愛犬に面白い芸や技を教えてみよう!6つの楽しいトリックのやり方

しつけ

愛犬が面白い芸(トリック)をすることができたらみんなが笑顔になれますよね!飼い主さんとのコミュニケーションの1つとして芸を愛犬に教えてみましょう。芸達者なワンちゃんはSNSでも注目を集めています。愛犬に面白い芸を教える方法についてご紹介します。

犬たちはとっても芸達者!

犬が可愛い芸をしている映画やテレビ、動画などを見たことはありますか?訓練を受けたワンちゃんの中には、重要な役どころや涙を誘うような演技をしたり、コメディー感を全面に出した演技をするコやギネスブックに載るような驚くべき芸ができるコなど、芸達者な犬達がたくさんいます。

トリックというと難しいように感じるかもしれませんが、特殊な訓練を受けなくてもお家で簡単に教えることができる芸もあります。テレビ出演のような完璧さを求めなくても、可愛く芸ができればそれで良いのではないでしょうか?まずは簡単な芸からチャレンジしてみましょう。

組み合わせることで広がる犬のトリックの種類

組み合わせることで広がる犬のトリックの種類

犬の芸や技は「トリック」とも呼ばれます。これらの芸は、1つの指示や動作を複数組み合わせることで完成します。
簡単なものを挙げると「バーン!」は、銃で撃たれると転がるという芸ですが、最初は「フセ」をさせた状態で、飼い主さんが銃で撃つ真似をしながら「バーン!」と言ったら「ゴロン」をして横に倒れることを学習させます。
これができるようになったら、応用編です。立った状態のままでも「バーン!」と言うと「ゴロン」をして倒れる仕草をする、というように芸のレベルを上げていくことができます。

最初からできないのは当たり前なので、まずは簡単なものから練習して完成度を高め、上手にできたら芸を組み合わせることで、難しい技にもチャレンジできるようになります。

愛犬に芸を教えるときのポイントと注意点

無理やり教えず、飼い主さんも愛犬と一緒に楽しく教えてあげること

犬に芸を教える時は無理やりさせないことが大切です。犬が恐怖を感じたり脅して教えると犬にストレスがかかります。そもそも芸を教えることは愛犬とのコミュニケーションの1つでしたよね。トリックの完成度を目指すよりも、楽しく遊びながらステップアップしてくように心がけましょう。

犬が練習に飽きる前にやめること

愛犬にトリックを教えるとき、おやつを使ってモチベーションを上げながら芸を教える方もいるでしょう。しかし、大好きなおやつを使ったとしても、何回も長時間同じことを繰り返すと、犬が飽きて集中力が落ちてきます。楽しく学習するには、短い時間で犬が飽きる前にトレーニングをやめることが必要です。
こういったことからも、今日はここまで!と気長に練習するつもりで取り組むことをおすすめします。

愛犬に自信をつけさせて徐々にレベルをステップアップさせること

まずは芸を覚えさせることにチャレンジする前に、愛犬に基本的なしつけの動作ができていることを再確認してください。「おすわり」「マテ」「フセ」「おいで」など簡単な芸から愛犬に自信をつけさせてあげて、徐々にステップアップするようにしましょう。

上手にできたらタイミングよくすぐに褒めること

飼い主さんの狙い通りの行動を愛犬がとったら、すぐそのタイミングで褒めることを徹底してください。おやつなどのご褒美をあげるタイミングも同様です。犬が混乱しないように、同じ指示(コマンド)を使い、同じタイミングで瞬時に褒めることが大切です。

愛犬に教えたい!面白い芸とその教え方

それではここからは愛犬に面白い芸を教える方法を簡単にご紹介します。

バイバイ

「バイバイ」は、声に合わせて手を振っているかのように前足をあげる技です。人間のように左右に前足を振ることはできませんが、とっても可愛い芸です。

「バイバイ」の教え方

1、 ワンちゃんを座らせて集中させます。
2、 おやつを親指で挟んで手のひらを犬に向けます。
3、 鼻で匂いを嗅いでもそのままで、前足でひっかくように手のひらにタッチしたらおやつをあげ、繰り返します。
4、 何回かできるようになったら、おやつを親指に挟まないで手のひらにタッチした時、または手を上げた時に「バイバイ」と言いながら手を左右に振り、反対の手でおやつを上げます。
5、 徐々に手のひらの位置をタッチできない高さまで高くして、「バイバイ」と言って手を振ると、愛犬も手を振り返してくれるという芸の完成です。

キスまたはチュー

愛犬にほっぺにチュ!っとされたら嬉しくなってしまいます。頬を指でトントンと叩いた時にキスしてくれると可愛いでしょう。ペロペロ舐めさせるのではなく、軽くほっぺにチューをしてくれるようにトレーニングしましょう。

「キス」「チュー」の教え方

1、最初に小さめのおやつを用意しておきます。飼い主さんが座った状態かしゃがんだ状態で「おすわり」や「マテ」をさせたらおやつをあげて犬の集中をとります。
2、おやつを指でつまんで、飼い主さんの頬にくっつけます。ワンちゃんが頬にあるおやつに鼻をつけたら「いいこ」と声をかけながらすぐにおやつをあげることを繰り返します。
3、ここまでできるようになったら、次は、おやつをつままずに、つまんでいる手の形のまま頬につけ、ワンちゃんが鼻をつけたら「チュ!いいこ」と言いながら反対の手でおやつをあげます。
4、次はおやつをつまんでいる手の形でなく、人差し指で「チューして」と言いながら頬をトントンと叩いて合図して鼻を軽くつけたら成功です。

タッチしてはーい(手を上げる)

「タッチしてはーい」は、バイバイにも近いですが、ハイタッチをする芸の応用です。〇〇ちゃん、〇〇くん、という前振りや「わかりましたか?」「〇〇する人?」という前振りをつけるととっても可愛い芸です。

「はーい」の教え方

1、 ゼロから教える場合は、「おすわり」と「お手」をしっかりできるように練習したら、「お手」の位置を徐々に高くしていき「タッチ」という指示に変えます。この時「お手」は飼い主さんの手の平が上を向くようにしていると思いますが、「タッチ」に切り替える時には手のひらを犬に向けるようにして、手のひらと犬の足の裏が触れたらおやつをあげて繰り返し練習します。
2、 ハイタッチ(タッチ)が確実にできるようになったら、犬との距離を少しだけとって手の平を上げて「ハーイ」と言ってタッチせずに手を上にあげることができればOKです。

だるまさんがころんだ

だるまさんがころんだは、上級編の難しい芸です。しかし、一度「だるまさんがころん」で近づき(「おいで」または「カム」)「だ!」で「マテ」ということを覚えてしまえば、スムーズにできるようになります。「だるまさんがころんだ」は色んなアプローチ方法がありますが、声のトーンや飼い主さんのプレッシャーでなんとなくワンちゃんが判断している場合もあります。

「だるまさんがころんだ」の教え方

1、人間の遊びのように木や壁に伏せて遊ぶのは高度な技なので、最初は「おいで」と言いながら手招きをして近づいてきたら、「マテ」と声をかけて手のひらを犬に向けます。上手にできたらおやつをあげて、これを繰り返します。
2、「おいで」と「マテ」ができるようになったら「おいで」の部分をやや大きめのオーバリアクションで手招きしながら「だるまさんがころんー」に変えて、「マテ」の部分を「だ!」に変えます。
3、流れをワンちゃんがわかったら、言葉の指示だけに変えて、飼い主さんが、だるまさんがころんだ風の演技をすれば完成です。

フェイス

フェイスはとても高度な芸なので、色んな技ができるワンちゃんでないと難しいです。「フェイス」という指示は顔を前足で隠す技ですが、「あちゃー」「反省」など指示を変えて覚えさせている人もいます。フェイスは、犬が普段上げやすい方の足で覚えさせるとやりやすいです。

「フェイス」の教え方1

小さく切って濡らした海苔やドッグフードの汁を鼻と目の間に置くか塗って、前足できれいにしようとした際に、「フェイス」と言っておやつをあげることを繰り返します。

フェイスの教え方2

1、「お手」を何度も行いおやつをあげて、前足をあげる動作と飼い主さんの手の平に触れる動作を強化します。
2、「フセ」をさせた状態で「お手」をさせ、手の平に犬の足が乗っている状態の反対の手を使って、下からおやつを与え、これを強化します。上手にできるようになったら、この状態で「フェイス」と指示をつけます。
3、最後に、飼い主さんが愛犬にやって欲しいフェイスの様子を表現するように、猫が顔をきれいにするようなジェスチャーをつけて「フェイス」と指示を出し、ジェスチャーと指示がつながるように、何度も根気よく練習すると、可愛いフェイスの完成です。

新聞運び

新聞運びは「持ってこい」の応用です。新聞は中に広告が入っていることと、朝刊は重いので、数枚の薄さからチャレンジしてみるのがおすすめです。新聞は4つ折りになりやすいので、平らになると犬がくわえにくくなります。最初は薄めの新聞を6つ折りにして、両脇をテープで止めて、高さを出してくわえやすくしてあげると良いでしょう。

「新聞運び」の教え方1

1、 新聞を犬に渡す人と、犬から新聞をもらう人の2人とワンちゃんで行うと、早く新聞をくわえることに慣れます。まずは短い距離から折ってくわえやすくした新聞を犬に渡した瞬間に、もう一人が犬の名前を呼んで、「新聞持ってきて」と手招きのジェスチャーをして、持ってきた瞬間におやつをあげます。
2、 これを毎日繰り返していると、犬が喜んで新聞を運ぶようになります。

「新聞運び」の教え方2

1、 飼い主さんとワンちゃんの1対1で行う場合には、おもちゃを持ってくるのを教える方法と一緒になります。くわえやすくした新聞を、近くにポンと投げながら「新聞持ってきて」と指示を出します。くわえて持ってきたらおやつをあげることを繰り返します。
2、 ここまで慣れてできるようになったら、次は、少し遠くに新聞を置いて、犬に「新聞持ってきて」と指示を出して犬に取りに行かせます。毎回同じところに新聞を置くと、よりスムーズに覚えます。
3、 玄関に新聞が配達される場合は、同じように新聞を置き、犬が新聞を取りに行くように練習をすれば、毎朝愛犬が新聞を取ってきてくれるようになるかもしれません。

まとめ

遊びの延長で愛犬とコミュニケーションをとりながら芸を教えていくと、色んな技ができるようになります。クオリティの高い演技や技を求めないのであれば、しつけ教室に通わなくても、お家で簡単に可愛い芸や面白い芸を教えることができます。
愛犬が面白い芸や技を覚えたら、動画サイトやSNSで発信してみると、人気者のワンちゃんになれるかも!文字を見るより動画で雰囲気をつかんだ方が飼い主さんもやりやすいので、動画サイトを検索するなどを映像をチェックしながらチャレンジしてみてくださいね。

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ドッグパッド編集部

ドッグパッド編集部

ワンちゃんとの楽しい生活に役立つ独自の情報を取材し、配信するエディター集団です。皆さまが普段「あるといいな」と感じていること「こんな工夫は楽しいよ」と知らせたいこと、疑問、質問、困りごとなど、どしどしお寄せください。

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