公開日
2022/12/18

真冬に換毛期がやってきた?犬の時期外れの換毛期について

さっきお部屋の掃除機をかけたのに、戻ってきたらまた犬の毛が!という経験はありませんか?
犬種によっては大きな悩みとなることもある犬の抜け毛問題。犬と暮らすなかでは犬の抜けは仕方のないことですよね。
近年、人の生活環境の変化や住宅環境などによって、犬の換毛期にズレが出ているコも多いようです。時期外れに起こる犬の換毛期についてお話しします。

犬の毛は「シングルコート」と「ダブルコート」の2つのタイプがある

犬の毛は「シングルコート」と「ダブルコート」の2つのタイプがある

犬の被毛は、犬種によってタイプが異なり、シングルコート(プードル、パピヨン、マルチーズなど)とダブルコート(柴犬、ゴールデンレトリーバー、シベリアンハスキーなど)の2つのタイプがあります。

ダブルコートの犬は、皮膚を守る上毛(オーバーコート)と保温性のある下毛(アンダーコート)を持っていて、寒さに強いです。また、ダブルコートの被毛を持つ犬には、定期的な換毛期があり、生え変わる季節になると多くの毛が抜け落ちる特徴があります。

ダブルコートの犬は年2回換毛期がやってくる

犬の換毛期は、季節の変わり目となる年に2回、春と秋に起こるのが一般的です。通気性の良い夏毛と保温性の高い冬毛に生え変わることで、暑さと寒さの気温差に対応するため、ダブルコートの犬は衣替えをしているイメージになりますね。

柴犬は時期外れの換毛期が起こりやすい?

柴犬は時期外れの換毛期が起こりやすい?

換毛期については近年、時期外れに起こる犬も多く、SNSではなぜか柴犬の時期外れの抜け毛について投稿している飼い主さんも多いようです。実際には、柴犬に限らず他の犬種でも換毛期にズレがある犬も多くみかけます。

日本の気候に適しているといわれている柴犬でさえ、換毛期に変化が起こっているということは、私たちの生活環境が変わってきているということがいえるのではないでしょうか。

犬の時期外れの換毛期が起こる理由

犬の時期外れの換毛期が起こる理由

換毛期の時期が変わる理由として、まず、私たちの住環境の変化が考えられます。

例えば、暑い季節のエアコンや寒い季節の暖房など温度調節設備の充実や建物の断熱効果などによって、犬が本来感じる季節の変化がない室内で過ごすことで、換毛の時期に影響が出ることが考えられます。

夏は日が長く、冬は日が短いのは普通のことですが、室内で日照時間を感じないことや暖冬などの異常気象も換毛期の変化に影響を与えるといわれています。

室内で暮らす犬は、1日の変化や季節の変化を感じることが少ないことや室内の照明によって夜間でも明るい部屋で過ごすことで、換毛のリズムに変化が出ることがあります。

他にも、日頃の手入れ不足も正常な換毛期のリズムを変える原因となる可能性があります。換毛期に限らず、日々のブラッシングは、ムダ毛の除去と皮膚の新陳代謝をよくする効果があるためしっかり行うことが大切です。

また、日本では温暖化や夏の暑さが長く続いたり、記録的な猛暑によって、以前より気温の変化が高くなっていることや、犬と暮らす家庭ではクーラーの使用が欠かせなかったり、寒い季節の室内の暖房機器の充実なども換毛期の時期の変化につながる可能性があります。

犬の換毛期と病気による脱毛を間違えないこと

犬の換毛期と病気による脱毛を間違えないこと

換毛期でない時期に毛が抜ける際には、それが時期外れの換毛期なのか、まずは慌てずに皮膚トラブルや脱毛でないかをチェックしてください。

脱毛は皮膚やホルモンの病気を抱えている可能性もあります。もし、皮膚病や脱毛を見つけたらそのままにせず、動物病院を受診しましょう。

もし、真冬に時期外れの換毛期がやってきたら、犬服を着せてあげることで寒さ対策はできます。

被毛のお手入れにブラッシングは欠かせません。抜け毛が多くなる時期だけでなく、日常のなかでブラッシングを行うことを習慣にしたいですね。