【実体験!愛犬と暮らす苦労エピソード】①一目惚れのツケ

飼い方

ワンちゃんを飼うきっかけが、私の場合は『一目惚れ』でした。そのおかげで、犬種の特徴を理解してふさわしい育て方に至るまで、解らないことだらけでした。親が犬を飼っていた環境で育ったことで、犬と暮らすことを甘く考えていたこともありましたが、そんな苦労以上に犬を飼う喜びも感じたものです。

運命のいたずら!?

私のこども達が小学生の頃(もう、二十数年遡りますが・・・)
「生き物を飼って、命の大切さを教えたい。」なんて、考えた時期があり、友人からハムスターを分けてもらう話しに乗ったのですが、飼育するケージを見に行ったペットショップで出会ってしまったんです。

運命のワンコに全くの一目惚れでした。

それはそれは可愛い、黒と白のコンビネーションのまるでパンダのようなワンコ。「何だ、これ?何て言う犬種?」なんて想いながら確認すると、それがボーダーコリーだったのです。

当時は全く知らない犬種だったのですが、犬種グループが「牧羊犬」と有ったので、幼少の頃に実家で飼っていたG.シェパードと同犬種、訓練性能は良さそうだな、なんて勝手に納得して、ハムスターは何処へやら、犬を飼うことになったのでした。

牧羊犬・牧畜犬

牧羊犬グループには、ジャーマンシェパードドッグやラフ・コリーのような大型犬から中型犬が多く、知能も運動性能も高い犬種が多いと思います。

実際に、私の実家のシェパードは警察犬として活躍している個体もいたので、訓練性能を疑うことはありませんでした。

ただし、どの犬種にも言えることなのですが、賢い犬種ほど、きちんと躾や訓練を施さないと、人の手に負えなくなる事もあるのです。自ら考える力がある子には、早めに人と暮らす為の最小限のルールは教えたいもの。

私の場合、ボーダーコリーが実際にどのような働きをするのかは飼い始めてから調べることになり、現代でも牧羊犬として世界的に活躍していることを知ります。

広大な大地を羊の群れを走り続けながら取りまとめる無尽蔵な運動能力を有する犬種をどうしたらストレス無く飼うことが出来るのかと考え、後々ドッグスポーツの存在を知ることになったのです。

自分で育てるって大変だ

親が犬を飼っていた環境に育った私は、犬の飼育を甘く見ていました。既に訓練されたG.シェパードと接してきた為、パピーをイチから育てることの大変さを痛感したのです。

トイレトレーニングは勿論、簡単な躾から初歩の訓練まで、その当時はインターネットも普及していませんでしたので、関連する書籍を買いあさり、経験と理屈を照らし合わせながら出迎えた初の愛犬に色々と試す日々が続くのでした。

今は、ネット上で直ぐに調べることも動画付きで解説が成されていたりと環境が劇的に良くなっているので、困ることも少ないでしょう。ただし、情報源は信用のおけるものであるかを確認した方が良いですね。

運動量の確保

ボーダーコリーの犬種の特徴から、活発に走り回るのは流石に本能を感じさせるものがあり、飼い始めて間もなくロングリードが必要になりました。

まあ、私はG.シェパードに囲まれて育っていたので、そこそこ慣れはあったものの、中型でスピードもあるボーダーコリーを満足させるのは、なかなかの重労働を課せられたのでした。

15m程のリードでは距離が不十分で、一緒に走らされる羽目になったのは全くの計算外でした。

最後に

別編で犬を飼う前に犬種の特徴を知ろうなどと話した私が、一目惚れで犬を飼い始めたなど笑い話ですよね。

それなりに自分で育てる苦労はありましたが、それ以上にひとつ一つの課題をクリアしていくたびに、愛犬と共に自分も飼い主としてのスキルがアップしていったわけですし、何よりも愛犬の仕草に癒やされることが多く、家庭に笑い声が溢れたことが何よりも嬉しかったですね。

皆さんもワンちゃんとの素敵な出会いがあると良いですね。

大塚 裕

大塚 裕

1961年東京生まれ。現NDAコミッショナー。愛犬JACKEYと2001年にディスクドッグ世界大会に日本代表第1号として参戦。その後も2度日本代表となる。ディスクドッグの楽しさを広く知ってもらうことに喜びを感じている。

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