愛犬が迷子になったらどうすればいい?愛犬と再び再会するために探す方法と必要な手順とは

雑学

大切な愛犬が迷子になってしまった!あってはならないことですが、脱走してしまった場合など様々なケースが考えられます。探すにしてもまず、どうすればいいのか、誰に聞けばいいかなど途方にくれてしまいますよね。
いなくなった場所を踏まえ、その近辺を捜索する。それと同時にしかるべき場所に届けを出す必要もあります。
大切な犬が迷子になってしまった時に役立つように、どうすればいいのかを詳しく紹介していきます。

犬がいなくなってしまったらまずはすぐに捜索しましょう

犬がいなくなってしまった場合、まずは自力ですぐに捜索を開始してください。
散歩の途中でリードや首輪が外れていなくなってしまったのであれば、走り去った方向を確認しその後を追います。走り出した方向の先に自宅があるのであれば、もしかしたらそのまま家に戻っている可能性もありますので、一度自宅を確認することも大切です。
犬が戻ってきていても中に入れない状態ですと、再びどこかへ行ってしまうかもしれませんので、外門などがあれば開けた状態にしておき敷地内に入れるようにしておきましょう。
気が付かないうちにいなくなってしまったのであれば、いつもの散歩コースを辿りながら捜索をしてください。この時、普段よりも少し行動範囲を広げて、犬が入れそうな茂みの中なども注意して確認するようにします。
いずれの場合でも、犬の名前を呼びながら捜索をするようにしてください。
近所の犬友達などにも積極的に連絡をとり、なるべく多くの人の手を借りて捜索しましょう。目撃情報なども有益な手がかりとなるので、早い段階で声をかけ協力してもらうことが重要です。

見つからなかったとき最初にするべきこと

一通り捜索をしても見つからなかった場合には、迷子犬が保護される可能性のある場所に連絡を入れておきます。

保健所や動物保護センターに連絡

住んでいる地域には、必ず保健所や動物保護センターがあります。保護された迷子犬は高い確率でそこへ持ち込まれますので、まずは電話で連絡をしておきます。連絡先が分からない場合には、役所で聞くと教えてもらえます。
その際、犬の特徴を伝えるのですが、犬がいなくなって少なからず動揺しているはずですので、電話をする前に犬の特徴(犬の名前・犬種・性別・被毛の特徴・首輪やリードの特徴・その他)をメモに書き出しておきましょう。
そうすることで、伝え忘れや漏れなどを防ぐことが出来ます。
近隣に犬を収容出来る施設を持つ保護センターがいくつかある場合には、念の為全てに連絡を入れておきます。

警察に連絡

管轄の警察署にも迷子犬の届け出をしておきます。届け出る内容は、保護センターに伝えた内容とほぼ同様です。
犬がいなくなった場所や住んでいる場所が県境や市境に近い場合には、犬が管轄外の警察に保護されることもあります。残念ながら警察同士で迷子犬についての情報共有をしてくれることはほぼありませんので、自分で両方の警察署に届け出をしておきましょう。

動物病院に連絡

迷子になってウロウロしているところを保護されて、動物病院で預かってくれている場合もあります。また、個人宅で保護してくれている場合でも、動物病院にその情報がいっていることもありますので、かかりつけ医だけではなく近隣にある動物病院には全て連絡を入れておくことをおすすめします。
しっかりと自分で全てに直接連絡をするようにしましょう。

いろいろなツールもフル活用しましょう

近隣を捜索し迷子の届け出をするのと並行して、使えるツールは全てフルに活用するようにしましょう。

SNSで拡散してもらいましょう

SNSを利用しての情報拡散は、写真入りの情報を手軽に登録出来るだけでなく、あっという間に多くの人の目に触れますので大変効果が期待出来ます。
同じように犬を飼育している人からすると、自分の愛犬が迷子になったことを想定して積極的に情報拡散をしてくれる場合が多いようです。
ツイッターやFacebook、インスタグラムなどで、「#迷子犬」「#拡散希望」というようにハッシュタグを付けて、情報提供を呼び掛けてみましょう。

h3 -1迷子犬を探せるアプリを活用しましょう
迷子犬を探すのに役立つアプリもあります。

NoseID

鼻紋認証技術を活用した日本で初めてのサービスで、鼻をスマホでスキャンするだけで犬を特定、飼い主に連絡ができるサービスです。
【サイトURL】Nose ID

ワンダホー

迷子犬に関する情報を写真入りで登録することが出来ます。保護情報も掲載していますので、そちらも確認するといいかもしれません。投稿した情報はSNS上に共有することも可能です。
【サイトURL】ワンダホー

ドコノコ

自分の犬や猫の可愛い写真を掲載するサイトですが、迷子情報を投稿できるメニューも作られています。多くの愛犬家が登録していますので、気に留めてくれる方は多いです。
【サイトURL】ドコノコ

ブログがある場合は活用しましょう

ご自分でブログなどを開設しているのであれば、そこに愛犬が居なくなった旨を投稿しましょう。
特に犬の様子を日々掲載しているブログであれば、直接の知り合いではなくても犬好きの方は見てくれている可能性が高いです。
その方からまたその先に情報が拡散されることもあり、思わぬところから情報がもたらされることもあります。

チラシを作り、許可を得て貼りましょう

アナログな方法ではありますが、迷子の犬を探していますという内容のチラシを作って近隣に貼り出します。
貼ってもらう場所は、動物病院・トリミングサロン・ペットショップなど動物に関する場所に出向き、貼り出してもらえるように頼みます。
その他、近所のスーパー・ドラッグストア・小売店など、人の出入りが多い場所も効果が期待出来ますので、チラシを持参してお店の方にお願いをしてみましょう。
地域の掲示板などがあれば、自治会など管理している方に貼り出しても構わないか確認をします。
どの場所も、勝手に貼るようなことはしないようにしてください。

チラシの作り方

チラシには、まず「迷子犬」の言葉を大きく書き、人の目を引くようにします。
犬の写真は、顔がよく分かるものや、色や模様など特徴のある箇所が目立つものを載せます。
記載する内容は下記を参考にしてください。

  • 犬の名前、犬種、性別、去勢避妊の有無
  • 居なくなった日時と場所
  • 犬の特徴(性格や仕草、首輪の色、鑑札番号など)
  • 連絡先
  • 謝礼(用意があれば)

特徴などは細かく書きたくなるかもしれませんが、長文にはせずなるべく端的に書く方が読んだ人の印象に残ります。

いたずら電話対策をしておきましょう

チラシの連絡先には、連絡の取りやすい携帯の番号を載せるのがいいのですが、いたずら電話がないとはいえません。
普段使用している携帯番号や自宅の固定電話の番号を載せるのに抵抗がある場合には、インターネットを使用して通話の出来るIP番号を取得するといいかもしれません。
無料で番号を取得し、スマホにアプリをインストールすればすぐに使用することが出来ます。もしもいたずら電話がかかってきましたら、その番号はブロックすることも可能です。
【サイト名】FUSION
【サイトURL】ここをクリック

チラシを貼る場所に注意しましょう

前述しましたが、迷子犬のチラシを貼る時には、必ず許可を取るようにしてください。
電柱などは人の目にも付きやすいですし、貼りやすい場所ではありますが、基本的に電柱への貼り紙は電柱管理者の許可が必要となります。
勝手に貼り紙をすることは違法となりますので注意してください。
また、チラシは貼り出すだけではなく、散歩コースなどを同じように散歩している方や、近隣の方に直接手渡す、ポストに投函する方法もあります。

保健所や動物保護センターのホームページを毎日確認しましょう

保健所や保護センターでは、保護している犬の情報をホームページに掲載している地域があります。管轄内の保健所がそれに対応しているようであれば、掲載情報は毎日チェックするようにしてください。
迷子の届け出をしてあった犬が収容された場合でも、伝達ミスなどで連絡がこない場合も残念ながらありますので、届け出をしてあるからと安心して連絡を待つのではなく、自分で常に確認をするようにしましょう。

犬を見つけたら

愛犬をやっと見つけることが出来たら、まずは名前を呼んで優しく撫でて安心させてあげてください。
居なくなってしまったことや、探してきた労力、心配をかけさせたことなどを考えて、思わず「どこに行っていたの!」と叱りたくなってしまうかもしれませんが、犬も迷子の間に心細い思いをしてきたのですから、叱るようなことはしないであげてください。
連れて帰ったら、体中をくまなくチェックをして怪我がないか、ダニなどの寄生虫が付着していないか、食欲はどうか、排泄物の様子はどうかなどを確認してください。
迷子の間にはどのような生活をしていたか分かりませんので、念の為動物病院で一度診てもらうこともおすすめします。

迷子の予防と対策をしっかりしておきましょう

犬が無事に戻ってきましたら、二度と迷子にさせない為にもしっかりと対策をしておくようにしましょう。
うっかり自宅から出ていってしまったのであれば、外門や柵などを強化して外に勝手に出ることが出来ないようにしておきます。
散歩の途中で首輪が外れてしまったのであれば、首輪とハーネスの両方を付ける方法もあります。そうすれば、万が一首輪が抜けてしまってもハーネスが付いていますので、犬が離れてしまう心配はありません。
合わせて首輪には鑑札を装着しておくと、鑑札情報ですぐに飼い主さんの元に連絡が入ります。
体内にマイクロチップを埋め込んでおくのも得策です。専用のリーダーをかざすだけで、チップに登録してある飼い主さんの情報を読み取ることが出来ますので、その情報を元に速やかに飼い主さんの元に連絡が入ります。
マイクロチップについて詳しい情報が下記のサイトに記載してありますので、是非参考にしてください。
関連リンク:【ドッグパッド】犬猫のマイクロチップ義務化 情報登録とメリット・デメリットを解説

まとめ

犬が迷子になってしまった時に、探す方法やするべき事を紹介してきました。迷子にならないに越したことはありせんが、普段から万が一迷子になった際の上記連絡先などを控え、伝達する情報を備え、そして散歩の際にはより一層の注意を払ってあげてください。

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kai-k

愛玩動物管理飼養士・ドッグライフカウンセラー・動物介護などの資格を所有し、20年以上に渡る飼育経験とブリーダー経験を活かした、実体験に基づく記事作成を行っています。

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