【愛犬家インタビュー 第8回】小倉広さん/作家、組織人事コンサルタント、心理カウンセラー、 株式会社小倉広事務所代表取締役

雑学

豊かな緑の間を四季折々の風が吹き渡る古都鎌倉。
作家でコンサルタント、心理カウンセラーとして忙しい毎日の小倉さん。
鎌倉に移り住んで4年。愛犬のホタル君とクルミちゃんとの新しい生活を満喫しているご自宅を訪ねました。

執筆に講演にコンサルティングに、マルチに活躍

人なつっこいホタル君は小倉さんの人生の師匠!?

大学卒業後、(株)リクルート入社し、事業企画室、編集部、組織人事コンサルティング室課長など、主に企画畑で11年半を過ごして33歳の時に退職した小倉さん。
その後ソースネクスト(株)の常務取締役、コンサルティング会社の代表取締役などを経て現在、ビジネス書作家としてこれまでに40冊以上の著書を表し、組織人事コンサルタントとして大手企業を中心に年間70回にのぼる講演を行っています。

アルフレッド・アドラーとの出会いによって進む道が決まった

現在は順風満帆の小倉さんですが、以前、リーダーシップ不足からチームを束ねることに失敗し二度のうつ病になりました。
その小倉さんは運命の人との出会いをすることになります。
その人とはアルフレッド・アドラー(1870~1937 オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家)。
悩んでいたときにアドラーの著作に生きる道を見出した小倉さん。まだ日本で知られていなかったアドラーの思想を自らの体験を交えてわかりやすく紹介しました。
2009年に出版されベストセラーとなった『33歳からのルール』『33歳からの仕事のルール』『33歳からのリーダーのルール』(共に明日香出版社)、『30代で伸びる人、30代で終わる人』(PHP研究所)、『35歳からの生き方の教科書』(アスコム)、『38歳までに決めておきたいこと』(日本実業出版)などの著作、および「30代の生き方.com」(Webサイト)を通じて、「悩める30代」にとってのメンターとしても知られるようになりました。
今年、8月30日にも『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』(ダイヤモンド社)を出版しています。
そして一連の経験を通じて「リーダーシップとは生き様そのものである」との考えに至り、「人間力を高める」人間塾を主宰し、代表理事兼塾長として、「人生学」の探求および普及活動を行っています。

8月30日に出た『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』

奥様のアドバイスで命を救われた

カウンターで一緒に仕事

まだ都内に住んでいた頃、小倉さんはビジネス書作家・講演家・心理カウンセラーとして1年間に3日しか休まない、というハードワークを続けていました。そして次第にワーカホリック(仕事中毒)に陥り、ストレスで眠れない夜が続き、このままでは死んでしまうと思ったとき、「鎌倉に移り、犬といっしょに住みましょう」という奥様のひと言が小倉さんを救いました。
東京から離れるという仕事上のリスクはあるものの、鎌倉に移り住むことで仕事をセーブし愛犬と暮らすことで心のリハビリとリフレッシュをすることができたのです。

ホタル君が一回り成長させてくれた

いつでも仲良しのホタル君とクルミちゃん

小倉さんのお宅にはホタル君(ミックス犬、オス、1歳)とクルミちゃん(ミックス犬、メス、9ヶ月)がいます。二匹とも保護犬でホタル君は千葉から、クルミちゃんは茨城の保護センターから来ました。
ホタル君は五人兄弟で、生まれたその日に捨てられました。ボランティアのご家族がホタル君たちを自宅で引き取って三ヶ月、小倉さんが譲り受けるまで愛情いっぱいに育ててくださいました。その甲斐あって、ホタル君はとてもフレンド―なキャラクターに育ちました。
一方クルミちゃんは野犬として三ヶ月過ごした後に保護されたので人間不信がひどく、まだ来たばかりということもあって、小倉さんの奥様にしかなついていません。
でも、このホタル君がお兄ちゃんとしてごはんの食べ方や人間とのコミュニケーションの仕方をクルミちゃんに教えてくれています。
二匹について小倉さんは「子どもを育てるのとまったく変わりませんね。なかでもホタルは『オープンマインドで接すればだれでも友達になれる』というアドラーの教えを身をもって私に教えてくれました。賢くて、我が家の一番の人格者です」と嬉しそうに話してくれました。

ホタル君とクルミちゃんと4人で鎌倉ライフを満喫

由比ガ浜の広い海岸でホタル君と散歩する小倉さん

アドラーを通じてのライフワークの追究、鎌倉という心の安らぐ土地、ホタル君とクルミちゃんとあたたかい家族、自分の思いを込めて新しく建てた家。
小倉さんの活躍はこれからです。
そんな小倉さんも二匹のワンちゃんの食事には気をつけています。
「ボランティアの方からホタルを受け取るとき、ドッグフードはランキングのBクラス以上のものをあげてください、とアドバイスを受けました。現在、ランクSのロイヤルカナガンをあげています。二匹ともこれまで辛い道を歩んできたので、これからはいっしょに楽しい想いをさせてあげたいと思います」と語ってくださいました。

取材にご協力いただいた会社

株式会社小倉広事務所
鎌倉本社事務所
恵比寿事務所
〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-3-18広尾オフィスビル11階
03-6868-4950
http://www.ogurahiroshi.net/

Bowwow父さん

Bowwow父さん

父親の立場から、犬の気持ちになって、犬の食と健康に役立つ情報を取材するライター。我が子のために日夜ドックフードを食べ続け、ベストなフードを探しています。

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