犬にもギネス世界記録があるってご存知ですか? あなたの愛犬に特技があるのなら、ギネス世界記録にチャレンジしてみることもできるのです!もしかしたら自分の愛犬がギネス世界記録に認定されるかも?今回は犬にまつわるギネス世界記録についてご紹介します。
ギネスブックに登録する方法
ギネスブックに登録するためには、ギネス世界記録を申請し登録されなければなりません。ギネス世界記録への登録は、法人申請と個人申請があります。企業や代理店、町おこし、イベント、教育機関(学校向け)そして個人と、さまざまな方法でギネス世界記録にチャレンジができます。
日本でギネスブックに登録を行うには、まず「ギネスワールドレコードジャパン」のサイトから連絡先や氏名、登録したい内容やカテゴリー、その理由を記入の上、申請をします。個人向けの申請では、無料申請と、有料の優先申請があります。無料申請では約3ヶ月、有料申請では約10日で、申請内容がギネス世界記録の記録カテゴリーとして認められるか?すでに登録されているものか、挑戦するためのルールなどの回答があります。
次のステップへの回答をもらうことができたら、いよいよ世界記録へのチャレンジ・審査になります。記録に挑戦した内容がはっきりわかる写真及び映像をギネスワールドレコードジャパンへ送り、記録の審査が行われます。チャレンジ時に、ギネス公式認定員を現場に呼ぶことで、チャレンジの場で審査とギネス世界記録の認定が行われますが、ギネス公式認定員に関わる費用は全て挑戦者の負担となります。ギネス公式認定員を呼ばない場合には証人が必要です。その後挑戦した記録が認められれば、ギネスワールドレコーズから正式な世界記録の認定書が届き、ギネスブックに登録されます。
ギネス記録へのチャレンジは、誰にでもチャンスがあります。あなたの愛犬がギネスブックに掲載される可能性だってあるのです。
犬にまつわるギネス世界記録
世界一長生きした犬は何歳?
世界一長生きしたギネス世界記録を持つ犬は、オーストラリアのBluey(ブルーイー)です。なんとBlueyは、1910年に生まれてから1939年までの29年と5ヶ月を生き、世界最高齢の犬として多くの人を驚かせました。犬が29歳まで生き続けるという驚きの世界記録です。
同じくオーストラリアでは2016年に30歳の犬が生涯を閉じたというニュースがありました。29歳時の映像もありますが、書類上は30歳を示す証拠がないため、ギネス記録では正式な記録として認められていません。
世界一尻尾の長い犬
世界中で一番尻尾の長い犬はベルギーのKEON(キオン)です。KEONはアイリッシュウルフハウンドで、尻尾の長さは76.8cm!通常の犬では考えられない長さの尻尾を持っています。
アイリッシュウルフハウンドはもともと最も体高の高い犬種として知られており、世界一尻尾の長い犬のギネス記録も、別のアイリッシュウルフハウンドが保持していましたが、KEONはさらに尻尾が長く、2015年にギネス記録更新となりました。
世界一舌の長い犬
世界一舌の長い犬は、なんと43cm!長さを聞いてびっくりしてしまうほどですアメリカのBRANDY(ブランディ)はメスのボクサーで、2002年にボクサーに多い胃の障害のため他界しました。BRANDYは既に存命していないため、世界で史上最も舌の長い犬として2002年にギネス世界記録に認定されました
存命している一番長い舌を持つ犬は、アメリカのMOCHI RICKERT(モチ・リッケルト)です。MOCHI RICKERTはセントバーナードのメスで、存命している18.58cmの長い舌を持つ犬として、2016年にギネス世界記録に認定されました。MOCHIは2歳のときに、レスキューされた保護団体から引き取られた保護犬です。MOCHIは舌が長いため、日常生活でも飼い主さんのサポートが必要な場合があるそうです。
世界一背が高い犬種
世界一背が高い犬種はグレートデンです。現存する最も高い体高を持つ犬(オス)は、2011年に認定されたアメリカのZEUS(ゼウス)の記録です。
ZEUSはオスのグレートデンで、体高はなんと111.8cm! 2014年ZEUSがこの世を去ってからは、世界で史上最も背が高い犬としてギネス記録となっています。体高でこの高さですから、立ち上がったとき、からだを伸ばしたときは、相当の大きさだと想像できます。
世界一背が低い犬種
最も背が低い犬種は、チワワがギネス記録に認定されています。現存する世界で最も小さい犬(体高部門)は、プエルトリコのMiracle Milly(ミラクル・ミリー)です。Millyは体高が9.65cmで2013年にギネス世界記録に認定されました。
ちなみに体重が450gという情報もあり、通常は成犬で1kgを切ると超小型犬といわれているほどですが、その半分以下の体重という、名前の通りミラクルな小型犬であることがわかります。
世界一耳が長い犬種
世界一耳が長い犬はアメリカのTIGGER(ティガー)です。TIGGERの犬種はブラッドハウンドで、大きな耳が特徴です。TIGGERは右耳が34.9cm、左耳が34.2cmで、2004年に現存する最も長い耳を持つ犬としてギネス世界記録に認定されました。2009年にこの世を去ってからは、世界で史上最も耳が長い犬としてギネス記録となっています。
TIGGERの次に現存する最も長い耳を持つ犬としてギネス記録として認定されたのが、アメリカのHARBOR(ハーバー)です。HARBORはブラック・アンド・タン・クーンハウンドという猟犬がルーツの犬種です。耳の長さは右耳が31.1cm、左耳が34.3cmで、2010年にギネス世界記録に認定されました。
世界一二足歩行で速く走る犬!?
二足歩行で歩き、走ることで有名な犬は、アメリカのJiff(ジフ)というポメラニアンです。ジフはさまざまな芸ができて可愛らしいと、海外セレブとの共演も多く、世界中のニュースや広告で取り上げられており、日本でもご存知の方もいると思います。ジフは2足歩行ができる犬として、前足の記録と後ろ足の記録がともにギネス記録に認定されていましたが、このうちの「5mの距離を二足歩行(前足)で世界一速く走れる犬」というジフの記録は、2015年に別の犬に更新されました。
記録を更新した犬はアメリカのKonjoで犬種はミックスです。二足歩行で速く走るジフの記録が7.76秒だったのに対して、Konjoは驚異的なスピードの2.39秒というタイムで記録を更新しました。
ギネスの公式動画でもその様子が公開されていますが、犬とは思えない軽やかな二足を使った走りをしており、今後この記録が更新されるのかが気になるところです。
まとめ
犬のギネス世界記録にはさまざまな種類があります。ギネス世界記録は、誰もが世界一になれる可能性を持っています。あなたの愛犬も、もしかしたら世界一になれるかもしれません。興味のある方は是非チェックしてみてください。
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