公開日
2020/11/17

生後6ヶ月以降のワンちゃんが取り組む8つのこと

子犬が成犬になる過程では、体の成長だけでなく犬の心にも少しずつ変化が出てきます。成犬になった時により暮らしやすい犬なるために、日々の生活の中で取り組むとよいことをご紹介します。

子犬は心も体も早くあっいう間に成長する

子犬は心も体も早くあっいう間に成長する

犬の成長は早く、子犬で家にやってきてもあっという間に心も体も大きくなっていきます。子犬が生後18週齢を過ぎた生後約4ヶ月半頃には、社会化期を終えてパピーから青年期(人間でいう思春期)に入っていきます。

例えば、秋に生後2ヶ月の子犬を迎えたとしら、来年の春には青年期に入っている状態なので、まずは社会化期を迎える冬の間に多くのことを経験させてあげる必要がありますが、犬の気になる様子や問題行動が徐々に見えてくるのは、社会化期が終わった後だといわれています。

体が大きくなるのは大きさや体重からわかることですが、子犬の心の成長や変化をしっかり観察して、問題行動が増えないように気を付けて対応することで、成犬になって落ち着いた暮らしができるようになることでしょう。

>>愛犬の問題行動を改善!犬のしつけ教室って何をするところ?

犬の青年期(思春期)の心の変化、これって反抗期?

犬の青年期(思春期)の心の変化、これって反抗期?

犬にも性格や個性があるので一概にはいえませんが、生後6ヶ月を迎えた頃から1歳のお誕生日を迎える頃に、以下のような犬の変化に気が付くことがあります。言い方を変えれば反抗期のような感覚に近いもので、犬の自我が芽生えて、好きなことと嫌いなことがはっきり出てしてくる時期になります。

「今までなんでも怖がらなかったけれど、音や気配に敏感になった」
トイレの粗相をするようになった」
他の犬に吠えたり攻撃したりするようになった」
「お散歩で引っ張るようになった」
「電信柱などのニオイ嗅ぎをするようになった」
「急にびっくりするような仕草をみせるようになった」
来客時のインターホンに反応するようになった」
「呼んでも来なくなった」
「ものや食器を抱えて唸るようになった」
「いうことを聞かなくなった」
ものを壊すようになった」
「猫や鳥を追いかけようとするようになった」
「犬が、自分から近づいていく人と、怖がる人が出てきた」

こんな変化が、犬の成長の中で起こることがあります。

こういった様子をそのままにしておくと、後々問題行動につながっていく可能性があるので、できるだけ早く対応するようにしましょう。

おかしいと感じたらドッグトレーナーに相談することがベスト

愛犬の気になる様子や変化に気がついたら、まずは基本に戻って飼い主さんとの関係性を確かなものにすることを心がけましょう。

また、もし愛犬をコントロールできない、問題行動が増えてきているといった異変を感じたら、そのままにせずにできるだけ早くドッグトレーナーに相談するか、しつけ教室に通うことをおすすめします。

※子犬のしつけ(パピーレッスン)や子犬の社会化を目的とするパピーパーティーを開催している犬のしつけ教室では月齢制限を設けていて、6ヶ月齢以降の犬の場合は、成犬のトレーニング扱いとなるところがほとんどです。

子犬のしつけの理想は、できるだけ早く社会化を行うこと

子犬のしつけの理想は、子犬を家族に迎えたらたくさんコミュニケーションをとり、できるだけ早くパピーパーティーや子犬のしつけ教室、犬の幼稚園に通って社会化行い、多くのことを経験させることです。

もうすでに社会化期の月齢が過ぎてしまった場合は、時間を取り戻すことはできないので、基本のしつけなど今できることをはじめることが大切です。

生後6ヶ月のワンちゃんが取り組む8つのこと

ではここからは、愛犬が生後6ヶ月を迎えた頃に、飼い主さんが取り組むべきことをご紹介していきます。

基本の服従訓練1:アイコンタクト

最初に必要となるのは、今までいろんなことをできるようになっていたとしても基本の服従訓練をしっかり覚えさせることが大切です。

最初の第一歩、全ての基本は「アイコンタクト」になります。いくらお座りやフセの指示を出しても飼い主さんの方を見ていない、指示通り動かないということは、集中できていないというサインです。名前を呼んだらこちらを見るように練習しましょう。

基本の服従訓練2:お座り(すわれ) 、フセ

「お座り(すわれ)」や「フセ」をさせることは、興奮している犬を落ち着かせる際にも効果的です。お座りやフセをさせる指示を出して、アイコンタクトで犬の集中を飼い主に向けることを基本に、指示通りにできるように練習しましょう。

>>【ドッグトレーナーのしつけ教室】犬のおすわりはいつからがベスト?方法など伝授

>>【ドッグトレーナーのしつけ教室】基礎トレーニング「伏せ」をマスターしよう!

基本の服従訓練3:待て

「待て」も服従訓練の基本になりますが、とても大切なコマンドです。待てができると、犬を落ち着かせることができるだけでなく、急な飛び出しによる交通事故や人や犬への飛びつき、攻撃などを抑制することができるので、トラブルが起こりにくくなります。

犬がきちんと待てたら褒めることを繰り返して、必ず覚えさせておきましょう。

基本の服従訓練4:おいで

アイコンタクト、お座り(すわれ)、フセ、待て、と4つのこと以外に大切となるのが「おいで(こい)」です。

例えば、ドッグランでフリーの状態になったとき、「おいで(こい)」の指示にすぐに従って近くに戻ってくることは、犬同士のケンカやトラブルを防ぐためにもとても大切です。

「待て」と「おいで」の言葉を使って、呼んだらすぐに来るように練習しましょう。

体罰や恐怖を与えないこと

可愛がっていた犬が突然いうことを聞かなくなってくることは、飼い主さんもイライラすることがあるかもしれません。でも、犬の心が揺れている時期に恐怖や体罰、痛みを与えることでより恐怖を感じて「怖いから従わない」「怖いから逃げる」「怖いから攻撃する」という選択をする犬もいます。

犬に体罰や恐怖を与えずに楽しいトレーニングを行いましょう。

怖がっていることを無理にさせないこと

もし、生後半年を過ぎてから急に怖がるものが出てきた場合、無理に慣らそうとわざと怖がる状況や興奮を高める状況を作ったり、追い詰めるような方法をとることは犬の心を不安にさせるだけなのでやめましょう。

お散歩中など、まずは怖がる状況やパニックを起こしそうな状況をできるだけ作らないように飼い主さんがコントロールしてあげることも大切です。

やっていいことといけないことを家族で決めておく

家族の中で、特定の誰かはOKとしているのに、他の人はいけない!と怒る、といった場合も犬がどうしてよいのかわからずに混乱してしまうことがあるので、やってよいことといけないことの線引きを家族内でしっかり決めておくようにしましょう。

電信柱へのニオイ嗅ぎや犬、猫、鳥へ興味も、家族が引きずられるような状況であるならばすぐにやめさせるべきです。やっていけないと決めたことは、家族の誰がお散歩に行ってもさせないことを徹底することを心がけましょう。

これくらいやっても怒られないと犬に判断させないこと

犬が状況を判断できるようになるにつれて、呼んでも戻ってこない、指示に従わなくても怒られないと犬が認識して「これくらいなら怒られないから大丈夫」と犬が判断しているような行動は、犬が飼い主のことを試している可能性があります。

この場合は、今までどれだけいろんなことができていたとしても、基本に戻って服従訓練を繰り返し、指示に従うと褒められることを徹底しましょう。飼い主さんとの信頼関係を強いものになるまで粘り強く繰り返すと、少しずつ心の距離が縮まってくる感覚を実感できるはずです。

新しいこと学ばせることよりも、基本のしつけの動き1つ1つをしっかりできるように徹底させることが大切です。

可愛いからまあいいかは犬のためにならない

子犬が徐々に大きくなっていく過程で、気になる様子や問題行動を起こしはじめたらすぐに対応することが大切です。

「うちのコは可愛いから」「これくらいならまぁいいか」という線引きが、犬の心にも影響してしまいます。家庭犬として大切な「人と暮らしやすい犬になることを目指す」ことを忘れないようにしましょう。

生後6ヶ月以降は犬の心が成長する大切な時期です。犬の行動に不安を感じたとき、自分で解決しようとすると余計に問題行動が大きくなってしまうことも考えられます。もし、犬のしつけに迷ったら、ドッグトレーナーやしつけ教室に相談したり、無料体験レッスンに行ってみることをおすすめします。