最近ペット業界で耳にすることが増えてきたペット用CBDオイル。ヘンプ(麻)から抽出された植物由来成分CBD(カンナビジオール)は、犬や猫などのペットに与えても大丈夫なの?そもそも、CBDはどのようなものなの?
人も犬も一緒に使えるペット用のCBDオイルがあるということで、ドッグパッドはイギリスに本社を持つNaturecan(ネイチャーカン)社にペット用のCBD製品について取材を行いました。
CBDとは?いったいどういうものなのか?違法性は?
CBDはCannabidiol(カンナビジオール)の略のことをいい、ヘンプ(麻)から抽出されるカンナビノイドという成分のひとつで、体のバランスを保ったり、よいおやすみ時間を作ることができたり、痛みをやわらげることが期待できるといわれている成分です。
カンナビノイドには約140種類ありますが、この中には大麻も含まれます。「大麻」という言葉をみるとびっくりされるかもしれませんが、結論からいうと、CBD製品の購入や利用に違法性はありません。
CBDを含む製品にはオイルやジェル、グミなどがあります。
ここで理解が必要であるのが「CBD」と「THC」の違いです。
CBD(カンナビジオール)は、麻・大麻の種子や茎から抽出されたもので、中毒を引き起こしたり幻覚などを起こすことはありません。また、厚生労働省の許可や国の検疫を受けて安全性が確認されたCBD製品は、日本国内での販売が認められています。
しかし、同じ麻・大麻由来成分でも、THC(テトラヒドロカンナビノール)は、幻覚作用や中毒性があり、日本では違法であり大麻取締法の規制となるものです。
厚生労働省から輸入許可されたCBD製品を選ぶことが大切
CBDというと「怪しいもの?」「違法なのではないか?」と感じる方もいるかもしれません。
CBD製品を利用する場合は、厚生労働省や検疫で適切な検査を受けたTHCを含まず違法性のないことが証明された商品を選ぶことが大切です。
Naturecan(ネイチャーカン)CBDオイルの特徴
Naturecan(ネイチャーカン)は、世界30ヶ国以上の国で販売されている英国発のCBDブランドです。人用から犬、猫、馬などのペット用のCBD製品を扱っています。
※ネイチャーカンのCBD製品は、麻(ヘンプ=産業用大麻)の成熟した茎のみを原料として製造されています。また、厚生労働省の許可と輸入許可を得て日本国内で販売されているものです。
ここからはネイチャーカンのCBD製品の特徴についてみていきます。
①天然成分のみを使用したCBD
ネイチャーカンのCBDはヘンプ植物(麻)から抽出していて、アイソレート(※1)や人工合成素材は一切使用しておらず、天然成分ベースのCBDのみを使用している。
※1:アイソレートとは、麻に含まれるCBD以外の成分を除去したもの
②高純度オイル
厳格な試験によってオイルの純度を保証していることから、各段階で製品に含まれている成分を明らかにしている。
③100%アメリカ産のヘンプを使用
使用するヘンプは、カリフォルニアで最初に認可されたCBDの抽出農家のアメリカ産のものを使用している。
④厳格な検査の実施
使用する原材料は抽出前から製品となるまでに、安全のための厳格な試験が行われています。
⑤THCゼロ(検出限界以下)
全てのオイルで、THCゼロ(検出限界以下※2)を実現することで安全性を確認している。
※2:検出限界以下とは、THC含有量が検出不可能な程度(0.01%未満)であることを示す
犬や猫に与えるペット用のCBDオイルは安全なの?
それでは、ここからはペット用のCBDオイルやジェルについてみていきます。
ネイチャーカンでは、ペット用CBD製品として犬や猫、馬用として複数のCBDオイルやCBDジェルの商品が販売されています。
ペット用CBD製品一覧:https://www.naturecan.jp/collections/pet-oils
今回、ドッグパッドでは、Naturecan(ネイチャーカン)の藤井さんに、犬へのCBD製品の使用についてお話を伺いました。
――単刀直入にお聞きします。多くの愛犬家の皆さんが気になるところだと思うのですが、犬にCBDオイルを与えても大丈夫なのでしょうか?
藤井さん:飼い主様はペットにとってCBDが安全なのかが重要になってくるかと思いますが、ネイチャーカンのペット用CBDオイルは、ヘンプ由来の安全な製品です。
CBDオイルの使い方としては、食事やワンちゃんの口から少量摂取するのですが、体の健康維持や不安な状態から安心させるといった変化に効果が期待できるものです。
お留守番中に物を破壊したり、鳴いたり、吠えたり、グルグル回ったりといった不安からくるストレスのあるワンちゃんなど、分離不安などがあるコに対して興味をもたれる飼い主様が多いですね。
また、ネイチャーカンのCBDオイルは、人間用のオイルと成分が同じですので、人も犬も一緒に使うことができます。飼い主さんの健康と一緒にペットもはじめましたという方もいらっしゃいます。
愛犬に持病がある場合や投薬治療中の犬、CBDを与えることを不安に思われる場合は、かかりつけの獣医とご相談いただければと思います。
Naturecan(ネイチャーカン)小型犬用 3%CBDオイル
高品質のカンナビジオール(CBD)とMCTオイル(ココナッツオイル)のみを組み合わせた3%CBDオイル
愛犬の食事に混ぜたり口内(舌下)に数滴垂らして使用する
<成分>
ブロードスペクトラムカンナビジオール (CBD)、ヘンプシードオイル、オーガニック中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)オイル
<容量>
10ml
製品の詳細はこちらから→Naturecan(ネイチャーカン)小型犬用 3%CBDオイル
※製品によって猫用から2.5%、小型犬用3%、中型犬用5%、大型犬用10%と濃度と含まれるCBDの量が異なります。
ペット用のCBDサポートジェルはどうやって使うの?
――次に犬の体に塗るCBDジェルというのはどんな製品なのでしょうか?
藤井さん:CBDサポートジェルは、関節など体に炎症があるワンちゃんやシニアのワンちゃんにおすすめしています。CBDの他にグルコサミンやコンドロイチン、ボスウェリアを配合しており、股関節や肘など関節が気になる部分にマッサージしながら塗るタイプになります。
また、初めて使用される場合は、最初からサポートジェルとCBDオイルを併用はせず、まずはどちらかを少量ずつからお試しいただくのがよいかと思います。
Naturecan(ネイチャーカン)ペット用CBDサポートジェル
CBD、グルコサミン、コンドロイチン、ボスウェリアを配合したCBDジェル
腰や関節など愛犬の気になる部分に優しくマッサージをするように塗り込んで使用する
<成分>
ワセリン、ミリスチン酸イソプロピル(IPM)、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、ボスウェリア、ブロードスペクトラムカンナビジオール (CBD)、ティーツリー油 (Melaleuca Alternifolia)、ポリソルベート20
<容量>
350ml
製品の詳細はこちらから→https://www.naturecan.jp/products/pet-cbd-support-gel
ネイチャーカン社に直接聞いてみたQ&A
ここまでペット用のCBDオイルについてみていきましたが、ドッグパッド編集部スタッフが疑問に思ったことを、ネイチャーカンの藤井さんにお聞きしてみました。
Q1:検出限界以下とは?悪い成分は本当に入っていないの?
藤井さん:THC含有量が検出不可能な程度(0.01%未満)であることを示します。NaturecanのCBDオイルは100%天然成分のみを使用して作られた商品です。
Q2:高濃度のCBDとは他のメーカと何が違うの?
藤井さん:高濃度の40%CBDオイルを取り扱っているブランドが少ないので他のブランドとの差別化になるかと思います。
Q3:市販で流通しているCBD製品を選ぶ際に気を付けることは?
藤井さん:流通しているCBD製品の中には粗悪品もあるので、合法な商品であるか、また成分を確認いただいて信頼できるブランドを選ぶことが大事だと思います。
Q4:ペットに与える際の注意点は?
藤井さん:ペットにCBD製品をご利用いただく際は、最初は少量からの摂取をおすすめします。ペットに持病がある場合やお薬を処方されている場合は、事前にかかりつけの獣医師にご相談ください。
治療もしくは投薬目的としてご使用することはできません。もしペットに何らかの症状が現れたり体調を崩した場合は、直ちに獣医師にご相談ください。また、生後12ヶ月以下のペットには適していません。
Naturecan(ネイチャーカン)公式サイトで4/27〜5/9までにセールが開催!さらにクーポン利用も可
Naturecan(ネイチャーカン)公式サイトでは、2022年4月27日(水)〜5月9日(月)23:59まで、最大80%オフのゴールデンウィークセールが開催中です。ペット用CBD製品もセールの対象となります。
Naturecan(ネイチャーカン)公式通販サイト:https://www.naturecan.jp/
今回、ドッグパッド読者の方で下記のクーポンコードを入力いただくとお買い物が15%OFFになるそうですので、CBD製品にご興味にある方はご自由にご利用ください。(セールとクーポンコードの併用も可能)
クーポンコード【dogpad】
Naturecan(ネイチャーカン)会社概要
住所:福岡県福岡市博多区博多駅前1-15-20 NMF博多駅前ビル2階
公式サイト:https://www.naturecan.jp/
LINE:https://line.me/R/ti/p/@239ixoul
Instagram:https://www.instagram.com/naturecanjp/
facebook:https://www.facebook.com/NaturecanJP
Twitter:https://twitter.com/naturecanjp/
おかゆもCBDオイルを試してみたよ!
最後に
海外においては、てんかんなどの脳の病気や末期がんなど手術、投薬などの治療ができない体の状態である場合、積極的な治療を行わない選択をした飼い主さんなどが、獣医師と話し合って行う緩和ケアの一つとしてCBDを使用するケースもあるようです。
ただし、日本国内では安全性の保証されていないCBD製品が流通しているのも事実なので、必ず厚生労働省の検査や検疫によってTHCを含まないCBD製品であることを証明されたブランドの製品を選ぶことが重要です。
※今回、ドッグパッドとしましては、ネイチャーカンの製品が日本における違法性のないものであることを確認し、ペット用のCBDとはどのような製品なのか取材を行いました。
製品についてわからないことなどは、ネイチャーカン社へ直接お問い合わせください。
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