公開日
2023/01/11
更新日
2023/01/13

愛犬のゲップが多いかも?犬のゲップの原因と注意するべき病気とは

犬も人と同じようにゲップやおならをしますが、その原因は生理現象や早食い、水の飲み過ぎ、食べ過ぎなどがあります。しかしゲップの回数が多すぎる場合は病気の可能性もあるので注意しましょう!犬のゲップについてご紹介します。

犬がゲップをするのは生理現象で普通のこと

犬がゲップをするのは生理現象で普通のこと

犬は「ゲブゲブ!」「ガブガブ!」「グェー!」「グゲー!」「ぐが〜!」「オエー!」など音を出してゲップをすることがあります。

そもそも犬のゲップやおならは、体内に溜まった空気やガスを排出するもので生理現象の1つです。口から出れば「ゲップ」そしてお尻から出れば「おなら」となり、人もゲップやおならが出るように犬にとっても普通のことです。

犬がゲップをする原因3つ

犬がゲップをする原因3つ

犬がゲップをする原因はいくつかありますが、なかには緊急を要する危険な病気である恐れも考えられます。

いつもはゲップをしない愛犬がゲップを頻発させている場合は、ゲップのほかに変わった様子がないかをチェックすることが大切です。

では、犬がゲップをする原因をみていきましょう。

犬のゲップの原因1:早食いをして空気を食べている

食いしん坊の犬に多いのがこの早食いによるゲップです。目の前に出されたごはんを食べたくて仕方なく、食べはじめると同時に一気にドッグフードを食べることで空気を一緒にお腹に取り込んでしまい、ゲップが出やすくなります。

また、ドッグフードだけでなく、お水をたくさん飲む犬(ガブ飲みする犬)もゲップをしやすいです。

犬のゲップの原因2:腸内環境のバランスが乱れて起こる鼓腸

犬の腸の中にはさまざまな常在菌が存在していて、善玉菌と悪玉菌、さらに日和見菌がバランスよく存在している状態がよい腸内環境といわれています。

これらの腸内環境のバランスが乱れることで、軟便や下痢をしたり、うんちが臭くなったりおならやゲップが増えることがあります。

腸内環境が乱れる理由としては、たとえば、

ドッグフードやおやつの食べ過ぎ

お水の飲み過ぎ

いつもと違う食べ物を与えた

お芋や野菜など食物繊維を多く含む食べ物を与えた

・愛犬の食べているドッグフードが合っていないなど

が考えられます。こういった理由から、腸内にガスが多く発生することで、胃から腸にガスが溜まって鼓腸と呼ばれる状態となり、ゲップやおならが多くなるといわれています。

※病気の治療中で抗生剤を飲んでいる犬の場合は、腸内にいる菌のバランスが崩れやすくなることから下痢や軟便、おなら、ゲップが多くなる可能性があります。

犬のゲップの原因3:胃腸に問題を抱えている

愛犬に食べ過ぎによる嘔吐や下痢が続いている様子がみられている状況でゲップが臭い場合は消化不良が続いている可能性があります。

犬のゲップの頻発は胃拡張・胃捻転症候群

また、愛犬のゲップで特に注意しなければならない病気があります。それが、胃拡張・胃捻転症候群です。お水を飲んだ後や食後に愛犬のお腹が急に膨らんできてゲップが頻発している、よだれが止まらない、落ち着きがなくなる、吐く様子を見せるが何も出てこないといった場合は、胃拡張、胃捻転症候群の恐れがあります。

胃拡張は胃のなかにガスが多く発生している状態で、胃捻転は胃がねじれてしまう状態です。胃捻転となってしまうと、胃が塞がれてしまってゲップをすることができなくなってしまい、元気がなくなったり、動けなくなるなど急速に症状が悪化して死亡する可能性もある病気です。

お水をガブ飲みした後や食後に犬を走らせるのはよくないといわれるのは、胃捻転を防ぐためでもあるのです。

犬のゲップを予防する5つの方法

犬のゲップを予防する5つの方法

犬のゲップは生理現象ですが、日頃からゲップが多いワンちゃんは空気を食べてしまっているか腸内の環境が悪い可能性も考えられるため、かかりつけの獣医師に相談することや日頃の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

ではここからは、お家でできる犬のゲップの予防方法を5つご紹介します。

①早食い防止食器を使って食事を与える

まるで掃除機のようにごはんを一気に食べてしまう犬は、早食い防止食器を使うと食事の際に空気を取り込みにくくなります。食いしん坊でお腹が空いて仕方ないという場合は、1度に与える食事の量を減らして与える回数を増やしてあげるのもよいでしょう。

また、食事を待ちきれない気持ちから興奮が高い状態だと一気に食べたくなってしまうので、食事の際に「待て」をさせずに自然にスッと食器を出してあげる方法もよいかもしれません。

多頭飼いで暮らしていて、他のコがいることで焦って自分の分の食事を食べている場合は、並んで一斉に食べさせずに、1頭ずつの距離感をとったり、それぞれがケージの中などで落ち着いて食事ができる環境を整えてあげることも早食い防止対策の1つです。

②愛犬が食べやすい高さになるように食器台を使う

犬は食器に入ったお水を飲んだりごはんを食べますが、首が下に下がりすぎるとより空気を取り込みやすくなります。このため、犬の体高に合わせた食器台を使ってお水や食事を与えると空気を取り込みにくくなるためゲップをしにくいです。

③ドッグフードの見直しを行う 

いつもゲップやおならがよく出るというワンちゃんは、食べているドッグフードが体に合っていない可能性も考えられます。

こういった場合では、かかりつけの獣医師に相談した上で、お試しで食物繊維が少なく消化しやすい食事に変えてみると変化がみられるかもしれません。ただし、このとき一気にフードの切り替えを行うと腸内環境がさらに崩れてしまうので、少量ずつ切り替えることをお勧めします。

④食事の量を減らして回数を増やす

お腹の中にたくさんのフードが入ることでゲップが出やすくなっている場合は、1回の食事の量を減らして、回数を増やしてあげると胃腸に負担がかかりにくくなります。また、必要に応じてドッグフードをふやかしてあげるなどの対応をするとよいでしょう。

⑤食後に走らせないこと

ゲップを防ぐというよりかは、命に関わる病気を防ぐという意味で、胃拡張、胃捻転症候群を起こさないためには、お水をガブ飲みした後や食後に犬を走らせないことが大切です。

ゲップも健康チェックの1つになる

いつもゲップをしない愛犬が何度もゲップをしているときは、胃腸に何らかの問題が起こっている可能性があります。ゲップやおならをよくするコの場合も、いつものことだからとそのままにせず、与えているごはんやおやつが愛犬に適しているかを確認してみるとよいでしょう。

愛犬のいつもと違う様子がないか観察することが病気の予防にもつながります。今回はゲップについてご紹介しました。

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