私達は、敬老の日に長寿や健康を願ってお祝いをしていますが、ワンちゃんのお祝いの行事はあるのでしょうか?愛犬がシニア犬(高齢犬)となり一定の年齢を超えると「長寿犬」と認定されると表彰してくれる制度が増えてきています。今回はその内容についてご紹介します。
長寿犬と呼ばれる年齢は何歳から?

人間の場合、80歳や85歳を超えてくるとご長寿と呼ばれるようになりますが、では、ワンちゃんの場合は何歳からがご長寿になるのでしょうか。
小型犬と中型犬は最初の2年で24歳になり、3年目以降は1年に4歳ずつ歳をとります。
24+(犬の年齢-2年)×4
ですので、80歳の場合、ワンちゃんの年齢は約16歳。
大型犬は最初の1年で12歳まで成長し、2年目以降については7歳ずつ歳をとります。
12+(犬の年齢-1年)×7
ですので、80歳の場合、ワンちゃんの年齢は約11歳。 このように、犬種にもよりますが、約11歳~15歳前後がご長寿さんと言えそうです。
表彰されるにはどうしたらいいの?
様々な団体で長寿犬の表彰を行っています。 募集時期や、応募条件などは主催者によって異なりますので、よく調べたうえで応募してください。
JKC(ジャパンケネルクラブ)
JKCで発行している「JKCガゼット」という会報で、適切な飼育を続けている飼い主へ長年の労をねぎらう意味も含めて、15歳を超えた愛犬の長寿をお祝いし、ワンちゃんのプロフィールと顔写真が掲載されます。
さらに、飼い主様の手元には愛犬の写真が入った賞状が届くそうです。
(2016年時点)
日本動物愛護協会(JSPCA)
ワンちゃんのプロフィールとお写真が載った「長寿表彰状」がもらえます。 対象年齢はこちらです。
小型犬 | 18歳~ | 10㎏未満 |
中型犬 | 15歳~ | 10㎏~20kg未満 |
大型犬 | 13歳~ | 20㎏~40kg未満 |
超大型犬 | 10歳~ | 40㎏~ |
医師の診断書、検査データや予防接種の証明書(1カ月以内のもの)、その他、動物の年齢を証明する資料(コピー可、血統書のみ・日付入り写真は不可)を添えて申請してください。
詳しくはこちらから
▶https://jspca.or.jp/chojyu.html
獣医師会
各地域の獣医師会で長寿犬表彰制度を行っております。
中には、ペットイベントのプログラムとして行っている所もあります。
獣医師会の会員となっている動物病院で告知を行うことも。 ですので、こまめにかかりつけの病院や、お住まいの市町村の獣医師会をチェックしてみてはいかがでしょうか。
都道府県での活動
平成30年に、京都府で「長寿犬」認定募集があるなど、各地域で活動も行われています。 ご興味がある方は、お住まいの地域の活動やイベントをご確認ください。
最後に
表彰をもらうことで、愛犬にいつも健康で長生きしてくれてありがとう、と日頃の感謝を伝える機会となるだけでなく、その年齢をむかえることができたということで、愛犬が家庭の中で適正に育てられてきたことの証となります。 もし、愛犬が長寿犬対象の年齢でしたら、表彰のチャンスがありますので、この機会に応募してみてはいかがでしょうか?
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