寒い季節に愛犬が震えていると「寒いのかな?」と思ってしまいますよね。ですが、愛犬が震える原因はさまざまです。愛犬たちはどのようなときに震えるのでしょうか。愛犬が震える原因をまとめました。
犬が震える理由はさまざま

寒い季節に愛犬が震えていると寒さが原因なのかな?と考えたくなりますが、犬が震える原因は寒さだけではありません。
愛犬たちはどのようなときに震えるのでしょうか。愛犬が震える理由を探ってみましょう。
愛犬が震える原因【生理的な震え】

愛犬が生理的に震える原因を説明いたします。
恐怖やストレス、興奮が原因の震え
恐怖が原因の震えで代表的な「雷」。
雷が鳴ると震えるワンちゃんは多く、音だけではなく、雷による空気の振動でも恐怖を感じます。
愛犬たちは花火や年末年始の除夜の鐘など、普段聞きなれない音に反応して震えることがあります。これらも、恐怖が原因の震えと考えていいでしょう。
音だけではなく、苦手なワンちゃんが近づいてきたとき、高い場所から降りられないときなど、愛犬は何かしらの原因で恐怖を感じたときに、震えることがあります。
愛犬の震えは、ネガティブな感情だけではありません。飼い主さんがお仕事から帰宅したとき、嬉しくて震えることがあります。これは嬉しさによる興奮の震えです。
寒さが原因の震え
寒さが厳しくなると、犬たちも人間同様、寒さで震えることがあります。
寒い時期にお部屋の中で愛犬が震えていたら、室内の温度を調整してみましょう。
また、足先や耳の先が冷えていないか、触ってみてください。末端が冷えていたら、寒さが原因で震えている可能性が高いと考えられます。
寒い場所に長時間、愛犬を滞在させると、低体温症になることがあります。
特に筋力が衰え体温調整が苦手なシニア犬は、低体温症になりやすいため、室内の温度管理をして予防をしましょう。
愛犬が震える原因【病気や体調不良が原因の震え】

愛犬が病気や体調不良のときに震える原因を説明いたします。
からだに痛みがあるときの震え
愛犬たちはからだに痛みがあるときも震えます。
からだのどこかに痛みがあると、からだを小さく丸め、震えることがあります。
そのため、寒さが原因なのかな?と勘違いしやすい傾向があるのです。
食欲はあるか?からだをかばうしぐさをしていないか?など、愛犬の様子を観察してみましょう。愛犬の体調に異常を感じたら、すぐに動物病院へ相談してください。
熱などが原因の震え
人間も高熱が出ると、悪寒がして震えますよね。愛犬たちも同じように熱が出ると震えることがあります。
特にこの時期は、犬たちの風邪「ケンネルコフ」に注意したい季節です。
咳やくしゃみをしていないか、食欲はあるか、元気はあるか?など愛犬の様子を観察して、異常を感じたら動物病院へすぐに相談しましょう。
愛犬が震える病気の一例
震える症状が出る愛犬の病気をまとめました。
寒さなどの震えと違う?と感じたら、動物病院へ相談することをお勧めします。
【愛犬が震える病気の一例】
- てんかん
- 脳炎
- 脳腫瘍
- 水頭症
- 肝硬変
- 慢性腎不全
- 椎間板ヘルニア
- 中毒症状
- 低血糖症
このような病気があげられます。
病気が原因の場合、震えだけではなく元気がない、食欲がない、からだに触らせたがらないなど、別の症状もみられます。
愛犬の様子を観察し、症状がひどくなる前に必ず動物病院へ相談しましょう。
最後に

寒い季節は特に、何が原因で震えているのか、判断が難しいケースもあります。
震えだけに着目せずに、愛犬の様子をしっかりと観察して、緊急性があると判断した場合は、すぐに動物病院へ相談しましょう。
愛犬たちが健康な毎日を過ごせるように、犬の震えの原因について参考にしていただけたらと思います。
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