皆さんの愛犬は外で飼い主さんの指示のもと、トイレできていますか?
お出かけすると、トイレに行きたいとなった時、すぐに行くことはできませんよね。
愛犬も人と同じようにトイレができる場所があるうちに、トイレができるよう、トレーニングしておくことは、とても大切なことです。
愛犬のトイレは飼い主さんがコントロールしましょう
お出かけの時、「急に愛犬がトイレをしてしまった」とか、「ずっと我慢していてなかなかトイレしてくれなかった」などと言った経験はありませんか?
いつもと違う場所ではなかなかすぐには出来ず、我慢してしまう子も多いかと思います。
トイレを我慢させてしまうのはかわいそうですよね。
我慢して辛い思いをさせないためにも、飼い主さんが愛犬のトイレをコントロールしてあげる必要があります。
「えっ?愛犬のトイレをコントロールすることができるの?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、実は、トレーニング次第でできるんです!
普段のトイレの時から決まった言葉をかけ続けてあげれば、いずれその言葉を聞いただけで「トイレしなくちゃ!」と愛犬は思うようになります。
我慢のし過ぎで膀胱炎や下痢などを起こさないためにも、普段から、声掛け(コマンド)でトイレができるように練習しておきましょう。
まずは日常でのコマンドトレーニング
飼い主さんが愛犬のトイレをコントロールするのに重要なのは、トイレをさせるときのコマンド(声掛け)です。
愛犬がどのコマンド(声掛け)がトイレの合図か分かるように常日ごろから練習しておく必要があります。
では、トイレのコマンドトレーニングの方法を見ていきましょう。
自宅で練習
①日常のトイレの時に決まった言葉をかけ続ける
普段の生活で、愛犬がトイレの仕草を見せた時に「ワンツー」や「チッチー」など決めたコマンドを毎回かけます。
コマンドは、おしっこやうんちが出始めるまでかけ続けます。
愛犬がびっくりしてしまっても、優しい声でかけ続けてください。
トイレの仕草を止めてしまった時は、一度コマンドもやめて、またトイレの仕草に入った時に優しくコマンドをかけてあげてください。
②トイレをしたら褒める
コマンドをかけ続けた状態でトイレをすることができたらすごく褒めてあげましょう。場合によっては、おやつも使って褒めてあげてください。
この①と②をひたすら繰り返します。
外で試してみよう
①と②を繰り返し、段々コマンド(掛け声)を理解してきたかな?と思ったら、お散歩のときに試してみましょう。
飼い主さんがトイレの場所を決めて、コマンド(掛け声)をかけてみてください。
そこで、トイレをすることができたら、思いっきり褒めてあげましょう。
毎回、違う場所で飼い主さんのコマンド(掛け声)でトイレができるようになったら、外でのトイレトレーニングは完了です。
必ず、トイレの場所を決めるのは飼い主さんが行ってください。
愛犬がトイレをしたそうな仕草を見せた場所ではなく、何でもない様子の時に、決めたコマンド(掛け声)をかけてみてください。
【準備】お出かけ先で必要なもの
外でのトイレトレーニングが完了したら、早速お出かけしてみましょう。
まずは、準備から始めます。
必要なものを見ていきましょう。
日帰りの場合
- うんち処理袋
- うんち袋を入れる袋(ジップロックなどの密閉できるもの)
- 水
- ご褒美のおやつ
うんちを取る袋とさらにそのうんちが入った袋を入れる袋や車の場合は磁石でくっつくうんちを入れる専用の入れ物などを持っていきましょう。
水は、匂いを薄くするために使います。おしっこをした後やうんちを取った後にかけましょう。
普段とは環境が違い、緊張してしまう愛犬もいます。そんな中でトイレがコマンド(掛け声)通りできたときは、たくさん褒め、場合によっては、ご褒美のおやつもあげましょう。
宿泊する場合
- うんち処理袋
- うんちを入れる袋(ジップロックなどの密閉できるもの)
- 水
- トイレシート
- トイレトレー
- 消臭スプレー
- ご褒美のおやつ
宿泊先でのトイレは室内の場合も多くあります。
トイレシートは多めに持っていきましょう。
また、普段トイレトレーを利用している場合は、持っていきましょう。
自分の匂いがついているので、安心してトイレができる子が多いです。
また、室内は匂いがこもりやすいので、消臭スプレーで匂い対策はきちんとしましょう。
また、どちらの場合も排泄物は持ち帰ることが基本的なマナーです。
持ちかえるときに匂いが漏れないようジップロックなどの密閉できる入れ物があると良いでしょう。
宿泊先でのトイレとマナー
次にホテルなどの宿泊先でのトイレの方法とマナーについてみていきましょう。
まず、宿泊先についたら、家と同じような環境にできるだけ近い場所に持ってきたトイレシーツやトイレトレーを置きます。
そして、愛犬がトイレの仕草をしたり、いつもトイレをする時間になったりしたら、その場所へ連れていきコマンドをかけます。
しっかり、飼い主さんがしてほしい場所にトイレができたらたくさん褒めてあげましょう。
もし、失敗してしまっても決して叱ってはいけません。
静かに片付け、徹底的に消臭しましょう。
叱ってしまうと、トイレすること自体がいけなかったと勘違いして、旅行中、ずっとトイレを我慢してしまうことがあります。
「室内でのトイレトレーニング」について詳細はこちらを参考にしてみてください。
トイレができたらすぐに片づけます。
基本的に、排泄物は持って帰るのがマナーです。
ですので、おしっこやうんちは、ジップロックなど匂いが漏れない密閉容器に入れ、持ち帰りましょう。
まとめ
愛犬と楽しくストレスなく旅行するためにも、お出かけ先でのトイレトレーニングはとても大切です。
また、お出かけや旅行の時以外でも、震災などの非常事態、いつもの場所でトイレができなくなってしまった時に、トイレのコマンドが入っていると、愛犬も安心してトイレをすることができます。
是非、まずはコマンドトレーニングから実践してみてください。
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