台風に備え愛犬と一緒に準備しておきたいこと【後編】は、台風が上陸したとき、愛犬にしてあげたいことをまとめました。台風を怖がる愛犬は多いため、参考にしていただけたらと思います。
台風を怖がる犬は多い?!
台風が上陸をすると風の音や大雨の音など、普段、聞きなれない音が大音量で何時間も続きます。そのため、台風を怖がる犬は多く、パニックになる子もいます。
また、台風による気圧の変化で体調を崩す場合もあるため、台風が近づいて来たら愛犬の体調に変化はないか、観察しておくことをおすすめします。
台風に備え愛犬と一緒に準備しておきたいこと【後編】では、台風が上陸したとき、愛犬にしてあげたいことをまとめました。
台風の季節到来!台風に備え愛犬と一緒に準備しておきたいこと【前編】
台風が上陸!愛犬のためにできること
台風が上陸したときに愛犬のためにできること、愛犬のためにしてあげたいことをまとめました。
屋外にいる犬は必ず屋内へ!
台風が来ると、Twitter(アメリカ合衆国、サンフランシスコ発祥のSNS)で「#犬をしまえ」「#猫をしまえ」というハッシュタグ(ハッシュタグとは、#このマークを使用し、特定のキーワードを付与することを指します)がついているツイートが、数多くみられるようになりました。
この「#犬をしまえ」というのは、屋外で飼育している犬を屋内にしまってください!という注意喚起です。
屋外にいる犬は想像以上の恐怖にさらされます。そして、パニックを起こし、カラーや繫留用のロープなどを破壊し、逃げてしまうこともあります。
愛犬の安全を守るためにも、台風が上陸するとわかった時点で、屋外で飼育をしている愛犬は屋内に避難させましょう。
愛犬のメンタルケアをしよう!
いつもはヘソ天で眠っている愛犬が、うろうろと歩き回っている場合や、飼い主さんの近くから離れない場合などは、台風により強い恐怖を感じていることが考えられます。
震えている場合は、痛みがあるときにも犬は震えることがあるため、恐怖だけではなく、体調不良も考えられます。
愛犬がいつもと違うしぐさや行動をしていたら、愛犬のメンタルケアをしましょう。
犬に甘いものを与えると、脳内のセレトニン濃度が上がり、気持ちを落ち着かせる効果が得られます。これは人間も同じですね。
愛犬が不安や恐怖を感じているなら、かぼちゃやサツマイモなど甘味があるものを少量、与えてみましょう。
食べ物に興味を示さない場合は、かなりの緊張や恐怖を感じていると考えられます。
何も口にできないくらい恐怖を感じているなら、愛犬に優しく声をかけたり、ゆっくりとなぜたりしてあげてください。
飼い主さんのいつもと違う様子を見て、さらに不安を感じる子もいます。
大きな声を出したり、部屋の中を歩き回ったりせず、できるだけ通常時と同じように愛犬に振る舞うように心がけましょう。
参考までに、犬が恐怖や不安を感じているときにするしぐさをまとめました。
【犬が恐怖や不安を感じているときにするしぐさの一例】
- あくびを何度もする
- 舌なめずりを繰り返す
- ハアハアと呼吸が荒くなる
- 意味もなく床などを掘る
- 足を舐め続ける
- 肉球に汗をかく(肉球がしっとりとします)
- しっぽや腰が下がる
お散歩は危険な場合、中止する判断を!
外でしか排泄ができない愛犬と暮らしている方は、台風が上陸したときお散歩へ行くタイミングに悩まされるのではないでしょうか。
台風が上陸し、外でお散歩をすることが危険な場合は、お散歩を中止する判断も大切です。
おうちの中で排泄ができるように、ペットシーツの上に土を敷き、草などをむしってきて置いておくと、そこへ排泄してくれる可能性があります。
外を歩かせるのではなく、外の環境に近いトイレを作ってあげてみてください。
犬は12時間近くおしっこを我慢できるといわれています。
我慢のさせすぎはよくありませんが、台風が上陸してからお散歩に行くのなら、危険な時間帯を避けて短時間で帰宅するようにしましょう。
朝?夜?飼い主さんからみた適切な犬のお散歩時間帯や習慣について
最後に
台風は短時間で大きな被害をもたらします。私たち飼い主ができることは、慎重かつ迅速な判断なのだと思います。
ただ、マニュアル通りにいかないのが、自然災害の恐怖です。
安心できる要素をひとつでも多く作るために、台風に備えて愛犬と一緒に準備をしておきましょう。
台風に備える準備をするための、参考にしていただけたら幸いです。
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