毎日愛犬に与えているペットフードは、どうやって保存していますか?ドライのドッグフードの場合、封を開けっ放しなんてことはありませんか?ドッグフードは空気に触れて酸化したりカビが生えるなど劣化が進んでいきます。ドッグフードや手作りごはんの正しい保存方法を紹介します。
ドックフードの取り扱いについて
新しいドッグフードを開封した後、日頃袋からどうやってフードを出していますか?フードの残りかすや水分は、微生物の格好の繁殖場所となります!そのままにしていると不衛生になってしまうので、フードをすくう計量カップやお皿などの器具類、食器は毎回きれいに洗いましょう。
そして、洗った器具類や食器は水分が残らないようにしっかり乾燥させ、清潔な場所に保管します。
食器の後片付けや食べ残しの片付けが済んだら、最後に石鹸で手を洗い、飼い主にとってもワンちゃんにとっても、衛生的な環境を保つよう心がけることが大切です。
ドライフードの正しい保存方法
ドッグフードは、できるだけ早い期間で使い切るように心がけることが大事です。
保管条件が悪いと、たとえ賞味期限内であっても品質が悪くなることがあります。
開封後は、袋の封をしっかり行い、直射日光が当たらない温度や湿度が低い場所で保存しましょう。
目安としては開封後1ヶ月以内に使い切るとドッグフードの質を保つことができます。
大袋だと安いからといって、購入後から食べ切るまでに時間がかかってしまったり、保存方法が悪いことは、金額的にはお得であっても、愛犬の健康のためにはならないことをしっかり確認しておきましょう!
ドッグフードのおすすめな保存方法
「ドッグフードを専用のフードストッカーに入れている」という飼い主さんも多いかもしれませんが、犬用のものでなくても人間用の食品を扱うことの容器で代用することができます。
できるだけお金をかけたくない!という場合は、100円均一ショップで販売されているタッパーや、ジッパー付きの袋などでも十分活用できます。
ドッグパッドスタッフのフードの保存方法
ちなみに、私の家ではキャバリアと暮らしていますが、5kgのドッグフードをまとめて購入しています。
5kgのままでは使いづらいしフードの劣化も進むので、フタ付きタッパーをフードストッカーとして1週間分ずつ移し替え、直射日光の当たらない取り出しやすく、犬がいたずらしない高い場所に置いて、食事の都度タッパーから出して与えています。
中型犬や大型犬、多頭飼いをしているご家庭では、一度にフードをまとめ買いすることも多いかと思われますので、密封できる容器に移し替えると安心して与えることができます。
最近が、真空ができる容器なども多くあるので、移し替えの作業の手間はかかりますが、ワンちゃんの健康を考えるとぜひ工夫してもらいたいポイントです。
フードを少量ずつに分けるメリット
ドッグフードを容器や小袋に少量ずつに分けるメリットとしては、
①あとどのくらい残っているかがすぐにわかる
ドッグフードの袋に入ったままの状態だと、フードの残りが少ない事に気がつかず慌てて購入しなければならないこともあるかと思います。
②ワンちゃんと一緒にお出かけ時に便利
お出かけをする際にサッと小分けした袋を必要な袋分だけを持って出発することができます。
③地震などいざという時、すぐに持ち出すことができる
大袋のまま使っていると、重い袋ごと持ち出すことは難しいです。防災の準備のひとつとしても、持ち出せる量を作っておくと安心です。
ドライフードの保存で注意したいポイント
ドライのドッグフードを長持ちさせるために冷蔵庫に入れるというのはNGの保存方法です。
ドライフードを冷蔵庫で保存して、フードを与える際に冷蔵庫から出し入れを行うと、フードの表面に結露を生じて水気を吸ったり、カビなどが発生する原因となります。カビが発生したり傷んだフードを食べた犬が下痢をすることがあるので必ず常温で保存しましょう。
犬の大きさにあったサイズの製品を選ぶことも鉄則です。
ドライフードは、比較的長期間保存できるメリットがあり、賞味期限も1年前後のものが多いですが、開封後は時間の経過とともに香りや食感が失われるだけでなく、フードの酸化や腐敗が進みやすくなります。
また、犬がいったん口をつけた食事は唾液などがついているため、有害な菌が繁殖することもあります。もし愛犬がごはんを残していたら、そのまま放置せずに片付けることが大事です。
手作りごはんや缶詰、ウェットフード、レトルトフードの保存方法
未開封の缶詰やウェットフード、レトルトフードもドライフードと同様、直射日光が当たらない温度変化の少ない場所で保存して、賞味期限内に使い切ることを心がけましょう。
開封後に、缶詰やレトルトフード、手作りフードが余ってしまった場合は、別の容器に移し替えて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
ウェットフードや手作りごはんの場合、出来るだけその日のうちに使い切ることを心がけましょう。もし、1日以上保管しなければならない場合は、冷凍保存を行うことをおすすめします。冷凍していると長く保存ができるので、与えるタイミングで解凍する方法もよいでしょう。
ウェットフードや手作りごはんを保存する際の注意点
缶詰やウェットフード、レトルトフード、手作りフードでは、開封後の酸化や腐敗、有害な菌の繁殖などといった品質の変化が、 ドライフードに比べてとても早いので、室内に出したままにしておくことは避けましょう。
目安としては、開封後は約20分以内に与え、食べきれずに残っていれば片付けるようにしましょう。
また、無添加フードや手作りごはんは、添加物が入っていないという安全面もありますが、食事が傷みやすいというデメリットもあるので、保存や管理方法をしっかり理解しておくことが大切です。
コメント