんも聴力にはそれほど差がないようですね。
いかがだったでしょうか?こんなに犬耳にも名前があるんですね~。
私の愛犬ココアくんはキャバリアなのでフォールデッドイヤーです。
ご自分の愛犬の耳の種類を調べてみるのも楽しいかもしれませんね♪参考にしてみてくださいね!