【実体験!愛犬の苦労エピソード】②子育て初心者、愛犬の足裏を拭く

飼い方

ワンちゃんを飼い始めた頃は、目にした情報やお友達からの又聞き情報を鵜呑みにしてしまうことが多かったりします。私が犬を飼い始めた頃(1996年)は、まだまだインターネットも普及しておらず、得られる情報も限られる時代であったと言い訳をしておきますが、それによって愛犬も迷惑を被ってしまうことがあるのです。
子育て初心者だからこそ、得られる情報には気をつけながら、愛犬と一緒に育っていきましょう。

子育て初心者は情報を鵜呑みする?!

私は幼少から多くの犬達に囲まれて育ったことから、自分での子育ても何とかなる的な感覚に陥っていたのかも知れません。これから紹介するのは、いま考えればこんな間違いはしないだろうというエピソードですが、犬の子育て初心者が陥りがちな実例として恥ずかしながら披露することにします。

家に上がる前には足裏を清潔に

初めに飼った子JACKEYが必要なワンクチンを済ませてお散歩デビューをしてから散歩にも慣れて、色々な天候の中でも一緒に出歩くことも増えてきた頃でした。

散歩を済ませて家に入る前には足裏の汚れを拭き取ることが普通だと思いますが、なかなか綺麗になりにくい場合もありますよね。そんな折、これを使えば綺麗に拭き取れる!という情報を鵜呑みにした私達がさっそく実践してみたことがありました。

その情報では、ある溶液を使うと劇的に綺麗に拭き取ることが出来るというもので、情報通りに溶液を布に含み足裏を拭き取ると、確かに薄汚れていた肉球は本来のピンク色(個体によって色には差があります)になり、すっかり綺麗になったのでした。

舌がただれてのは誰のせい?

その日の夕刻、いつもの食事をちょこっと口にしては止めてしまう愛犬の姿があり、「あれ?どうしたんだろう、何時もガツガツと一瞬で食べてしまうのに…」なんて思い、大好きなおやつを与えてみたりもしたのですが、クンクンと臭いを取って、食べようとするのですが、直ぐに諦めて水ばかり飲むのです。

これはただ事ではないと察した私達は、直ぐに獣医へ駆け込みます。すると、その時担当された若い先生が「いったい何をしたんですか?舌が火傷のようにただれている!」とビックリしたように私に言うのです。「よく、わかりません。」とその時は答えたもので、先生は流動食と同時に抗生物質を処方してくれ、しばらく様子をみるようにと指示されました。

帰路に就きながらよくよく考えてみると、愛犬は散歩から戻ってから、家でしきりに足裏を舐めていたのを思い出しました。パッドが痛くてしきりに舐めていたのだとやっと気づいたのです。

あの溶液か?!やっと思い当たる原因に辿り着き、しっかり調べ直した正体は“次亜塩素酸ナトリウム溶液”でした。ドアの取っ手や家電や調理器具等々の消毒に使えるといった代物でした。何と、今のコロナ騒ぎでも登場するアレです。

しかし、その用途によって、希釈する度合いがあり、特に「手指等の消毒には使わないこと!」と注意が促された情報もいくつか目にしました。何と、やってはいけないことを幼い愛犬にしてしまっていたのです。これには申し訳ない気持ちで一杯になり、ただただ「ゴメンね!」と抱きしめて謝りましたが、後の祭りです。

それ以来、得た情報は慎重に調べ直し、情報源を確かめることを心掛けるようになったことは、言うまでもありません。

最後に

思い出話を改めて書いてみると、本当にお恥ずかしいエピソードです。愛犬JACKEYには本当に申し訳なかったのですが、こんな酷い事件?があったからこそ、その後の私が、情報に用心深くなったのは文字通り怪我の功名でしょうか。

今となっては、笑い話で済む程度で幸いと言うべきでしょうが、犬を飼い始めた頃は、周りからの情報も錯綜して混乱しがち、それが正しい情報なのかを見極めて、愛犬の参考になる情報のみ、お世話になることにしたいですね。

大塚 裕

大塚 裕

1961年東京生まれ。現NDAコミッショナー。愛犬JACKEYと2001年にディスクドッグ世界大会に日本代表第1号として参戦。その後も2度日本代表となる。ディスクドッグの楽しさを広く知ってもらうことに喜びを感じている。

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