冬はお鍋がおいしい季節。お野菜もたくさん使う鍋ですが、これって愛犬も食べられるのかな?と思ったことありませんか?
そこで今回は、愛犬と鍋を楽しむときの注意点や鍋の種類によって犬が食べていいもの、いけないものをご紹介します。
愛犬と鍋を楽しむときの注意点
味付けをしない
人間が食べるお鍋にする味付けは犬にとって塩分が多すぎますし、食べられないものが入っていることが多いため、よくありません。与えないようにしましょう。
人用のお鍋から愛犬におすそ分けするのではなく、愛犬とお鍋を楽しむ場合は、小鍋や100均などで購入できる一人用の土鍋などにお水と食材だけの小さな愛犬用鍋を作ってあげると良いでしょう。
塩が入っていないかつお節や昆布などで出汁をとってあげるのもおすすめです。
しっかり火を通して、しっかり冷ます
食材によっては生で食べると危険なものもあります。
火を通さなくてはいけない食材はしっかりと火を通し、火傷しないようにしっかり冷ましてから与えましょう。
食材は小さくカットする
犬はあまり噛まずに飲み込む子が多いです。
喉に詰まらせないように、小さくカットしてあげましょう。
特に喉が細い小型犬や噛まずに飲み込む癖がある子は気を付けましょう。
鶏団子鍋の食材で愛犬も食べられるもの・食べられないもの
鶏鍋は、塩やしょうゆなどいろいろなベースで楽しめる鶏がメインのお鍋です。
その中によく入っている食材で、犬が食べられるもの、食べられないものを見ていきましょう。
鶏肉
まずは、メインの鶏肉です。こちらは、犬に与えても問題ありません。
ただし、生の身や骨はあげることができません。
生であげてしまうと食中毒の危険性がありますし、骨は縦に裂けやすく、内臓に詰まったり、刺さったりしてしまうことがあるので危険です。
手羽元などは骨を取り除き、火を通してからあげましょう。
犬と鶏肉についての詳細はこちらから
鶏団子
これは要注意な食材です。
販売されているものは、みじん切りやすりおろした玉ねぎが入っているものが多いので与えてはいけません。
手作りする場合は、鶏ひき肉に人参など、犬も食べられる食材のみで作った鶏団子であれば、与えても問題ありません。
犬に与えてはいけない食材はこちらを参考にしてください。
鶏団子を与える場合は、中に入っている食材と大きさ、あと冷めにくいので火傷に十分注意しましょう。
ねぎ
ねぎは犬に絶対与えてはいけない食材です。
犬の赤血球に毒性のある物質が含まれていて、貧血や血尿、喘息、皮膚炎などを引き起こす危険性があります。
最悪の場合、死に至るケースもあるので与えてはいけません。
人参
人参は犬に与えても大丈夫です。火を通しても、生でもどちらでも問題ありません。
人参はβ-カロテンが多い野菜なので、愛犬の皮膚炎の予防などにおすすめです。
β-カロテンは適度に犬の体内でビタミンAに変換し、ビタミンAは皮膚や粘膜の健康維持、また免疫力を高めてくれる働きが期待できます。
大根
大根も人参同様、生でも火を通してもどちらで与えても問題ありません。
ただ、辛いものが犬は苦手なので、辛味が強い大根は生で与えるのは避けましょう。
大根には消化酵素が豊富に含まれていて、犬の胃腸の働きを助けてくれるので、消化を促す効果が期待できます。
白菜
白菜も人参や大根同様、生でも火を通してもどちらで与えても問題ありません。
白菜はキャベツなどに比べ、低カロリー・低糖質な野菜なので、ダイエット中の犬におすすめの食材です。
豆腐
豆腐も火を通しても通さなくても、どちらで与えても問題ありません。
低カロリーなので、ダイエットをさせたい犬におすすめです。
また、消化吸収もしやすいので、老犬の介護食の食材としてもおすすめです。
ただし、ストラバイト結石がある犬の場合、豆腐にはマグネシウムやリンがお肉などよりも多く含まれているので、あまり与えない方が良いです。
豆乳鍋の食材で愛犬も食べられるもの・食べられないもの
濃厚な豆乳をたっぷり堪能できる豆乳鍋。
その中によく入っている食材で、犬が食べられるもの、食べられないものを見ていきましょう。
無調整豆乳
無調整豆乳は犬に与えても問題ありません。
ただし、味付けはしないようにしましょう。
塩が添加されていない昆布などで取った出汁で豆乳を割ってあげるのもおすすめです。
犬と豆乳についての詳細はこちらから
豚肉
豚肉はしっかり火を通せば、犬に与えても問題ありません。
豚肉にはビタミンB群が豊富に含まれていて、疲労回復や夏バテ、ダイエットなどにおすすめです。
白菜
白菜も犬に与えて問題ありません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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ねぎ
ねぎは犬に与えることができません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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人参
人参は犬に与えて問題ありません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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きのこ類
きのこも火を通せば犬に与えて問題ありません。
犬にきのこをあげるときの注意点や犬がきのこを食べることによって期待できる栄養効果など犬ときのこについての詳細はこちらから
豆腐
豆腐も犬に与えて問題ありません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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すき焼きの食材で愛犬も食べられるもの・食べられないもの
ごちそうとして挙げる方も多いすき焼き。
甘めの割り下と生卵の相性は最高ですよね。
そんなすき焼きの中によく入っている食材で、犬が食べられるもの、食べられないものを見ていきましょう。
生卵
生卵は与えるのに注意が必要な食材です。
生の卵白には犬にとってあまり良くないアビジンという物質が含まれており、ビオチンというビタミンの吸収を阻害してしまいます。
なので、生の卵白は犬に与えてはいけません。
しかし、卵黄にこのビオチンが豊富に含まれているため、生卵を良くかき混ぜて全卵で与えるか、アビジンは熱に弱い性質があるため加熱すれば与えても問題ありません。
牛肉
牛肉は火を通せば犬に与えても問題ありません。
牛肉にはヘム鉄という成分やカルノシンという細胞の酸化を防いでくれる成分が含まれているため、貧血の予防や老化防止などにおすすめです。
長ねぎ
ねぎは犬に与えることができません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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白菜
白菜は犬に与えて問題ありません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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きのこ類
きのこ類は犬に与えて問題ありません。
詳しくは豆乳鍋をご覧ください。
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しらたき
しらたきなどのこんにゃく類も一度サッと火を通せば、犬に与えても問題ありません。
喉に詰まらせないように、長いまま与えずに、みじん切りくらいに細かく切ってから与えましょう。
犬とこんにゃくについての詳細はこちらから
豆腐
豆腐も犬に与えて問題ありません。
詳しくは鶏団子鍋をご覧ください。
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最後に
お鍋ごとに犬も食べられる食材と食べられない食材をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
味付けをせず、お鍋を人用と犬用で分ければ愛犬も一緒に楽しむことができます。
また、人用のお鍋を作っている時に出る野菜の切れ端などをおすそ分けしてあげることもできます。
寒い季節、愛犬と一緒においしいお鍋を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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