公開日
2020/12/13
更新日
2020/12/17

犬のゲップが多い時は注意!原因と注意するべき病気について

犬もゲップやおならをしますが、原因は生理現象や早食い、水の飲み過ぎ、食べ過ぎなどがあります。中には病気の場合もあるので注意しましょう!犬のゲップについてご紹介します。

犬がゲップをするのは生理現象で普通のこと

犬がゲップをするのは生理現象で普通のこと

犬は「ゲブゲブ!」「グェー!」「ぐが〜!」「オエー!」など音を出してゲップをすることがあります。

そもそもゲップやおならは体内に溜まった空気やガスを排出するもので生理現象の1つです、口から出ればゲップ、お尻から出ればおならとなり、人もゲップやおならが出るように犬にとっても普通のことです。

犬がゲップをする原因

犬がゲップをする原因

犬がゲップをする原因はいくつかありますが、中には緊急を要する危険な病気である恐れもあるので、いつもゲップをしない犬がゲップを頻発させている場合は、他に変わった様子がないかをチェックすることが大切です。

では、ゲップの原因をみていきましょう。

ゲップの原因1:早食いで空気を食べている

食いしん坊のワンちゃんに多いのがこのゲップです。目の前のごはんを食べたくて仕方なく、一気にドッグフードを食べることで空気を一緒にお腹に取り込んでしまい、ゲップが出やすくなります。

お水をたくさん飲む犬(ガブ飲みする犬)もゲップをしやすいです。

ゲップの原因2:腸内環境のバランスが乱れて起こる鼓腸

腸の中には、さまざまな常在菌が存在していて、善玉菌と悪玉菌、さらに日和見菌がバランスよくある状態がよい腸内環境といわれています。これらの腸内環境のバランスが乱れることで、軟便や下痢をしたり、うんちが臭くなったりおならやゲップが増えることがあります。

腸内環境が乱れる理由としては、例えば、ドッグフードやおやつの食べ過ぎ、お水の飲み過ぎ、いつもと違うものを与えた、お芋や野菜など食物繊維の多いものを与えた、ドッグフードが合っていないなどがあります。こういった理由から、腸内にガスが多く発生することで、胃から腸にガスが溜まって鼓腸と呼ばれる状態となり、ゲップやおならが多くなるといわれています。

※病気の治療中で抗生剤を飲んでいるワンちゃんは、腸内にいる菌のバランスが崩れやすく下痢やおなら、ゲップが多くなる可能性があります。

ゲップの原因3:胃腸に問題を抱えている

食べ過ぎによる嘔吐や下痢が続いていて、ゲップが臭い場合は消化不良が続いている可能性があります。

愛犬のゲップで特に注意しなければならないことは、胃拡張、胃捻転症候群です。お水を飲んだ後や食後にお腹が急に膨らんできてゲップが頻発している、よだれが止まらないといった場合は、胃拡張、胃捻転症候群の恐れがあります。

胃拡張は、胃のなかにガスが多く発生している状態で、胃捻転は胃がねじれてしまう状態です。胃捻転となってしまうと、胃が塞がれてしまってゲップをすることができなくなってしまい、元気がない、動けなくなるなど急速に症状が悪化して死亡する可能性もある病気です。

お水をガブ飲みした後や食後に走らせるのは良くないといわれるのは、胃捻転を防ぐためでもあります。

犬のゲップを予防する方法

犬のゲップを予防する方法

犬のゲップは生理現象ですが、日頃からゲップが多いワンちゃんは、空気を食べてしまっているか腸内の環境が悪い可能性があるので、日頃の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

お家でできるゲップの予防方法をご紹介します。

早食い防止食器を使う

まるで吸引力の高い掃除機のようにごはんを一気に食べてしまうワンちゃんは、早食い防止食器を使うと、空気を取り込みにくくなります。食いしん坊のワンちゃんでお腹が空いて仕方ないという場合は、1度に与える量を減らして食事の回数を増やしてあげるのもよいでしょう。

他には、興奮が高いと一気に食べたくなるので、食事の際に「待て」をさせずにスッと食器を出してあげるのもよいかもしれません。

多頭で暮らしていて焦って食べている場合は、並んで食べさせずに距離をとったりケージの中など落ち着いて食事ができる環境を整えてあげるのも対策の1つです。

食器台を使う

犬は食器に入ったお水を飲んだりごはんを食べますが、首が下に下がりすぎると空気を取り込みやすくなるので、犬の体高に合わせた食器台を使って与えると空気を取り込みにくくなるためゲップをしにくいです。

ドッグフードの見直し 

いつもゲップやおならがよく出るというワンちゃんは、ドッグフードが体に合っていない可能性があります。

食物繊維が少なく消化しやすいものに食事を試しに変えてみると変化があるかもしれません。このとき、一気にフードの切り替えを行うと腸内環境がさらに崩れてしまうので、少量ずつ切り替えることをお勧めします。

食事の量を減らして回数を増やす

お腹の中にたくさんのフードが入ることでゲップが出やすくなっている場合は、1回の食事の量を減らして、回数を増やしてあげると胃腸に負担がかかりにくくなります。必要に応じてドッグフードをふやかしてあげるなどの対応をするとよいです。

食後に走らせない

ゲップを防ぐというよりかは、命に関わる病気を防ぐという意味で、胃拡張、胃捻転症候群を起こさないためには、お水をガブ飲みした後や食後に犬を走らせないことが大切です。

ゲップも健康チェックの1つ

いつもゲップをしないワンちゃんが何度もゲップをしているときは、胃腸に問題が起こっている可能性があります。ゲップをよくするワンちゃんの場合も、いつものことだからとそのままにせず、与えているごはんやおやつが愛犬に適しているかを確認してみるとよいでしょう。

愛犬のささいな様子を観察することが病気の予防に繋がります。今回はゲップについてご紹介しました。