公開日
2020/09/03
更新日
2020/10/14

無条件で愛される犬とは?愛される犬と飼い主の関係

「無条件で愛される犬」と聞いて、皆さんはどのようなワンちゃんを想像しますか?私たち飼い主が愛犬に向ける愛とは、どのようなものなのでしょうか?犬と飼い主の「愛」についてのお話です。

無条件で愛される犬とは?

無条件で愛される犬とは、どのような犬なのでしょうか?

ふわふわしていて小さな犬でしょうか。人懐っこくて従順な犬でしょうか。

「無条件で愛される犬」というワードを聞いて、皆さんはどのような犬を想像しますか?

私の個人的な意見ですが「世の中に存在する犬、すべてが無条件で愛されるべきだ」と考えています。

ですが、ただ愛情をそそぐだけでは、犬を自由奔放な子にしてしまう可能性が高く、それが原因で、飼い主さんの愛情が不足してしまうこともあります。

そのため、いつまでもお互いが幸せでいられるように、犬に人と暮らすためのルールを教える必要があるのです。

動物愛護週間を目前にした今、犬に対する愛情とはどのようなものか、考えてみましょう。

自由奔放!これは愛情ではありません

犬に何かをさせるのはかわいそう。自由にのびのびと生活をさせてあげる。これらは愛情でしょうか?ケースごとに考えていきましょう。

しつけはしなくていい?

犬のしつけは、絶対的に必要だと思っています。

大切な基礎トレーニングと呼ばれるものは、芸(トリック)に見えるものもありますが、基礎的なことを教えるための土台といっても過言ではありません。

また、子犬のうちに基礎トレーニングの項目をこなしていると、成犬になってから現れる問題行動も激減します。

飼い主さんの指示に従うこと、従ったら褒めてもらえること、間違ってしまったら飼い主さんと一緒にもう一度、挑戦をすること。基礎トレーニングを愛犬としていると、知らぬ間に愛犬と飼い主さんの間に絆が生まれ始めます。

これがとても大切なのです。

愛犬に人と暮らすためのルールを教えることは、私たち飼い主ができる、愛情のひとつなのではないでしょうか。

なんでも犬主導!

お散歩は、好きなところを歩かせる。食事を残しても、犬が食べたいときに食べられるように、そのまま置いておく。犬用のおもちゃは、愛犬がいつでも遊べるように犬が取れる場所に置いておく。

さて、愛犬への愛情と見えるこの例えですが、これを続けるとどうなるのでしょうか?

まず、好きな場所を好きなように歩かせていたら、引っ張り癖がつく可能性があります。また、マーキングし放題のお散歩をしていたら、蛇行しながら歩くお散歩を、何時間もすることになります。

食事やおもちゃに犬指導でアクセスできる環境は、所有欲を刺激し、守ることに専念する犬になる原因をつくります。

このような行為は、「俺さま気質」の犬を育ててしまう可能性が高く、のちに飼い主さんを困らせる愛犬となってしまうのです。

犬は吠える生き物だから仕方ない?!

吠えてアピールをする愛犬は多く「ピンポン吠え」や「家族が家から出入りするときの吠え」「要求の吠え」など、原因はさまざまです。

ワンワンと吠えるのは、犬は吠える生き物だから、仕方ないのでしょうか?

吠えることを許す愛情よりも、なぜ吠えてしまうのか考えてあげる愛情の方を、選んでいただきたいと思います。

犬の吠えは、ストレスや運動不足が原因の場合があります。

そのような問題を解決することで、吠えがおさまるケースもあります。

犬の性質をただ、受け入れるのではなく、行動改善のための工夫や、しつけをしてあげることが真の愛情だと思っています。

飼い主さんの「愛」が愛される犬にする

前章でお伝えしたように、飼い主さんの愛情が愛される犬を育てるのだと思っています。

パーフェクトに何でもできることに越したことはないのですが、私は家庭犬なら、そこまでは必要ないと思っています。「ひとを噛んではいけない」「おうちの中でトイレはここにする」「飼い主さんの指示がきける」「あきらめるスキル」このような人間と暮らすためのルールが守れれば、それでいいのではないでしょうか。

そして、犬に人間と暮らすルールを覚えてもらうからには、私たち飼い主も犬たちの生態を理解し、なぜ吠えるのか?なぜ噛むのか?などを知り、むやみに叱るのではなく、原因を考えてから行動改善をするべきだと思っています。

お互いが歩み寄ることも、犬に対する大切な愛情です。

無条件に愛される犬の代名詞

シニア犬は、無条件に愛される犬の代名詞ではないでしょうか。

長年一緒に暮らしてきた時間が作り出す、愛犬との絆と信頼関係。それは何にも代えがたいものです。

目が見えにくくても、うまく歩けなくても、夜中に吠えて起こされても、どんなに手がかかったとしても、愛さずにいられないのがシニア犬です。

そこに居るだけで、幸せを私たちに運んでくれるのが、シニア犬なのです。

最後に

「愛は行動によって具現化される価値観である。」

「7つの習慣」著:スティーブン・R・コヴィー より抜粋

飼い主さんが犬を愛することで、愛される犬にし、犬が飼い主さんを愛することで、犬が信頼できる飼い主さんをつくるのではないでしょうか。 「無条件に愛される犬」とは見た目や、その子が生まれながらに持っている気質だけではなく、飼い主さんと一緒に過ごした時間が、愛犬を「無条件に愛される犬」にするのだと思っています。