愛犬の腸の長さがどれくらいだかご存じですか?愛犬の腸の長さは、なぜ人間より短いか?その理由や腸内の働き、愛犬の健康のためにどのようなことをしたらいいのか?など、愛犬の腸についてご紹介します。
犬の腸の長さはどれくらい?犬の腸のメカニズムについて
犬の腸の長さについてまずお話をしましょう。
犬の腸の長さは、体長の約5~6倍。
人間は身長の7~10倍、猫は体長の3~4倍、といわれています。
なぜ腸の長さが違うのでしょうか?
腸の長さは「食べるもの」によって、変化しています。
愛犬たちは、もともと肉食の生き物です。そのため、愛犬たちの腸は、肉類を消化しやすいように人間と比べると短く、猫はさらに長さが短くなります。
肉食動物の腸が短い理由は、体内に肉類を長く留めておくと腐敗してしまうからです。そのため、効率よく栄養を吸収し、素早く体外に排出するため、腸が短いのです。
逆に草食動物は腸が長く、食べた草類や穀類を腸内で醗酵させ消化を促しています。肉食動物は消化酵素を自らもっているため、醗酵させる必要がありません。
そのため、腸が短くても栄養を吸収し、うまく消化することができるのです。
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摂りすぎはよくない?!栄養バランスの重要性
前章でお伝えしたように、腸は食べたものの栄養を吸収するために、とても大切な役目を果たしています。
犬の野生における食事中の栄養バランスは、タンパク質49%・脂質44%・炭水化物6%となっています。この数字を見ていただくと、改めて愛犬たちは肉食であることがわかると思います。
ドッグフードの主成分の先頭に「肉類」が表示されている理由は、愛犬たちの消化と栄養バランスを考慮しているからなのです。
穀類に偏った食事を与え続けると、消化不良を起こしたり、栄養バランスが崩れたりすることもあります。
愛犬の体の原理を知ると、与えるフードの考え方も変わるのではないでしょうか?
そして、注意したいことが栄養素のバランスです。
例えば、愛犬の腸活のために食物繊維が多く含まれているものばかり与えていると、カルシウムやマグネシウム、鉄などの吸収が阻害されてしまいます。
カルシウムが不足すると、骨粗鬆症などが懸念されます。
また鉄分が不足すると貧血や倦怠感があらわれるケースがあります。
こうして考えてみると、食事で摂取する栄養バランスの大切さがわかりますよね。
適切なフード、適切な量のおやつ、不足した栄養素はサプリメントなどで補給。
その見極めが、とても大切なのだと感じます。
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腸内環境を整える大切なコト
皆さんもご存じ「善玉菌」と「悪玉菌」。
善玉菌は、ビタミンの合成や感染予防、免疫力の強化など「いい効果」があることで知られています。
逆に悪玉菌は、腸内の腐敗や細菌毒素の生産などがあげられます。見ていただいた通り「体に悪い効果」をもたらします。
そして、もうひとつ腸内に「日和見菌」という菌が存在します。
この日和見菌は、善玉菌が腸内で優勢になると善玉菌に加担し、逆に悪玉菌が増えると悪玉菌に加担する役目をします。
体調を崩したときなどに悪玉菌に加担する傾向があるため、常に腸内は健康でいたいというのが、人間も愛犬たちにも共通して言えることなのです。
ただ、善玉菌を急激に増やしても下痢の原因になることがあります。
私たちの生活で例えるなら、善玉菌が豊富に含まれている「某乳酸菌飲料」を大量に飲んだらおなかを壊しますよね。
(人によって、おなかを壊さない方も、もちろんいらっしゃいます)
どんなに体によいとされるものでも、摂りすぎはよくないということがわかります。何事もバランスと、日々の積み重ねが大切だといえるのではないでしょうか。
手軽に腸活ができるサプリメント
腸管には全身の免疫系の60%近くが存在しています。
腸を元気に保つことは、免疫力アップや感染予防などが期待され、愛犬たちの健康維持に重要な役割を果たしています。
そこで、毎日の生活に取り入れたいものがサプリメントです。
バランスよく腸の健康に貢献する栄養素を摂取するには、サプリメントが手軽で効果的だといえます。
DOGPAD and LIFEのオリジナルサプリメント「腸内環境の健康維持に」は、腸の健康維持のために役立つ栄養素が、ぎっしりとバランスよく配合されています。
目に見えない腸の健康。
愛犬の健康維持のためにも「犬サプリ習慣」を始めてみませんか?
最後に
愛犬たちには、ドッグフードという便利な食事があります。
今は優秀なドッグフードが数多く販売されているため、栄養バランスも考慮されています。
ですが、愛犬の体調やその日の健康状態を見ているのは飼い主さんです。
愛犬のおなかの調子を、毎日のお散歩などでチェックしていただき、足りないかな?と感じた成分を補助してあげることも大切です。
元気な腸を保ち、健康な毎日を過ごしていただけたらと思います。
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