公開日
2020/12/22

犬も風邪をひく?愛犬の風邪「ケンネルコフ」の症状と予防方法

寒い季節に流行るインフルエンザや風邪。なぜ寒い季節に風邪などははやるのでしょうか。また、犬も風邪をひくのでしょうか?愛犬たちの風邪「ケンネルコフ」の症状や予防方法についてお伝えします。

冬はなぜ風邪が流行る?

冬はなぜ風邪が流行る?

冬はインフルエンザをはじめ、風邪をひきやすいというイメージがあります。

なぜ冬は風邪などをひきやすいのでしょうか。原因は2つあります。

  • 冬の乾燥した空気をウイルスが好む
  • 寒さや乾燥で体の防衛機能が低下する

寒さと乾燥、この2つが重なる冬は、風邪などのウイルスに感染しやすくなってしまうのです。

愛犬も私たちと同じように、風邪をひきます。愛犬の場合は風邪ではなく「ケンネルコフ」や「犬伝染性気管気管支炎」と呼ばれます。

呼び方は違っていても、風邪とケネルコフ、犬伝染性気管気管支炎は同じものと考えてください。

犬の風邪、ケンネルコフの症状

犬の風邪、ケンネルコフの症状

愛犬の風邪、ケンネルコフの主な症状をお伝えします

【一般的なケンネルコフの症状】

  • 乾いた咳が長く続く。のどに何かつまったような咳をするため嘔吐と間違えることもあります

【細菌による二次感染を起こすと現れる症状】

  • 乾いた咳から、湿り気のある咳にかわる
  • 鼻水や目やにが多く出るようになる
  • 発熱
  • 食欲不振

ケネルコフは呼吸器系の症状が強く、特有の咳がしつこく続きます。

ケネルコフが重症化をすると、肺炎になるケースもあるため、抵抗力の少ない子犬やシニア犬、呼吸器系の持病がある犬は注意が必要です。

愛犬の様子がおかしい場合は慎重に病状を見て、動物病院に相談をしましょう。

ケンネルコフの予防方法

ケンネルコフの予防方法

愛犬をケンネルコフから守るため、私たちができる予防方法をお伝えします。

犬が多く集まる場所は注意が必要

犬が多く集まる場所に、ケンネルコフに感染しているワンちゃんがいた場合、咳から飛ぶ唾液の飛沫や痰、鼻水から感染する恐れがあります。

もし、ドッグランやドッグカフェなどで、咳をしているワンちゃんがいたら、できるだけ、愛犬をそばに近づけないようにしましょう。

そして飼い主さんは帰宅後に必ず手を洗い、愛犬をキャリーバッグに入れていたらバッグの消毒などをして感染の予防をしてください。

混合ワクチン接種

ケンネルコフのワクチンは存在しません。ですが、ケンネルコフの原因となるウイルスの中に、「ジステンパーウイルス」や「犬パラインフルエンザウイルス」、「犬アデノウィルス2型」があります。

これらは、混合ワクチンの接種をすることで予防ができます。

飼育環境を清潔に保つ

ケンネルコフは、感染をしたワンちゃんの唾液などに含まれる、ウイルスで感染をします。愛犬のベッドなど、いつも愛犬が生活をしている場所は常に清潔に保ちましょう。

また、多頭飼いをしていて、ケンネルコフの症状がみられるワンちゃんがいたら、クレートやサークルで管理し、他のワンちゃんと別の生活環境へ移すことをおすすめします。

最後に

最後に

コロナウィルスの感染でもわかるように、知らぬ間にウイルスに感染してしまうこともあります。

2020年ほど、ウイルス感染に対する予防の大切さを痛感した年はないと思います。

愛犬にとってつらい症状が現れるケンネルコフ。

ケネルコフに感染をしている可能性があるワンちゃんがいたら、密になることを避け、環境を清潔に保ち、ケンネルコフに愛犬がかからない予防をしっかりとしましょう。

参考資料:くわしい犬学 (発行 誠文堂新光社)