公開日
2020/09/09
更新日
2020/10/14

食欲の秋!おやつの与えすぎで愛犬に起きる問題

食欲の秋の到来です!愛犬の食べすぎによる肥満がもたらす危険な病気や、愛犬の適正体形、飼い主さんが愛犬に食べ物を与えやすいシチュエーションなど、食べ物の与えすぎで愛犬に起きる問題をご紹介します。

食欲が増す秋!人間も犬も食べすぎに注意

暑い季節が過ぎ、心地よい気温の秋は、食欲がついつい出てしまいます。また、秋は美味しい食べ物が増え、人間も犬にとっても嬉しい季節です。

ダイエットの経験がある方は、秋から冬にかけての季節がどれだけ危険かということは、ご存じだと思います。

秋に美味しいものをたくさん食べて、クリスマスやお正月にまた食べて・・・。

そして気づいたら太っていた。皆さんも1度は経験されたことがあるのではないでしょうか。

飼い主さんが食べる機会が増えると、愛犬達も食べるチャンスを得ます。

これからのシーズン、特に気をつけたい、愛犬の食べすぎや肥満による疾病の問題についてご紹介します。

愛犬の適正な体形を知ろう!

ボディコンディションスコア(BCS)というものをご存じでしょうか。

これは環境省が提示している、犬や猫の見た目や触れた状態から5段階で体形を評価するものです。

ボディコンディションスコア(BCS)

参考資料:環境省 飼い主のためのペットフード・ガイドライン 4.体重管理について

このボディコンディションスコアは、見た目と愛犬を触った感触で判断ができるため、愛犬との毎日のスキンシップで、愛犬の肥満度チェックができます。

試したことがない方は、ぜひ愛犬を眺め、触って、肥満度をチェックしてみてください。

愛犬の体重の測り方

犬の適正体重は、犬種により大きく違います。定期的な体重測定は、愛犬の肥満を防ぎます。簡単な犬の体重の測り方をご紹介します。

1.飼い主さんだけが体重計に乗り体重を測る

2.愛犬を抱っこし、再度体重計に乗り体重を測る

3.2で測った体重から1で測った飼い主さんの体重を引き算する

これが愛犬の体重です。

飼い主さんが抱きかかえられない、大きさのワンちゃんには難しい測定方法ですが、中型犬くらいまでは、簡単にできる方法なので試していただけたらと思います。

愛犬が食べ過ぎるシチュエーションとは!

飼い主さんの食事タイムやおやつタイム

愛犬に見つめられると、ついつい食べているものを与えたくなるのが飼い主の心情です。

この季節はサツマイモカボチャ、栗など愛犬が好むものが数多く食卓に上がり、愛犬に食事のお裾分けをする機会が増えると思います。

ですが、愛犬達は自分の食事をしっかりと摂っていることを、忘れないでください。「少しだからいいかな」これが愛犬を肥満へ導く1歩なのです。

おなかがすいていて、かわいそうだから・・・

犬の満腹中枢は壊れているといっても過言ではありません。

知人のお話をご紹介します。飼い主さんがカットされたケーキを、10個買って置いておいたそうです。目を離したすきに10個のケーキがなくなり、愛犬のおなかがパンパンになっていたそうです。

カットされたケーキとはいえ、人間でもケーキ10個を間食するのはなかなか困難です。このように犬たちは、目の前に美味しいものがあれば、いくらでも食べてしまう可能性が高いのです。

「食べたそうにしている=おなかが空いている」ということではないと覚えておいてください。

ちなみにケーキを10個食べたワンちゃんはおなかを壊すこともなく、その後も元気だったそうです。

ご褒美祭り

褒めるしつけをしていると、ご褒美のおやつは欠かせません。

【ドッグトレーナーのしつけ教室】ワンちゃんの無駄吠え対策

ですが、愛犬を褒めるたびにおやつを与えていたら、カロリーオーバーになります。

褒めるしつけをしていても、必ずご褒美のおやつを減らしていく必要があります。

また、ご褒美のおやつの大きさは、小指のツメ半分程度の大きさでかまいません。褒めるたびに大きなクッキーなどを与え続けていたら、愛犬は太ってしまいます。

体重増加が原因でかかりやすい病気

愛犬の肥満でかかりやすい病気をご紹介します。

短頭種気道症候群

パグやシーズーなどの短頭種を含め、太りすぎは気管を圧迫し、呼吸器への負担が大きくなります。

原因は肥満だけではありませんが、肥満により短頭種気道症候群にかかるリスクが高くなるため注意が必要です。

糖尿病のリスク増加

糖尿病はインスリンの働きが不足をすることや、うまく働かないことが原因で血液中のブドウ糖濃度が高くなる病気です。

糖尿病は肥満も関連性が高いため注意が必要です。また、糖尿病は併発してしまう病気も多いため、とても怖い病気なのです。

足腰にかかる負担が増加

体重が増加すると、足腰に負担がかかります。

そのためパテラ(膝蓋骨脱臼)が悪化したり、ヘルニアになったりすることもあります。

もともとパテラ(膝蓋骨脱臼)と診断されているワンちゃんや、胴が長く、ヘルニアになりやすいダックスフンドやコーギーは、特に気をつける必要があります。

運動不足により、さらに体重が増加する

体重が増加すると、動きがにぶくなり、遊びやお散歩への興味が減ることがあります。

このように体重の増加は、さらなる体重の増加を招く恐れがあり、負のループに入りやすい危険性があるのです。

愛犬の体重が増加して、お散歩を嫌がったとしても、ゆっくりと歩くなど工夫をして、愛犬に負担がかからないお散歩をし、定期的に運動をさせるようにしましょう。

犬は最高のパーソナルトレーナー!犬の散歩は人の健康寿命を延ばす

最後に

愛犬についつい与えてしまうおやつや食事。

ぽっちゃりとしているワンちゃんは、見た目がとてもかわいらしく、ダイエットなんてしなくていいかな?と思われるかもしれません。

ですがその反面、肥満は病気にかかるリスクが高く、結果的に愛犬の寿命を縮めてしまっていることを忘れないでください。

適切な食事の量と適度な運動を生活に取り入れ、いつまでも愛犬が元気でいてくれるように、体重管理をしっかりとしてあげましょう。