公開日
2022/03/01

犬の五感(嗅覚、視覚、聴覚、味覚、触覚)の特徴とその能力とは?

犬も人間も生活をするために重要な役割を果たす感覚機能の「五感」を使って生活をしています。五感といえば、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですが、この五感の能力は生き物によって大きく異なります。

では、犬の五感は人間とどんな違いがあるのでしょうか?
今日は、犬の五感の特徴についてお話しします。

犬が生活するために必要な五感

犬も人間も生活をするために重要な役割を果たす「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」と、5つの五感を持っています。しかし、それぞれの能力は生き物によって大きく異なります。
人間の五感の中で最も優れていると言われているのは「視力」ですが、犬が最も優れている五感は「嗅覚」だといわれています。

ここからは、犬の五感の能力についてそれぞれみていきましょう。

犬の五感①嗅覚

犬はもともと夜行性の生き物だったということもあり、嗅覚を使ってニオイを嗅ぐことは、獲物を探したり、物を識別するために最も重要な役割を果たしてきました。

犬の他の犬に会ったときにお尻のニオイをかぐことがありますが、これは、犬同士がニオイで性別や年齢を判断するためといわれています。

犬がニオイを嗅ぎ分ける能力は、人間の約100万倍近くあるといわれています。また、刺激臭に関しては、人間の1億倍ともいわれています!

実は、犬はこの1億倍や100万倍の強さでニオイ感じているという訳ではなく、嗅ぎ分ける能力に優れているため、人間が一つのニオイしか嗅ぎ分けられないところを、犬たちは他のいくつもの微細なニオイも嗅ぎ分けているというイメージです♪

犬の五感②聴覚

犬の聴力は人間の約4〜10倍といわれており、とりわけ小さい音に関しては16倍も人間より敏感であるといわれています。つまり、人間には聴き分けることができない音を聴き分ける事ができるため、花火や雷などはとてつもない音を感じていることが理解できます。

音が聞こえてくる方向についても、人間は16方向に対して犬はその倍の32方向も聴き分けることができます。

よく、特定の飼い主さんが帰ってくるときだけ犬が吠えたり、逆に知らない人の物音が聞こえた時だけ吠えたりすることがありますよね?これは、遠くの音でも犬がしっかりと音の種類を聴き分けているということです。

犬は繊細な音をキャッチするために、17種類もの筋肉を使って音のする方向へ耳を動かすことにより、音を正確に聴き分けているともいわれています。

もし、愛犬が耳をぴくぴくと動かしている様子をみかけたら、音を聴き分けている最中かもしれませんよ(^^)

また、犬が聴き取れる周波数は40Hzから60000Hz。人間は20Hzから20000Hzといわれていますが、犬は人間よりも高い音が聴き取れるということがわかります。

人間が聞き取れない音や気がつかない音でも、犬たちにとって不快な音となっている場合があるので普段から注意してあげたいですね!

犬の五感③視覚

犬の視力はあまり発達していないので、形の判断能力は低く、近くの小さいものを見るには2〜3メートル以内の物しかはっきりと見る事ができないといわれています。
これは、人間の視力で表すと0.2〜0.3程度くらいだそうです。犬は、意外と遠くを見ることは苦手なのです。

では、視力の悪い犬がなぜ飼い主さんと分かるのかというと、顔を認識しているのではなく、動きやニオイで判別しているといわれています。特に色彩については、紫青と黄緑しか感受できないといわれています。

一方、犬は動体視力に優れているので、動くものを捉える能力は抜群です♪

犬の視野については、犬の目は人よりも左右の位置に付いているため、視野は220~250度程あるといわれています。(ちなみに人間は180度程度です。)

また、夜行性ということもあって、光を感じる能力は人間の目の5〜6倍!また光を神経に伝える能力は人間の75倍といわれています。だから真っ暗な中でも行動できるのです。

このことからも、犬のすぐ近くでフラッシュを使った撮影をすると、犬が強い光を感じてしまうので注意しましょう。

犬の五感④触覚

犬は人になでてもらえる事が大好きです。耳の付け根や背中、胸などは、撫でられると気持ちがよいので愛犬が喜びますよね✨でも、鼻先、しっぽ、耳、足先など触覚は末端にいくほど敏感なため、触られるのを嫌がりやすいです。

これらの部位は、攻撃されたときにケガをしやすいために神経が敏感になっているので、突然触ったり、強く触ったりすると犬がびっくりするので注意してあげて下さい。また、触り方に注意してワンちゃんが気持ち良いと感じるところを撫でてあげましょう♪

犬の五感⑤味覚


人間は、甘い、辛い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、美味しいの5つの味を感じることができます。

しかし、犬の舌にある味覚を感じる細胞は人間の6分の1ほどで、味覚はあまりありません。
ただ、甘みは比較的と感じやすいため、甘いものが好きという犬は多くいるようです。どちらかというと味覚よりも風味(嗅覚)で美味しさを判断しているとも考えられています。

犬の5つの五感を使って、愛犬がまだ飼い主さんが気がついていない能力を発揮しているかも?

犬の五感(嗅覚、視覚、聴覚、味覚、触覚)の特徴とその能力とは?ドッグパッド DOGPAD

私たち人間よりはるかに優れた能力を持っている犬の五感についてお話ししました。

普段何気なく見ていた愛犬のしぐさや、物音で吠えたりする行動にもしっかりと意味があるのです。
犬たちの本音はわかりませんが、犬の五感を使って遊んだりコミュニケーションを取り入れるのもよいですね。
音ニオイ、体に触れる場所など、気を遣ってあげられることはたくさんあります♪

犬の得意なことや苦手なことを知って、愛犬の過ごしやすい環境作りに役立てましょう!!