公開日
2021/01/23
更新日
2021/06/29

犬の花粉症ってどんな症状が出るの?7つの花粉症対策

今年も花粉症の季節がやってきました。花粉症はアレルギーの1種で人だけでなく犬にも起こります。犬が花粉症になるとどんな症状が出るのか、花粉症の対策方法はあるのかをご紹介します。

犬も花粉症になる

犬も花粉症になる

冬から春にかけて毎年やってくる「花粉症」のシーズンとなりました。

花粉症の飼い主さんは、鼻はムズムズする、鼻水やくしゃみも出る、目はかゆい、涙が止まらない。帰ってきたら玄関で洋服を手ではたいて家に入る……。

こんな思いをしながら愛犬と毎日お散歩に行く方も多いのではないでしょうか?

花粉症はアレルギーの1つで、実は犬も花粉症になるといわれています。

犬の花粉症もアレルギー検査でわかる

地域差にもよりますが、毎年2月からゴールデンウィーク前後までの間にスギやヒノキの花粉の飛散量が多くなります。

冬の終わりから春にかけて飛散するスギやヒノキの花粉症が大きく取り上げられますが、花粉症は春だけではありません。

<犬がアレルギーを起こしやすい草木>
(例)スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネなど

人もイネ科やブタクサのアレルギーがあるように、愛犬が春や秋など、毎年特定の季節になると、皮膚や呼吸器の異常、くしゃみをするといった場合は何らかのアレルギーを起こしている可能性があります。

アレルゲンとなっている物質が何かは、血液検査(アレルギー検査)でわかるため、原因がわかると、愛犬の症状をできるだけ悪化させないように生活するなどのアレルギー対策ができます。

犬の花粉症の症状

犬の花粉症の症状

犬が花粉症になると、

  • 顔や体をかゆがる
  • 皮膚に湿疹が出る
  • 皮膚が乾燥する
  • くしゃみをする
  • 呼吸の異常がみられる
  • 目の周りが赤くなる
  • 目ヤニが多くなる

などの症状がみられます。

また、アトピー性皮膚炎の犬は花粉症などのアレルギーを起こしやすいともいわれています。

犬の花粉症対策 家庭でできる7つのポイント

犬の花粉症対策 家庭でできる7つのポイント

犬の花粉症対策は、人間と同じですが、犬はマスクをすることができないため、できる範囲でケアしてあげるしかありません。

犬の花粉症対策として、飼い主さんができることをご紹介します。

①花粉の飛散量が少ない時間にお散歩に行く

花粉症だからといってお散歩に出ないと、犬は運動不足やストレスを抱えてしまいます。

花粉は、雨が降った次の日や晴れて気温が高くなった風のある日に飛びやすく、気温の高くなるお昼過ぎから15時頃までが飛散のピーク時間といわれています。

このため花粉症の犬は、花粉の飛散量が少ない朝夕にお散歩に行くとよいでしょう。

②家に花粉を持ち込まない(体と足を拭く)

犬は全身が毛で覆われていて、靴を履かずに歩くため、体や足裏には花粉が付着しやすいので、お散歩から帰ってきたら、濡れタオルやウェットシートで体と足裏についた汚れや花粉を拭き取ります。

玄関に入る前に軽くブラッシングをかけてから家の中に入るようにするのもおすすめです。

飼い主さんも玄関で体をはたく、粘着ローラー(コロコロ)を使うなど、できる範囲で対策するとよいでしょう。

③草むらに犬を入れない

「草むらの中に犬を入れない」というのも花粉対策になります。犬は草の中をズンズン進んで歩きたがるかもしれませんが、ホコリや花粉を体に付着させてしまいます。

日本に生えている雑草の多くはイネ科なので、特にイネ科のアレルギーのワンちゃんは注意しましょう。

また、草刈りや芝刈りを行った後は、刈り取った草の上に雨が降るとカビが発生しやすいのでこちらも注意が必要です。

④犬に保護服を着用させる

愛犬がアレルギー検査で花粉症だとわかったら、洋服を着用させるのも花粉症対策の1つです。

最近は、足先まで皮膚を保護する機能性の高い犬服も多く見かけるようになりました。

お洒落な犬服は可愛いですが、見栄えは気にせず、保護服を着用させることで、体に付着する花粉の量を減らすことができます。

⑤部屋のお掃除を徹底する

花粉症対策は、室内に入ってきた花粉をお掃除するのが基本です。掃除機で吸い取ると排気で室内の花粉が舞い上がってしまうので、濡れ雑巾やウェットシートで床の拭き掃除をします。

犬への薬剤の影響が心配な場合は、犬猫が舐めてもOKの除菌スプレーやノンアルコールのウェットシートを使うと安心です。

⑥空気清浄機を設置する

人間の花粉症対策と同じですが、空気清浄機を設置することで室内の花粉やホコリを吸引してくれます。

⑦カーテンを洗う

花粉が飛びはじめる季節は、暖かくなって窓を開ける機会も多くなります。カーテンは素材によって花粉やホコリなどがつきやすいので、定期的にカーテンを洗うことも花粉症対策になります。

花粉をキャッチして室内に花粉の侵入を防ぐというカーテンもあるので、窓を開け閉めする回数の多い窓では、花粉対策用のカーテンを設置するのもおすすめです。

花粉症だと自己判断しないで動物病院を受診すること

花粉症だと自己判断しないで動物病院を受診すること

「花粉の季節になるとウチの犬はくしゃみをするから花粉症」こんな風に飼い主さんが勝手に判断してしまうと、隠れている大きな病気を見過ごしてしまうかもしれません。

犬は花粉などのアレルギーでは、皮膚に多くの症状が出るといわれていますが、症状はその犬によって異なります。

花粉だと思っていたら、違うアレルギーを持っている可能性もあります。皮膚をかゆがるのは花粉でなく食物アレルギーやアトピー性皮膚炎かもしれません。

愛犬の体調がいつもと違うと感じたら、まずは動物病院を受診して獣医師にどんなところがいつもと違うのかを伝えることで、正しい治療をはじめることができます。

どんな病気も、飼い主さんが自己判断せずに動物病院を受診することが大切です。

今回は、犬の花粉症対策についてお話ししました。