愛犬をシャンプーする際の洗い方と手順 【1/26はお風呂の日】

飼い方

愛犬のシャンプーを自宅のお風呂場で行っている飼い主さんは、どれくらいの頻度でどんな風に犬の体を洗っていますか?犬は月に1〜2回お風呂に入れば十分!洗い過ぎに気をつけましょう!

犬のお風呂は2週間に1回か1ヶ月に1回の頻度で十分

犬のお風呂は2週間に1回か1ヶ月に1回の頻度で十分

1月26日と4月26日、11月26日は「イイフロ/ヨイフロ」の語呂合わせでお風呂の日。毎月26日はお風呂デーとしてキャンペーンを行うお風呂屋さんやスーパー銭湯などもあるようです。

愛犬のお風呂(シャンプー)の間隔はどれくらいで行っていますか?

「毎日」「毎週」「2週間に1回」「1ヶ月に1回」「2ヶ月に1回「3ヶ月に1回」「半年に1回」「全然洗わない」

など、そのご家庭によって頻度はさまざまで、トリミングが必要なワンちゃんと暮らす飼い主さんは、定期的にトリミングサロンを利用している方も多いと思います。

犬の体の汚れ具合によっても異なりますが、犬のシャンプーは2週間に1回〜月に1回程度洗えば十分だといわれています。

毎日愛犬の全身をシャンプーするのは洗いすぎです。洗いすぎは、犬の皮脂を必要以上に落としてしまうので注意してください。

高齢犬や闘病中の犬はお風呂に入れないという選択も

お風呂場でシャンプーをする場合、犬を立たせた状態で体を洗うなど、お風呂や水が嫌いな犬にとってはストレスがかかりやすい状況です。

シニア犬や持病のある犬の場合は、シャンプーをすることで次の日に疲労が出てしまったり、体調不良の原因になることもあります。

特に高齢犬の場合は、真冬のシャンプーは体が冷えやすく負担がかかります。体がひどく汚れてしまった場合は仕方ありませんが、汚れが少ない場合は無理に体を洗う必要はありません

全身のシャンプーをしなくても、ぬるま湯をバケツに入れておき、硬く絞ったタオルで体を拭いてあげる清拭やペット用の水を使わないシャンプーを使うと、体を清潔にしてあげることができます。

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介護が必要になったり闘病中のワンちゃんは、体が汚れたら部分洗いをしたり、春になって気温が暖かくなってからシャンプーをするのも1つの方法です。

普段元気なワンちゃんでも、シャンプーをしようとする日に体調が悪い場合は、その日はシャンプーをしないで、元気になるまで延期するようにしましょう。

皮膚病やフケ症の犬は頻繁に洗う必要があることも

反対に、皮膚病の治療が必要な場合やフケ症がある場合は、薬用シャンプーを使って頻繁に薬浴や皮膚のケアを行う必要がある犬もいます。

皮膚病に対して薬浴を行う場合は、必ず獣医師の指示に従うようにしましょう。

犬の薬用シャンプーには、抗菌作用や皮膚の保湿など、状態によって使う成分が異なります。頻度も週に数回、週1回、2週間に1回など、皮膚の状態によって対応が変わるので、獣医師の指示通りに行うことが大切です。

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犬をシャンプーさせる際の洗い方と手順

犬をシャンプーさせる際の洗い方と手順

愛犬を自宅のお風呂場でシャンプーさせる場合は、まず、全てのお風呂グッズを用意してから洗いはじめましょう。特に真冬は気温が低いので、お風呂から出たらすぐに乾かして犬の体が冷えないようにします。

①必要な犬のシャンプー用品を用意する

犬のシャンプーに必要なグッズは、シャンプー、リンス、洗面器、タオル、滑り止めマット、スポンジ、ドライヤー、ブラシ、飼い主さんの着替えやタオルです。

バスタブ、吸水タオル、ハサミ、バリカン、シャンプーを薄めて体にかける容器、など必要であれば用意をしておきます。

上下のレインコートを使うと便利

冬場はお風呂場が寒いことと、濡れてもよい服や薄着のまま犬のシャンプーをすると犬がブルブルするので飼い主さんの体が冷えてしまいがちです。

こんなお悩みには、100円均一ショップでも売られている、上下のレインコートを洋服の上から着てシャンプーを行うと、体も濡れずにすぐに乾かす作業に移れます。

寒い季節は上下のレインコートを着て洗うと飼い主さんも寒くなく洗えるのでおすすめです。

②犬の体をブラッシングしておく

②犬の体をブラッシングしておく

愛犬をシャンプーする前に全身をブラッシングして余分な毛や毛玉を取り除いておきましょう。

毛のもつれや毛玉がある状態でシャンプーをすると、毛がフェルト状の毛玉になって皮膚が引きつれてしまい、乾かす際に毛玉をほぐさなければならず、犬が強い痛みを感じます。

③犬の体にお湯をかける

では、いよいよシャンプースタートです。犬の体に35℃〜38℃のお湯をかけて全体を湿らせます。水やお風呂が嫌いなワンちゃんは、顔に水がかかると逃げようとすることがあるので、シャワーのヘッドを体につけて水流の音を抑えながら、お尻や腰の方から順に首の下までお湯をかけてから、顔をも濡らしてあげるとよいでしょう。

どうしても顔に水がかかるのを嫌がる場合は、スポンジを使って水分を含ませて濡らしてあげればOKです。

※お風呂が嫌いワンちゃんは、お湯を体にかけると、体を突っ張ったり暴れて嫌がる仕草をみせることがあります。お風呂場に滑り止めマットを敷いておくとケガ防止にもなります。

肛門腺絞りを行うのであれば、このタイミングで行いましょう。

④シャンプーを使って体を洗う

④シャンプーを使って体を洗う

犬の体を湿らせたらシャンプーを使って犬の体を洗っていきます。

洗面器にシャンプーを入れてシャワーをかけると泡立ってくるので、スポンジを使ってさらに細かい泡を立てます。

泡ができたらスポンジや手を使って犬の全身につけて、背中やお尻、腰から首の下まで泡をつけながら体をマッサージするように優しく洗っていきます。

爪を立てると皮膚を傷つけてしまうので、必ず指の腹で洗いましょう。

最後に泡立てたスポンジを使って顔周りも洗います。犬に下を向かせると、シャンプーや水が鼻に入りやすいので、目に入らないように気をつけながら素早く洗い、目の周りは指を使って優しく汚れを落とします。

ソースやマヨネーズを入れる容器も便利

泡立ちが悪い場合は、ソースやマヨネーズを入れるような食品用の容器(ディスペンサー)が100円均一ショップでも売られているので、シャンプー液とお湯を入れて振り混ぜたものを「ピュー!」っとお腹や脇の下などにかけると洗いやすくなるのでおすすめです

犬用としては、アプリケーターやイージーフォーマーとして販売されています。

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⑤お湯で泡を流す

⑤お湯で泡を流す

体を洗えたら、泡を流してすすぎます。最初にお湯を体にかける際は、お尻や腰から行いましたが、すすぐときは頭から足、頭からお尻や尻尾に向かってお湯をかけて、すすぎ残しがないように泡を流していきます。

すすぎ残しは皮膚病の原因となる

犬は体が毛で覆われていて、ダブルコートの犬もいるので、体をサッと流しただけでは、毛の根元のシャンプー駅まで流すことができません。すすぎ残しは皮膚病や毛のベタつきの原因になるので、しっかり流すことがポイントです。

⑥リンスを体になじませる

リンス(コンディショナー)が必要なタイプのシャンプーを使った場合は、商品に書いてある通りに薄めたリンスを体にかけて軽く揉み、犬の体になじませます。

⑦お湯でリンスを流す

⑦お湯でリンスを流す

リンスを使った場合は、リンスの液が残らないようにシャンプーの泡を流すときと同様に頭から足、頭からお尻や尻尾に向かって35℃〜38℃のお湯をかけてリンスを流していきます。

犬の首元、脇の下、お腹、足の指先はリンスが残りやすいので、しっかりすすぎましょう。

⑧素早くタオルで水気を拭き取る

すすぎが終わったら、素早くタオルで水気を拭き取ります。ほとんどの犬が自分でブルブルして水気を飛ばすはずですが、どうしてもブルブルをしてくれない場合は、耳に息をかけるとブルブルしてくれます。

タオルを何度も絞りながら全身をよく拭いてタオルドライを行います。水は上から下に流れていくので、足先や尻尾は水分を多く含みやすいです。

しっかり水気を拭き取るとドライヤーが楽になります。吸水タオルを使うと時短できるので、おすすめです。

⑨ドライヤーで乾かす

⑨ドライヤーで乾かす

トリマーさんが使用するようなプロ用の強力なドライヤー(通称:ふっとばしドライヤー)を使用すると強い風量で地肌や根元まで短時間で乾かすことができます。

ふっとばしドライヤーは、大型犬や毛量の多いワンちゃんにおすすめですが、価格が高いことと、音が大きいところ、置き場所に困るというデメリットもあります。

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タオルでしっかり水気を拭けば、家庭用のドライヤーでも十分乾かせます。

タオルで拭いただけの自然乾燥をしたり、ドライヤーでの乾燥が不十分だと皮膚炎の原因になるので、毛をかき分けてブラシを使いながらドライヤーを使ってしっかり乾かします。

ドライヤーでのやけどに注意

犬は皮膚が弱いこと、お湯の温度は35℃〜38℃にすることは、これまでのポイントでお伝えしてきましたが、家庭用のドライヤーで犬の体に温風を当てるときは、やけどを起こさないためにも、皮膚から離して同じ場所にずっと熱風を当てないようにします。

シャンプー後は犬の様子をチェックすること

シャンプー後は犬の様子をチェックすること

シャンプー後は、たくさん褒めたり大好きなおやつなどご褒美をあげて、シャンプー嫌いにならないようにしましょう。

飼い主さんもお風呂場で愛犬のシャンプーをすると、無理な体勢になったり後から首や肩、背中など体が痛くなったり疲れてしまうものです。

犬も同じで、シャンプーやブロー(ドライヤー)の後は疲れてよく寝ることが多いです。当日はゆっくりさせてあげてください。

お風呂場で犬のシャンプーをするメリットとデメリット

お風呂場で犬のシャンプーをするメリットとデメリット

自宅のお風呂場で愛犬のシャンプーをすると、犬がきれいになるだけでなく、トリミングサロンにかかる費用が必要ないのでお財布に優しいメリットがあります。

ただし、お風呂場で犬を洗うと、抜け毛が多い犬種は排水溝に毛がたくさん詰まったり、お風呂場が犬臭くなる、ブルブルした際にお風呂場全体に水気が飛ぶ、飼い主さんが疲れる、お風呂が嫌いな犬は暴れて大変といったデメリットもあります。

トリミングカットが必要な犬種は、トリミングサロンを利用すると可愛いカットにしてもらえますし、初めてお風呂に入れるワンちゃんはトリマーさんにシャンプーしてもらうと安心です。

愛犬のシャンプーをしてもっと仲良くなろう

お風呂場で愛犬のシャンプーをするのは大変かもしれませんが、愛犬と仲良くなれるチャンスです。お風呂場の中で愛犬に優しく声をかけながら、体をきれいに洗ってふわふわに乾かしてあげましょう!

今日は1月26日。お風呂の日ということで、犬のシャンプーについてお話しました。

ドッグパッド編集部

ドッグパッド編集部

ワンちゃんとの楽しい生活に役立つ独自の情報を取材し、配信するエディター集団です。皆さまが普段「あるといいな」と感じていること「こんな工夫は楽しいよ」と知らせたいこと、疑問、質問、困りごとなど、どしどしお寄せください。

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