老犬ホーム現役スタッフが考える、老犬ホームの選び方

介護・終活

老犬ホームは、愛犬が歳を取りいろいろな問題が発生したときに、飼い主さんのかわりにプロが介護などのお手伝いをしてくれる施設です。数ある老犬ホームの中から、今までずっと一緒に寄り添ってきた愛犬が快適に過ごせ、飼い主さんも安心して愛犬を預けられる、老犬ホームの選び方をご紹介します。

老犬ホームは選び方が重要

数ある老犬ホームの中から、どのように老犬ホームを選んだらよいのでしょうか?

今回は、老犬ホームを運営しているTHEケネルズ東京のスタッフの方に、老犬ホームの選び方のポイントを教えていただきました。

実際に老犬ホームを運営している方の、なかなか聞けない貴重なアドバイスは、どんな老犬ホームを選んだらいいのか分かりやすく参考にしたいことばかりです。

スタッフの方のアドバイスを踏まえ、家族の一員である愛犬のために、後悔をしない老犬ホーム選びの重要なポイントをご紹介いたします。

※老犬ホーム選びをより具体的にイメージできるよう、記事内で使用している写真はすべてTHEケネルズ東京様よりご提供いただきました。

老犬ホーム選びでまず確認したいこと

最初の選び方のポイントは、契約前でも老犬ホームの施設を見たり体験できたりできるかどうかです。

まずはこのステップをクリアしていることがとても大切です。

事前見学を受け付けているか

愛犬がどんな場所で生活をするのか、どんな犬たちが暮らしているのか老犬ホームの施設をしっかりと見ておきましょう。

どんな施設に愛犬を預けるのかがわからないと不安です。
「いつ見に来ても大丈夫」という施設はさらに安心ができる優良な老犬ホームです。

トライアル期間があるか

愛犬を契約前に預け、愛犬の様子を見るトライアル期間があればより安心です。

数日でも良いので、愛犬だけでなく、飼い主さんもその施設が利用しやすいか判断するために、トライアル期間があるホームを選ぶと良いでしょう。

働いている人はどんな人なのか

大切なワンちゃんを預けるのですから、スタッフがどういう人なのか、というのもみておきたいポイント。見学やトライアル体験で、スタッフとのやりとり、そして愛犬への接し方をみて、「この人になら安心して任せられる」と思えるスタッフがいるかどうかも大切です。

愛犬のケアについて

次の選び方のポイントは愛犬のケアについてです。

入居後にどのように愛犬が過ごすのか、知っておきたい大切なポイントです。

24時間介護が可能か

投薬時間が決まっていたり、排泄のお手伝いが必要になったりする愛犬、足が弱く立つことだけでも介助が必要な愛犬もいます。

そのため老犬ホームを選ぶときに一般的に24時間の介護は必要不可欠です。
深夜でも対応ができる24時間の有人管理をしている老犬ホームを強くおすすめします。

運動ができるスペースはあるか

筋肉が落ちやすい老犬は、運動がとても大切です。さらに運動は、ストレスの解消や気持ちのよい眠りへ愛犬を導きます。

少しでも長く自分の足で歩けるように、運動ができるスペースのある老犬ホームを選びたいものです。

お散歩などに連れて行ってくれるか

お散歩はストレス解消だけではなく、日光に当たることで、皮膚疾患の予防や、ビタミンDの生成に役立ちます。

愛犬にあったお散歩をしてくれる老犬ホームは愛犬の健康維持も期待ができます。
お散歩のサービスは愛犬の健康ためにもあってほしいサービスです。

近くに動物病院はあるか

何かあったときに、スタッフの判断で処置をする老犬ホームはおすすめできません。

近くに動物病院や、夜間も診察をしてくれる救急病院などがあり、スタッフが動物病院へ連れて行ってくれる老犬ホームをおすすめします。

施設について

次の選び方のポイントは施設についてです。

愛犬がどのような場所で過ごすのか、愛犬にいつでも会えるのかなどの大切なポイントをまとめました。

面会を受け付けているか

愛犬に会いたいときに会える老犬ホームは安心ができます。

面会が予約制や、面会時間が決まっている老犬ホームも多いですが、できれば営業時間内なら愛犬にいつでも会える老犬ホームをおすすめします。

またお仕事帰りなどに立ち寄りやすい場所だととても便利です。

どんな場所で愛犬は生活をするのか

体が弱い老犬にとって、環境はとても大切です。

清潔なのはもちろん、ワンちゃんの性格などを考慮してくれる老犬ホームは、愛犬の心身を健康に保ちます。
愛犬にあった生活スペースがある老犬ホームをおすすめします。

個室モニターがあるか

個室モニターがあると、愛犬に何かあったとき瞬時に対応できます。

少し様子がおかしいときや、排泄の介助なども含め、個室モニターがある老犬ホームはきめ細やかな愛犬へのケアができる施設だと考えていいでしょう。

防災への備えはあるか

大きな地震などがあったときに、老犬たちをケアできる備蓄があるかどうかがとても重要です。

また、災害時の避難場所や対策、連絡方法などがどのようになっているのかも確認しておきましょう。

知っておきたいこと

最後にご紹介する選び方のポイントは老犬ホームについて知っておきたいことです。

老犬ホームを探すときに見落としてしまうことが多い、知っておきたいことをまとめました。

運営会社はどこなのか

個人で老犬ホームを運営しているところも多いのですが、個人の場合、万が一老犬ホームを管理しきれなくなったときにどうなるのか?ということです。

経営されている方の体調の不良などで閉めてしまう老犬ホームも多々あります。愛犬を長く預けたいのならば運営会社がしっかりとしている老犬ホームをおすすめします。

老犬ホーム協会に加入をしているか

「きちんとした管理、飼育環境、運営基準の明確化を作り・守ること。
飼い主の事情により飼えなくなったペットの2次引受先としての活動。
老犬の飼い方の相談や、介護のアドバイス。」

一般社団法人 老犬ホーム協会より引用(記事執筆日:2019年5月7日)

老犬ホーム協会は、劣悪な環境で愛犬を預かる施設などを減らす目的で作られています。

老犬ホーム協会に加入している老犬ホームは厳しい審査を通り、愛犬を安心して預けられる施設だという証明です。

THEケネルズ東京について

今回ポイントを教えていただいTHEケネルズ東京の情報です。

【施設名】THEケネルズ東京
【住所】〒152-0012 東京都目黒区洗足2-19-2(受付1F)
【TEL】0120-085-808
【営業時間】8:00~20:00(フィットネス・トリミング9:00~18:00)
【アクセス】電車:東急目黒線「洗足駅」徒歩1分
改札を出て左に進み、三井住友銀行の2つ隣にあります。
車:首都高速「荏原」出口から車で15分
※ティーファス洗足駐車場またはナビパーク洗足第2駐車場に駐車し、サービスをご利用いただいたお客様には30分無料チケットを配布。
【動物取扱業】登録番号と種別:(保管)18東京都保第006066号/(訓練)18東京都保第006066号/ (譲受飼養) 18東京都譲第006066号
登録年月日:平成30年10月11日
有効期限:平成35年10月10日
【動物取扱責任者】牟田口 夏美
【クレジット】VISA,Master,JCB,AMEX,Diners
【公式サイト】 https://the-kennels.tokyo/

THEケネルズ東京では、事前見学は営業時間内でしたらいつでも可能です。

予約がなくても見学ができますが、混雑時は少し待つこともあるようなので事前に予約をしておくとスムーズです。

トライアル期間も最長1週間と長く体験できますので、老犬ホームを初めて利用するという方も不安が取り除けるはずです。

その他、今回ご紹介したポイントはすべて満たされていますし、動物業界で経験のあるスタッフさんが対応してくれるので、安心して預けられるでしょう。

THEケネルズ東京についてはこちらの記事もご覧ください。

最後に

今、歳をとった愛犬の介護ができなくなり、飼育放棄をしてしまう方が増えています。このようにペットブームの裏側には悲しい現実が隠れています。

家族の一員として私たちをいやし続けてくれた愛犬をそのように手放していいのでしょうか?

どうしても自分で介護ができなくなったときに、今回まとめたポイントをおさえた優良な老犬ホームを知っているととても安心ができます。

自分で愛犬の介護ができなくなったら、無理をせずに老犬ホームなどに相談をしてみる選択も、とても大切なのではないでしょうか。

只野 アキ

只野 アキ

殺処分をなくしたい!という思いでドッグトレーナーになりました。犬が大好きで暇さえあれば犬のことを考えています。CPDT-KAを取得。アニマルコミュニケーション、Tタッチなどを学んできました。ワンちゃんとの生活が豊かになる楽しい情報をお届けします。

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