3月7日は魚の日です。昔から、日本人の食卓に欠かせない魚を、魚の日に見直してみませんか。魚は愛犬の健康維持に欠かせない栄養素が含まれる食材です。愛犬に魚を与えるときの注意点やメリットなどをご紹介します。
犬の主食は肉!猫の主食は魚!実はどちらとも……。
3月7日は魚の日です。
魚というと猫の主食を連想しますよね。「犬は肉、猫は魚」このようなイメージだと思います。ですが、犬も猫も主食は肉なのです。
主食から外れてしまった魚ですが、肉には含まれていない成分が魚には含まれています。愛犬に魚を与えるメリットや魚で摂取したい栄養素、愛犬に魚を与える方法などをご紹介します。
魚にしかない成分も?!愛犬に魚を与えるメリット
魚は愛犬にどのような良い影響があるのでしょうか?魚を与えるメリットについてまとめました。
低カロリー高タンパク質の魚
魚は重量あたりのたんぱく質が肉類より多く、カロリーは肉類よりも低い特徴があります。そのため、カロリーコントロールをしている愛犬の主食には最適といえます。
ただ、後述しますが、魚には与えすぎに注意したい成分が含まれているため、肉類とのバランスがとても大切です。
アレルギーを起こしにくく、消化が良い
白身魚のサケやタラは、アレルギーを起こしにくいため、アレルギー用のフードに使われることもある食材です。
また、タラは消化吸収が良いためシニア犬の食事に向いている食材といえます。
はじめて愛犬に魚を与えるときは、まれに魚アレルギーを起こすケースもあるため、少量ずつにしましょう。
魚でしか摂取できない成分がある!
骨粗鬆症や骨軟化症を予防するビタミンD。ビタミンDは肉類には含まれていない成分です。ビタミンDは、サケやマグロやイワシ、カレイに多く含まれています。
ビタミンDは紫外線により皮膚から吸収されます。ですが、体内合成だけでは愛犬たちが必要とする量には不十分だと考えられています。
そのため、魚やサプリメントで摂取する必要があるのです。
ただ、ビタミンDは体内に蓄積されるため、与えすぎには注意が必要です。
EPAやDHAが豊富な魚
EPAやDHAは抗炎症作用や認知症予防など、他にもさまざまな疾病への有用性が期待されています。ですが、こちらも摂取しすぎると血小板の働きの異常などの副作用が懸念されます。
愛犬の体にとって必須の栄養素なのですが、こちらも摂取のしすぎには注意が必要です。
愛犬がEPAやDHAのサプリメントを服用している場合、病気の治療や手術をする際に、必ず獣医師さんに伝えるようにしましょう。
食事のトッピングに最適な魚。愛犬に魚を与える方法
魚は愛犬にとってとてもメリットがある食材です。ですが、与え方を間違えてしまうと特定栄養素の過剰摂取になることもあります。
愛犬にじょうずに魚を与える方法をお伝えします。
愛犬に与えたい魚の種類
良質なたんぱく質やビタミンD、EPAやDHAを含む魚。
愛犬に与えたい魚の種類をご紹介します。
【白身魚】
- サケ
- タラ
- タイ
- カレイ
【赤身魚】
- マグロ
- カツオ
【赤身魚であり青魚】
- イワシ
- アジ
愛犬に与える魚の量
愛犬に魚を毎日与えるのなら、少量を与えるようにしましょう。
例えば、体重5キログラムのワンちゃんの手作り食に、サケを加えるなら2.5グラム程度がいいでしょう。(1日2食の場合:1日の摂取量を5グラムと換算)
ドッグフードの場合は、フードの中に、様々な栄養素が配合されています。
そのため、ビタミンやEPAなどの多価不飽和脂肪酸の過剰摂取にならないように、少量を与えるようにしましょう。
愛犬に魚を与えるときの注意点
愛犬に魚を与えるときに注意したいことをまとめました。
【加熱した魚を与える】
生の魚には、寄生虫が寄生していることがあります。そのため、加熱してからあたえましょう。※人間が生で食べる刺身用の魚なら生で与えても問題ありません。
【味が付いた魚に注意】
塩味がついている魚や干物は、愛犬にとって塩分過多になるため、注意してください。愛犬に与える魚は、味つけをしていないものを選びましょう。
【与えすぎに注意しましょう】
前章でもお伝えしましたが、適量を与えることが大切です。有益な成分が豊富な魚ですが、魚ばかり愛犬に与えることはお勧めできません。
「メインは肉」ということを忘れないようにしましょう!
最後に
魚は体に良い成分がたくさん含まれている食材です。健康維持も期待できる魚。
愛犬の食事やおやつにじょうずに取り入れ、魚に含まれる素晴らしい成分をフルに活用しましょう!
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