愛犬が最近太ってしまった!…でも、ぽっちゃりしていて可愛い♪なんて思っていませんか?
犬も人間と同じで肥満の状態は、心疾患や糖尿病、高血圧などの病気になるリスクが高まるだけではなく、重たい体を支える関節にも負担がかかってしまいます。
愛犬の健康のためにも、体重管理はとても重要です。
そこで今回は、簡単にできる犬の体型チェックについてご紹介します!
BCS(ボディ・コンディション・スコア)について
BCS(ボディ・コンディション・スコア)とは、ワンちゃんの体型をチェックする方法で、見た目と触った感覚により「痩せすぎ・痩せ気味・理想体型・太り気味・太りすぎ」の5段階で評価します。
体重が増えるごとに数字が大きくなっていきますが、中間の【BCS3】が犬の理想体型となります。
では、それぞれの状態についてみていきましょう。
【BCS1:痩せすぎ】
・脂肪がなく肋骨や腰骨がくっきりと浮き出ていて、触ると簡単に骨がわかる状態。
・上から見るとはっきりとした腰のくびれがあり、極端な砂時計のような形をしている。
【BCS2:痩せ気味】
・肋骨が少し浮き出ていて、触ると骨がわかる状態。
・上から見ると腰のくびれがあり、BCS1程ではないが砂時計のような形をしている。
【BCS3:理想体型】
・肋骨が薄い皮下脂肪に覆われていて、触ると骨がわかる状態。
・上から見ると腰のくびれが緩やかにある。
【BCS4:太り気味】
・肋骨が厚い皮下脂肪で覆われていて、何とか骨に触れるか触れないかといった状態。
・上から見るとかろうじてくびれはあるが、ウエストは引き締まっていない。
【BCS5:太りすぎ】
・肋骨がぶ厚い皮下脂肪に覆われていて、触っても骨がどこにあるか分からない状態。
・上から見ると腰のくびれはなく、寸胴のような体型になっている。
犬の体型をボディコンディションスコアでチェックする方法
では、ここからは実際に愛犬の体型をボディコンディションスコアを目安にチェックする方法をご紹介します。
BSCで犬の体型をチェックするポイント
BCSを評価するときは、以下の4つがチェックポイントとなります。
・上からの見た目
・横からの見た目
・肋骨
・腰
ただし、長毛犬の場合見た目だけでは判断できない場合もあるので、しっかり体に触れてチェックしましょう。
BSCによるチェックの手順
1.ワンちゃんの体を横から見て、ウエスト部分にどの程度くびれがあるかをチェックします。
2.ワンちゃんの体を真上から見て、腰にどの程度くびれがあるかをチェックします。
3.肋骨に触れて、どの程度浮き出ているかをチェックします。長毛犬の場合は、毛をかき分けてなるべく肌に近いところに触れてチェックしましょう。
4.ウエスト部分に触れて、どの程度くびれがあるかをチェックします。
5.腰の骨に触れて、どの程度浮き出ているかをチェックします。
以上がBCSのチェック方法です。
犬の体を見て触れるだけなので、とても簡単ですよね。
愛犬のBCSレベルは、どの程度でしたでしょうか?
実践してみたけどイマイチ自信がない。よくわからなかった。…という場合は、診察などで動物病院を受診した際に、獣医さんに相談してみるとよいでしょう。
最後に
犬の体型は、痩せすぎていても太りすぎていても、どちらも病気のリスクが高くなります。
大切な愛犬にはいつまでも健康でいてもらいたいですよね。
そのために、しっかりと体の状態を把握して、ごはんの量や運動量を調節してあげることが大切です。
まずは、ボディコンディションスコア(BCS)で愛犬の体型をチェックしてあげましょう♪