暑い季節はもう間近です。ヒトも愛犬もこまめな水分補給を行って、早めの暑さ対策で熱中症を予防しましょう。今回は、愛犬に水分を与える方法をご紹介します♪
脱水症状を起こさないために犬に水分を与えましょう
日頃から愛犬にしっかり水分補給をおこなっていますか?
犬の体は、半分以上が水分で、このうちほんの数%の水分が失われると脱水状態となり、10%以上を失うと危篤状態、さらに、15%以上を失うと命を落とすといわれています。
犬にとって水分補給は、命に関わる大切なことです。
環境省が公開している水分量の目安を参考に、愛犬が、日頃から必要な水分を摂取できているかを確認してみるとよいでしょう。
犬が1日に必要な水分量の目安
体重(kg) | 水分量(㎖) |
2 | 190 |
5 | 370 |
10 | 630 |
20 | 1060 |
30 | 1440 |
ただし、この表にある水分量は、飲量ではなくペットフードなどの食物中の水分を含んだものです。飲水量としては、体重1㎏あたり40〜60ml程度が目安となります。
犬に水分を与える5つの工夫
水を自分で多く飲めるワンちゃんはよいですが、普段から水をあまり飲まないワンちゃんは、水分不足が心配ですよね?特に暑い季節は、水分補給の方法を工夫してあげるとよいでしょう。
簡単にできる水分補給の方法をご紹介します。
水を与える食器を変える
水飲み用の器に、毛やよだれなどが入っていると、水を飲みたがらないワンちゃんもいるので、新しい水を入れるか、食器を変えてみるのもよいでしょう。水を循環させる給水器に興味をひくワンちゃんもいます。
食事に水を加える・ふやかす
ドッグフードに水を入れる・ふやかすといった方法は、食事と一緒に水分を補給させる手軽な方法です。ただし、水分が多いと食べなくなるワンちゃんもいるので、まずは少量の水を足してみてください。水を入れることを嫌がる場合は、缶詰などのウェットフードを使用するとよいでしょう。
飲み水にトッピングをする
ヤギミルクやペット用のスポーツドリンクなどを水に少量混ぜる方法もおすすめです。
水分が多い夏野菜や果物を与える
トマトやきゅうり、桃、スイカといった夏野菜や果物は、水分が豊富なので水分補給におすすめです。また、旬の野菜は栄養価が高いので、栄養も摂取できます。ただし、与え過ぎると軟便や下痢になるので注意が必要です。
氷を与える
犬に氷を与えるのも水分補給の方法です。氷をガリガリ食べたり、溶けるまで舐めたりしているワンちゃんもいますが、たくさん与えると、お腹を冷やして下痢をしやすいので注意してください。また、冷えた氷が、犬の舌や口の中に張り付くことがあるので、一度水をかけた氷を与えると安心です。
コメント