チワワってどんな犬?チワワの性格や特徴と飼い方のポイント

飼い方

小さな身体に、大きくて丸い瞳のチワワは本当に可愛らしいですよね。テレビCMに登場した時には、その可愛らしさからあっという間に大人気となり、当時はチワワの飼育頭数が爆発的に増加しました。
当時ほどではないにしろ、今でも人気犬種であるチワワについて、特徴や飼い方を紹介していきたいと思います。

チワワの特徴

チワワは超小型犬で、その大きさは世界最小とも言われています。
外見的な特徴としては、大きな耳・大きな瞳・短めのマズルで、丸い額のことをアップルドームと呼びます。
身体は小さいのですが、体型的にはガッシリしている子が多く、動きも機敏で活発です。
チワワは被毛が長くふわふわとしているロングコートと、短毛のスムースコートの2種類がいて、日本ではロングコートの方が人気は高く、海外ではスムースコートの方がスタイリッシュだと言われて人気があります。

チワワの性格

チワワは、警戒心が大変強く臆病な面があるにも関わらず、勇敢な気質も持っています。その警戒心の強さから、初めて会う人とはすぐに打ち解けることはほとんどない代わりに、飼い主さんに対しては愛情深く接してくれます。飼い主さんが他の犬に接しているのをみると、ヤキモチを焼いてしまうほどです。また、縄張り意識も強いので、番犬としても役目を果たしてくれます。


適応能力が高く大変賢いので、しつけもしやすい犬種とされています。
ロングコートとスムースコートで性格の違いはほとんどないのですが、ロングコートの方が従順で甘えん坊の子が多く、スムースコートの方が賢い代わりに頑固な子が多いと言われています。

チワワの体質

チワワは身体が小さいので、虚弱体質なのでは?と思われる方も多いようですが、決してそのようなことはありません。
他の犬種と同じように、一般的な健康管理をしてあげていれば、充分健康的に過ごすことが可能です。

チワワは気温の変化に弱い

チワワは特に体が弱いという犬種ではありませんが、気温の変化には少し弱いところがあります。寒さに弱いだけではなく暑さにも弱いので、チワワにとっての適温である25度前後に気温を保ってあげる必要があります。
冬場の散歩は身体が冷えてしまいますので、洋服を着せてあげるのがおすすめです。

チワワには換毛期がある

チワワは換毛期を迎える犬種です。換毛時期には抜け代わる被毛が大量に抜けますので、特にロングコートの場合にはこまめのブラッシングが必要になります。
換毛期以外でも、ブラッシングをこまめに行うことで皮膚のマッサージになり、血行の促進にも繋がります。

チワワの性格をおさえたしつけの方法

チワワは大変賢く物覚えが良いので、しつけがしやすい犬種とされています。
但し、飼い主さんが甘やかしてばかりいると、ワガママが通用すると学習してしまいますので、自分の思い通りに行かないと分かると無駄吠えをしたり噛みついたりしてしまうようになります。
小さくて可愛いからといって甘やかしたりせずに、きちんとケジメを付けてしつけを行うことが大切です。

チワワの性格をおさえた飼い方のポイント

実際にチワワを飼育する時の、ポイントをいくつか紹介しておきます。

散歩の時間や量

チワワは超小型犬ですので、それほど長時間のお散歩は必要ありませんが、可能であれば朝晩と1日に2回のお散歩をしてあげてください。
歩かせる距離は、成犬であれば1回につきおよそ1㎞程度、時間にすると15分もあれば十分です。但し、これはあくまでも目安ですので、それぞれの犬によって体力の違いもあります。犬の歩く様子を確認しながら、疲れていないかなどを判断して散歩の適量を判断してあげてください。

ご飯の量

チワワは小さい割に食欲旺盛の子が多く、日々の食事やおやつに対して執着心が強いとされています。
食べたがるからといって、欲しがるだけ与えていてはあっという間に肥満体型になってしまいます。肥満になると細い脚に負担がかかるだけでなく、内蔵疾患にも繋がりかねませんので、それぞれのフードのパッケージに記載されている適量をきちんと確認し、適切な量を与えるようにしてください。

冬場の寒さ対策の方法

先にも紹介したように、チワワは気温の変化に弱い犬種です。エアコンや暖房を使用して、適温を保つようにしてあげてください。
冬場の就寝時には身体が冷えないように、毛布を用意したりペット用のヒーターを入れてあげたりすると、朝まで寒さを感じることなくゆっくり眠ることが出来ます。
日中のお留守番時には、ペットボトルにお湯を入れた物をタオルで巻いて側に置いてあげるだけでも、だいぶ温かく過ごすことが可能です。
夏場はその逆で、常にエアコンを入れてあげるか、水を入れて凍らせたペットボトルを冬場と同じようにタオルにくるんで置いておくとひんやりとして気持ち良く過ごせます。但し、ここ数年の猛暑の時期では、ペットボトルを凍らせておいてもすぐに溶けてぬるくなってしまいますので、留守番の時でもエアコンを付けてあげることをおすすめします。

チワワを飼う前に準備しておいた方が良いもの

チワワを飼う前に準備しておくものですが、チワワだからといって何か他の犬とは違った特別に用意しなくてはならない物はありません。
ただ、警戒心の強い子が多いので、ケージを用意する時には屋根付きのものにしておくのがおすすめです。ケージの上部がフリーではなく屋根があることで、囲まれている安心感がうまれゆっくりとケージの中で休むことが出来ます。
また、換毛期にはこまめなブラッシングが必要となりますので、事前にブラシを準備しておいて慣れさせておくと換毛期になっても大人しくブラシをさせてくれるようになります。

まとめ

チワワの性格や、飼育をする際のポイントなどをいくつか紹介してきました。
小さくて可愛らしいチワワですので、ついつい甘やかしてしまいがちですが、それではとんでもないワガママな犬に育ってしまい、結果的に困るのは飼い主さん自身になってしまいます。
そうならない為にも、メリハリを付けてしつけの時は厳しく、遊ぶ時には思いっきり楽しく過ごしてあげてください。
飼い主さんが一貫した態度で接していけば、とても従順で小さいながらも飼い主さんを守ろうとして知らない人に吠えるような、勇敢で素晴らしいパートナーに成長してくれます。

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kai-k

愛玩動物管理飼養士・ドッグライフカウンセラー・動物介護などの資格を所有し、20年以上に渡る飼育経験とブリーダー経験を活かした、実体験に基づく記事作成を行っています。

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