こんにちは!ドッグスリング専門ブランドerva/エルバの黄瀬です。
連載2回目の今回は「ドッグスリングの使い方」について、
・ドッグスリングに入る愛犬の姿勢
・ドッグスリングの着用方法
・ドッグスリングが便利なシーン
上記3つに注目して解説いたします。
まだドッグスリングを使ったことがない方にもご参考になれば幸いです!
Hit the Road @岡山県総社市
ちょっと本題の前に近況を…
キャンピングカーで旅しながら暮らしている私、最近では岡山県総社市にある「鬼ノ城(きのじょう)」を訪れました。
この鬼ノ城、実は日本100名城のひとつなのですが、歴史書に一切の記録がない謎の城なのです。一説によると、桃太郎伝説の元になった「温羅(おんら)伝説」に出てくる鬼の居城と言われたりしています。
鬼ノ城は吉備高原の南端にある「鬼城山」の山頂に立つ古代の山城で、山全体が城というイメージ。まさに天然の要塞です。
幼い頃は「おままごと」よりも、新聞の折り込みチラシで作った刀で弟達と戦うことが好きだった私。昔から城が好きで、特に「山城」という響きにはロマンを感じます!
桃太郎といえば、お供のわんこ!鬼ノ城はわんこ同伴OKで、ウォーキングコースもあります。愛犬と一緒に桃太郎の冒険気分を味わえますよ♪
「Hit the Road」の旅の様子は
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ドッグスリングは「わんこ用の抱っこ紐」です
erva は「日本で唯一のドッグスリング専門店」と掲げています。今でこそ「ドッグスリング」というものが認知され始めていますが、私がervaを立ち上げた頃は未知の存在で「犬は歩かせるものでしょう!?」というご意見も少なくありませんでした。思えば、昔と今では愛犬への接し方や愛犬とのライフスタイルが変わってきたように感じます。
とはいえ、まだまだ「ドッグスリング」という名称は浸透しきっておらず、お客様に「わんこ用の抱っこ紐です」とお伝えすると理解してくださることも。まだドッグスリングを見たことがない方、実際に使ったことのない方にとっては、ドッグスリングに入る愛犬に負担が掛かるのでは?と不安な方もおられるかもしれません。
ドッグスリングに入る愛犬の姿勢
身体に負担のかかる姿勢を長時間続けると、愛犬の健康を損ねてしまう恐れがあります。ドッグスリングは「愛犬の入れ方」が重要なポイント!
私たちervaが作るドッグスリングにおいては、ドッグスリング内に入る愛犬の姿勢を4つ推奨しています。
1.基本姿勢は「おすわり」
基本のスタイルは、愛犬の下半身が「おすわり」になる姿勢です。おすわりの姿勢は犬にとって自然な姿勢なので、ドッグスリング内でもおすわりになるように愛犬を入れます。前足はドッグスリングから出ていても大丈夫ですが、スリング内に愛犬の肩〜肘までが入っていた方が安定し、愛犬が自分のラクな姿勢に調節することができるでしょう。
ポイントは、愛犬の背中(背骨)がアルファベットの「C」のようにカーブしているか、もしくは地面と平行に近い状態にすることです。背骨を地面に対して垂直に立ててしまうと愛犬の腰に大きな負担がかかるため注意してください。
ただし、胴長犬種はこの姿勢によって腰への負担が大きいため、次でご紹介する「伏せ」の姿勢を推奨しています。
2.胴長犬種は「伏せ」の姿勢で
ダックスフンドやコーギーなどの胴長犬種の場合は「伏せ」が基本姿勢となります。胴長犬種は腰への負担が特に心配なので、ぜひ愛犬の背骨が地面と平行になっているかをしっかり確認してドッグスリングを使用してください。
ervaのドッグスリングにおいては「ダックス抱き」に近い姿勢でもご着用いただけます。胴長犬種以外でも、腰に不安がある愛犬の場合も「伏せ」の姿勢で入れてあげると安心です。
3.「仰向け抱っこ」姿勢
日常的に慣れている愛犬の場合は「仰向け抱っこ」の姿勢で使用することも可能です。肩紐からスリング内が背もたれになることで愛犬が安定しやすいため、より着用者さまの両手が空きやすい姿勢です。
4.特別な事情での「縦抱き」
ervaでは愛犬への負担を軽減させるために、ドッグスリング内で「愛犬の背骨を地面と垂直に立てるのはNG」としています。しかし、愛犬の持病によって獣医師から「食後30分は縦抱きしてください」といった指示が出ている場合もあります。このように獣医師からの特別な指示がある愛犬に限り、愛犬の背骨が立つ「縦抱き」も可能です。ただし、常に縦抱きが必要な愛犬にはervaのドッグスリングを推奨しておりません。
上記4つの姿勢について、奈良県にある「新庄動物病院」のPennHIP※認定医である今本院長に、ドッグスリング内の姿勢が愛犬に負担がないことを確認しております。
※ちょっと小話…「PennHIP」とは?
「PennHIP(ペンヒップ)」とは犬の股関節形成不全を早期診断するための検査方法のことで、検査にはPennHIP認定獣医師のライセンスが必要です。従来犬の股関節形成不全は2歳以上にならないと診断できませんでしたが、PennHIP法を用いた検査によって生後16週齢から股関節形成不全にかかりやすいかどうかチェックすることが可能になりました。
話を戻しまして。
もし愛犬にドッグスリングが負担になってしまうのではと気になる方は、下記ページの写真を主治医に見せて相談してみてください。
ご購入前のお問い合わせも可能です!
私たちが実際にみなさんのお隣で使い方のアドバイスすることが叶いません。ervaのドッグスリングの使い方について不安なことがありましたら、ご購入の前でもぜひお問い合わせください。皆さんがドッグスリングを安心安全に使用できるようにサポートいたします!
ドッグスリングの着用方法
こちらでは、実際に愛犬をドッグスリングに入れて着用する方法を4つ解説いたします。着用される方も愛犬もまだ慣れていないときは慌ててしまいやすく、無理に行うと愛犬が驚いてしまう恐れがあります。着用される方も愛犬も、ぜひ丁寧に練習してみてください。
必ず室内で練習しておく
いきなり屋外で使用すると、愛犬の逃走事故に繋がったり愛犬が硬い地面に落下してしまったりする恐れがあります。初めてドッグスリングを使用する際には安全な室内で、柔らかい床面やソファーなどの上で練習をしてください。
1.使う方の着用方法
着用される方の身体に、斜めがけバッグのようにドッグスリングを着用します。このとき、シンプルスリングの場合は肩のステッチ部分が、多機能ドッグスリングの場合はバックル部分が肩の上部よりやや背中の方にくるように調節することがポイントです。
2.わんこを入れる方法
スリングの入れ口を広げ、愛犬を抱き上げます。使う方の肩の位置程度まで愛犬を持ち上げ、愛犬のお尻からスリング内へ入れていきます。
中型犬で体重があるわんこの場合は、着用者さまが抱っこで持ち上げるのが大変かもしれません。その場合は、後述する3の方法がおすすめです。 愛犬を肩まで抱き抱えて入れる方法に関しまして、下記のInstagramリールも併せてチェックしてみてください。
\中型犬のパパママ必見!/
多機能ドッグスリングの場合はスリング前面にファスナーがありますので、愛犬を抱き上げずに入れることができます。中型犬で大きなわんこや身体に負担をかけたくないわんこには多機能ドッグスリングがおすすめです。
多機能ドッグスリングに関しまして、下記のInstagramリールもぜひご覧ください。
\多機能ドッグスリング/
3.先にわんこをスリングに入れる方法
着用者さまの腰の高さ程度の台にドッグスリングを敷き、その上に愛犬を乗せます。スリング側面の生地で愛犬を包み込み、肩紐部分から着用者さまの頭〜腕をくぐらせて着用します。
多機能ドッグスリングの場合は肩紐部分にバックルがありますので、身体をくぐらせずに着用することも可能です。
4.椅子に座った状態で入れる方法
慣れていないうちは床や椅子に座った状態で行うと、万が一に愛犬が暴れてしまった際に落下の心配がなく安心です。まずは1のように使う方がドッグスリングを着用し、椅子に座ります。その後、着用者さまの膝の上でスリングの入れ口を広げます。この上に愛犬を乗せて、スリング側面の生地を上に引っ張りながら愛犬をスリングに入れていきます。
下記のInstagramリールも併せてチェックしてみてください。
\シンプルドッグスリング/
ご購入後のアフターサービス
「うまく装着できているか不安」
「サイズが合わなかった」
「愛犬に合わなかった」
「修理したい」
このような購入後のお悩みに寄り添うアフターサービス「抱っこの安心サポート」をご提供しています。
装着に関するご不安や、サイズが合っているか/愛犬に合っているかのご不安には、LINEのビデオ通話・メール・お電話などを用いて、お客様と愛犬ちゃんの姿を見ながらご回答させていただきます。交換・返品・修理に関しましても、規定に基づいてご対応いたします。
詳しくは下記のページをご覧ください。
「ドッグスリングがあってよかった!」と思うシーンは?
ドッグスリングは「おでかけ用」というイメージが強いのですが、実は日常生活の中でも結構使えるアイテムです。ドッグスリングは畳んでコンパクトに持ち運びやすいため、ペットバギーやキャリーバッグと比べて必要なタイミングで「ちょこっと使い」しやすい点が大きな特徴です。
こちらではervaのドッグスリングをご愛用中の方々にお聞きした「こんなときに便利だったよ!」というご意見をご紹介いたします。
おでかけ時の「ここぞ!」というタイミングで
観光地・商業施設・神社など「愛犬を抱っこした状態なら一緒に利用できる」という場所へ訪れる際、ドッグスリングを使うと愛犬の抱っこが快適になります。そのような本格的なおでかけ時に利用されている方が多いのではないでしょうか。
そのほかにも、下記のような「ここぞ」というタイミングでも便利でしたよ〜!というお声も少なくありません。
・人混みの中を歩くとき
・動物病院へ行くとき
・車までの移動に
常に抱っこではなく、人混みに入る時だけドッグスリングを使うという方もおられます。レジャーではありませんが、動物病院へ連れて行く際にドッグスリングが重宝しているというお声も。キャリーバッグだと暴れてしまうけれど、抱っこの状態だと安心して落ち着いていられる子も多いですよね。病院の待合室で他のわんこや愛犬家さんとの接触を避けたいけれど抱っこが難しい中型犬のわんこで、ペットバギーよりかさばらないドッグスリングで通院されているというお声もありました。さらに、車でのおでかけ時に愛犬を車内まで連れて行くためにドッグスリングを使っているというお声もありました。
また、日常のお散歩の際に活用されているという方もおられます。
・愛犬が歩きたくなくなったときに
・集合住宅の共有部分で
お散歩の途中で愛犬が歩きたくなくなってしまうと、愛犬家さんも困ってしまうかと思います。「もう、ゼッタイ、歩きません!」と固まってしまうわんこ、そんな姿もめちゃカワイイけれど、抱っこして帰るのはちょっと大変ですよね。お散歩にドッグスリングを持っていくと、いざ愛犬がイヤイヤになってしまった際にも抱っこが快適です。
集合住宅では「共有部分では愛犬を抱きかかえてください」というルールがあることも多いですよね。集合住宅にお住まいの方には、エントランスやエレベーターなどの共有部分でドッグスリングを使用するというお声もありました。
日常生活の中で
おでかけやお散歩時だけでなく、日常生活の中でご愛用されている方もおられます。
・家事や仕事で忙しいとき
・来客があるとき
愛犬家さんが家事や仕事で忙しくしているときに、愛犬に抱っこをせがまれて困ってしまったことはありませんか?ドッグスリングを使えば愛犬家さんの両手が空きますので、愛犬を抱っこしながら家事や仕事がしやすいです。私もよく、愛犬ムーを膝に乗せてPC作業をしたりオンラインミーティングをしたりしています。
そして、愛犬が来客時に吠えてしまうという場合。チャイムの音や知らない人の声に興奮してしまうわんこも少なくありません。そんなとき、抱っこすると愛犬が落ち着いて静かになるという場合があります。愛犬が吠えてしまいやすいタイミングでドッグスリングを使って抱っこしているという愛犬家さんの声もありました。
ervaのブログにて「犬はなぜ吠えるのか?」という根本的な解説とともに、ドッグトレーナーや愛犬家さんにお聞きした「愛犬の無駄吠え対処法」をご紹介しています。ぜひ下記のページもチェックしてみてください!
正しく使って日常がもっと快適に
今回はドッグスリングに入る愛犬の姿勢、ドッグスリングの着用方法、ドッグスリングが便利なシーンについてご紹介いたしました。
季節は春、お花見やおでかけが楽しいシーズンの到来です。現在キャンピングカーの旅をしている私も、日本各地の春を味わい尽くしたいと思います!
ドッグスリング専門ブランド erva / エルバ
お問合せ先:info@erva-dog.com / 050-3612-8477
Instagram:https://www.instagram.com/ervadog/
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