寒い冬はお散歩の時間が短くなり、愛犬の運動量が減る傾向があります。愛犬の運動量が減ったときにしてあげたい対策や、飼い主さんと楽しみながらできる運動をご紹介します。
気づかぬうちに減る?冬の散歩と愛犬の運動量
冬場のお散歩は、愛犬が排泄をしたら帰宅するというケースも多く、厳しい寒さは、愛犬の運動量を減らしてしまいます。
ただ、小型犬やシニア犬は、寒い時期に長時間お散歩をすることで、体に負担がかかりやすくおすすめできません。
愛犬の運動量が減る季節、運動をさせたいのに、なかなかできない寒い冬。
愛犬が運動不足にならないように、運動不足の対策を考えていきましょう。
運動量が減った?!愛犬にしてあげたい3つの対策
愛犬の運動量が減ってしまったときに、愛犬にしてあげたい対策をご紹介します。
運動はお部屋でもできる!楽しく遊んで運動不足を解消
お散歩の時間が短くなり、愛犬の運動量が減ってしまったと感じたら、お部屋の中でできる遊びをしましょう。
このとき、できるだけ愛犬が考える遊びを取り入れることをおすすめします。
トリックを教えることやノーズワーク、愛犬とのかくれんぼ、おやつを隠した宝探しなど、愛犬に考えてもらいながら運動をさせることがポイントです。
別の章で簡単にできるトリックをご紹介します。ぜひ挑戦してみてください!
ストレス発散!心のケアも忘れずに
運動不足は愛犬がストレスをためてしまう原因になります。
お散歩の時間が短いと感じたら、愛犬の心のケアも忘れずにしてあげましょう。
愛犬のストレスは、本来愛犬が持っている欲求をかなえてあげることで軽減できます。例えば「噛む欲求」「掘る欲求」「破壊する欲求」「探索する欲求」このような感じです。
長く噛んで遊べるおやつや、飼い主さんとの引っ張りっこ遊びなどを取り入れてみてください。
どうしても外に出られないときは、外のにおいをかがせることも有効です。
窓を開けて外の空気を愛犬に吸わせてあげてください。
食事の量を見直して肥満を防止!
愛犬の運動不足が原因で陥りやすい「肥満」。寒い季節は、愛犬もアクティブに活動をせず、眠っていたりじっとしていたりする時間が増えます。
運動量が減っているのにいつも通りの食事を与えてしまうと、愛犬の体重は増加してしまいます。
また、冬は特に私たちがおいしいものを食べる機会が増えます。
愛犬に食べ物のおすそわけをしてしまうと、さらに体重が増加してしまいます。
愛犬の健康のためにも、肥満にならないように食事の量を見直して、肥満の防止を心がけてあげてください。
この冬にマスターしよう!簡単にできるトリック
愛犬とお部屋でできる楽しい遊びをご紹介します。運動量が少ないかな?と思ったら、愛犬と一緒に挑戦してみてください。
紹介するトリックはご褒美におやつを使っています。
ご褒美の与えすぎも太る原因になるため、誉め言葉とご褒美のおやつを交互に使うなど、愛犬のモチベーションを上げる工夫をしてみてください。
足の上をジャンプ
飼主さんが足を延ばして座り、足の上を愛犬にジャンプして飛び越えてもらうトリックです。
- 飼い主さんが足を延ばして床の上に座ります
- おやつで愛犬を誘導し、足の上をまたがせます(できたら褒めてあげましょう!)
- スムーズに愛犬が足をまたげるようになったら膝を曲げて、高さを出します
- 曲げた足の上をジャンプして愛犬に飛び越えてもらいます
- 上手にできるようになったら、「ジャンプ」などの言葉をつけて練習をしてみましょう!
スピン&ターン
愛犬にくるくる回ってもらうトリックです。
- 手におやつを持って愛犬の鼻先に出します
- 愛犬が興味を示したら、ゆっくりと時計回りにおやつを持っている手を動かします
- 途中、愛犬がついてこなくなったら、愛犬とおやつを持っている手が離れすぎていると考えましょう
- ゆっくりおやつを持っている手を時計回りに動かし愛犬を時計回りにひと回りさせます
- スムーズにできるようになったら「スピン」と言葉をつけます。
- 何度も繰り返しているうちに「スピン」というだけで、愛犬は時計回りに回るようになります
- 同じように反時計回りに回転させる練習もしましょう。このとき「スピン」という言葉ではなく「ターン」という言葉を使います
- 「スピン」は時計回り「ターン」は反時計回りという感じです
最後に
運動量が減ると、筋力が落ちることやストレスがたまること、肥満になりやすいことなど、愛犬の健康にかかわる問題が生じます。
寒い冬だからできる、飼い主さんと愛犬のコミュニケーションを大切にして、楽しみながら愛犬の運動不足を乗り切っていただけたらと思います。
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